elken’s blog

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ネイマールはメッシがいる限りバロンドール取れない

ネイマールが時期バロンドール候補であることは間違いない。

しかしそのネイマールの前に立ちはだかる存在は同じバルセロナのメッシだ。おそらくネイマールが年齢的にもう少し先の全盛期の時にもメッシは普通に能力を維持しているはずだ。むしろネイマールのほうが先にメッシより衰えるかもしれない。

ブラジル人選手は全盛期が長く続かないことが多いことがその理由の一つだ。

ネイマールがもしそうなってメッシやロナウドが能力を維持し続ければ結局一度もバロンドールを獲得することがなく引退を迎える可能性すらある。

 

そのネイマールとメッシの決定的な違いはダイブするかしないかではないだろうか。もはやネイマールが演技でこけることは周知の事実であり派手に吹っ飛ぶ演技を楽しみにしている人すらいる。サッカーにおけるシミュレーションには様々な意見が存在するがやはり見ていていいものではないのも事実だ。もはや常にコロコロ転がってる印象がある。

メッシならそこを抜いていってシュートチャンスまで持っていくシーンでネイマールは安易にダイブしてしまう。そこを抜けていって一人で全部決めるくらいのことを全盛期のメッシはしていたのにネイマールは、スーパーゴールをして評価を上げるチャンスを自らこけることで捨ててしまっている。

メッシを超えるプレーをするチャンスなのに、とりあえずこけてファウルを貰う事に頼ってしまうため非常にもったない行為のように映る。紛れもなく才能は天才であり現代サッカー最強クラスのドリブルをすることができるがそれをダイビングで諦めてしまう。せっかく決定力と突破力があるのだからあともう少し進んでシュートを打てば点になっていたのにというシーンを何度も見てきた。

 

チャンスでただこけてPK獲ってメッシに蹴らせるだけの存在で終わるのかメッシが今までやってきたスーパープレーをやってメッシを超えてバロンドールを取るのか。

ネイマールのファンなら当然後者を望むしネイマール本人もメッシの陰、メッシの次の存在で終わるつもりはないだろう。

ネイマール

もしかしたらネイマールは今のスタイルでもその内バロンドールを獲れるかもしれない。

ただ仮にとれたとしても、それはメッシが30超えて衰えてからだしメッシならその年齢でも普通にトップレベルを維持している可能性がある。ひょっとしたら35歳超えたときもバロンドール候補の2位や3位に居座ってそうである。

そこで仮にバロンドールを取れたとしてもこう言われるだろう。

「メッシ、クリロナ時代の方が凄かった、今の争いは物足りない」

「全盛期のメッシがいたら取れてない」

「30超えたメッシにギリギリで勝つネイマール

「メッシに比べると大したことない」

 

それを言われないようにするためには、演技をする局面でこけずにスーパープレーをするしかない。しかしネイマールは自ら倒れることを率先して選ぶ。

そこでPKもらえてもその1点になるだけでしかなく演技を見破られて逆にカードもらうこともある。当然ながらそのPKを蹴るのはメッシでありメッシの評価がまた上がるだけだ。PKを獲ったプレーは結局脇役のプレーでありあまり評価されない。しっかりPKを決めきることは評価されるがPKを獲得したプレーはそれほど語られない。

もしネイマールサッカー史の残るレジェンドを目指すのならばやはりそこでしっかりと自分でゴールをする必要があるしネイマールなら間違いなくできる。

 

確かに一人ダイブをしまくってバロンドールとった選手はいる。

しかしブラジル代表の10番は彼を見習うべきではない。ブラジル代表の歴代レジェンドと比べて小物扱いされるのはやはりこういうダイブ癖があるからだ。サッカーというのはそういう視点で語られることもあるスポーツである。

 

更にダイブしまくってバロンドールを獲ったあのポルトガルはそれでも許されるくらいの尋常じゃない程の得点を重ねている。

ネイマールにそれができるならば良いがPKではメッシが蹴り続けるだろうしやはりそこは自分でスーパープレーを生み出すことにチャレンジするべきだと思う。

結局ダイブし続ける限りメッシという兄貴にPKあげるだけのいい弟で終わってしまう。ネイマールはメッシのいい弟で終わるのか、それとも、兄貴を超えて文句なしのバロンドールを獲得するのか。一人のネイマールファンとして後者になってほしいと思う。ただのメッシの弟としてバルセロナでのキャリアを全うするよりもメッシを超える存在になってほしいなぁとファンとしては思う。

 

かつてバルセロナにはロナウジーニョという10番を背負う選手がいた。しかしメッシはその時代を名実ともに終わらせた。もうバルセロナといえばメッシで、ロナウジーニョのことなんてもう完全に過去の話になった。

「そんな選手もいたなぁ」というぐらいメッシの時代になった。ロナウジーニョがあれだけ時代の寵児だったことが嘘のように感じるほどメッシは圧倒的な歴史を作った。

 

今の時代メッシとロナウジーニョを比べる人なんてほとんどいない。メッシはペレと比べられる存在にまで上り詰めた。バルセロナファンの間ではバルサ暗黒期を終わらせた英雄として語られるがそれ以外のファンはもはやロナウジーニョを忘れている。印象、実績、完全にメッシはロナウジーニョを超えた。

ブラジル人の王様の時代を終わらせたのがアルゼンチン人のリオネル・メッシだ。

では今度はアルゼンチン人の王様の時代をブラジル人が終わらせるストーリーをネイマールは始めるべきではないだろうか。そしてネイマールならばそれができるはずだ。