elken’s blog

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AK47とかいうロシアの象徴

ロシアの象徴的なイメージってAK47と言っても過言ではない。

カラシニコフ銃という言われ方をするし、ある意味ロシアが生んだ一番完成度の高い製品がAKシリーズ。

日本がトヨタSONYというイメージならばロシアはカラシニコフ。銃について知らない人でもカラシニコフはなんとなく聞いたことがあるというレベル。エミエムの歌詞にもAK47(エーケーフォーティーセブン)というフレーズが出てくる。

もはや一つの軍事用品を超えてアイコンになっている。

そもそもロシア自体が軍用品や軍事技術のイメージだし伝統的に非常に軍事を重要視している国。アメリカに比べると劣る部分はあるけどそれでも軍事に関しては本当に優れた技術を持っている。宇宙技術、軍事技術、重工業に関しては間違いなく先進国。

そういう意味で軍事オタクやミリオタにとっては非常に憧れの国だし、自分自身軍事や銃をきっかけにロシアに興味を持った。

買ったエアガンに入っていたカタログに「東側の傑作銃」みたいな説明が書いてあって、それでワクワクしたのが始まり。独特なデザインだしアメリカとは違うロシアという陣営や東側諸国で使われたことが非常に魅力的。

自分はこういう悪役陣営側の方が好きだから、こういう悪役っぽいAKに惹かれる。

もうイメージとして完全に悪役の銃になってるのがAK47やそのバリエーションシリーズ。

AK47

この銃は面白い話があって一部は朝鮮戦争でも既に使われていたという事。

軍事機密だから相手に見つからないように布で覆い隠して使っていたとも聞く。そしてその後公にソ連軍の装備として公表されていくわけだけど、ガチでAK47が最先端の兵器として使われてた時代ってワクワクするよなぁ。

まだ冷戦では拮抗していたし、ソ連が核実験を米国に続いて成功させたりスプートニクを打ち上げたりして冷静ンが本格的に始まる時代。そのころのソ連の技術者は本気でアメリカに対抗しようとしていた。今ではすっかりテロリストや紛争地域の安いものになったAK47だけどそうやって最先端のライフルとして採用されていた時代のAK47も個人的には惹かれる。

当時の銃器工場で最先端の技術で作られるAK47とかワクワクするし、その技術提供のために共産主義諸国に派遣されたソ連の技師などもワクワクする。北ベトナムなどにも提供されるし、ルーマニアなどにも提供された。その時代の工場とかその時代に行って見学して見たい。社会主義諸国の労働の実態がどうだったのかとか面白そうだし当然AK47を作る労働者もいた。

そして今度はそのAK47もAKMやAK74、AK100シリーズなどに改良されていく。その研究や設計などのシーンも想像するとワクワクする。ソ連の軍事研究ってどんな光景だったのか当時にタイムスリップして見れるならぜひ見てみたい。

そのAKシリーズといえば非常にバリエーションが豊富でもはやライセンス滅茶苦茶で様々な国で製造されているし個人カスタムなども含めれば膨大な数になる。中国軍が製造したものや北朝鮮軍やユーゴスラビア軍が製造したものでは微妙に仕様が違っていてライフリングの数が違っていたり紋章が刻まれていたりすることもある。

その中でも個人的にはAKバリエーションの中でAK74かAK103が好き。

AK103はストックやグリップがブラックで現代型という感じがするしAK103は近代化されている感じがかっこいい。AK74は木製ストックとオレンジ色のマガジンがかっこよく冷戦真っ只中の感じがして風情がある。

あとはバリエーションでいえば軽機関銃仕様にしたRPKや、ユーゴスラビア軍が狙撃用にカスタムしたツァスタバM76などもAKの派生型としてかっこいいし、西側やPMCがカスタムした西側風のAKシリーズもなかなか独特なデザインをしていて魅力がある。

恐らくこれからもAKシリーズは使われ続けるだろうし、これからも様々なカスタムバリエーションが出てくるに違いない。どんな銃が登場するのか銃マニアとしては注目せずにはいられない。