ハメス・ロドリゲス(25)さんの出場機会がなかなか増えていかない。ジダン監督に評価されずレアル・マドリードでは途中出場ややベンチが定位置になっており白い巨人の選手層を考えるとそこにレギュラーポジションが保障されているとは言えない状況になっている。一時はレアル・マドリードでのやり直しを決意し再起を誓っているかのように見えたがまだ大きな変化は現れずやはりもう一度移籍へと思いが傾いている。
そんな中かつての教え子ハメス・ロドリゲスに手を差し伸べようとする男が現れた。
カルロ・アンチェロッティ、かつてレアル・マドリード時代にハメス・ロドリゲスと共闘した監督だ。
スペインマドリードに本拠を置くマルカによると「信じられない才能がある」とハメスを評価する監督が自分のチーム、すなわちバイエルン・ミュンヘンにハメス・ロドリゲスを招き入れようとしているらしい。
個人的にはブンデスリーガにハメス・ロドリゲスが行った場合間違いなくその才能を完全に発揮するだろうというイメージを容易に描くことができる。ただでさえ大正義バイエルン・ミュンヘンが強い中でブンデスリーガのプレースタイルとなると更にハメス・ロドリゲスはフィットする。デ・ブライネやエジルが頭角を現したリーグでもあるし、ハメス・ロドリゲスがブンデスリーガに言った場合無双する可能性は大いにある。
そもそも自分はハメス・ロドリゲスの才能に惚れ込んでいてワールドカップの日本VSコロンビア戦でもその才能を見せつけられたし、その後のレアル・マドリードでの試合を見ていてもやっぱり出ると凄いゴールを決めるしアイデアで違いをもたらす選手であることは間違いないと思っている。
決めるゴールの多くがゴラッソであり、アイデアや工夫、創造性にあふれた現代型ファンタジスタがハメス・ロドリゲスになる。左足のテクニックは天下一品でこういうトップ下の選手が現代サッカーにいること自体非常に貴重。
こういう生粋のファンタジスタのプレーをもっと見る機会が現代サッカーには与えられるべきだ。
更にハメス・ロドリゲスがレアル・マドリードから移籍した場合に良いこともある。それはイスコが移籍をしなくて済む可能性があるという事だ。ジダンとしてはハメスに気を使う部分もあるような気がするし、ハメスが移籍すれば思う存分イスコの事だけを気遣える。次のマドリーの10番はイスコでもいいかもしれない。地元スペイン人が10番を背負うというのはマドリディスタにとって誇らしい事だろうしイスコにはその才能がある。
最近ではイスコすら移籍志願中という報道もあるし、それはかなりもったいないしあってはいけない事。一回余剰戦力を整理して、それぞれの才能が無駄にならない状況を作るべきかもしれない。
ただバイエルン・ミュンヘンのほうにはたしてハメス・ロドリゲスのポジションがあるのだろうかというのもある。チアゴ・アルカンタラがバルサに復帰する可能性もなくはないし、共存することも可能。そもそもチアゴ・アルカンタラがフル稼働できるかという保証もない。
ブンデスリーガの国内戦を考えるならばちょうどシャビ・アロンソも引退するし、ビダルアンカーにしてインテリオールでチアゴ・アルカンタラとハメス・ロドリゲスを並べる夢の攻撃的布陣も可能になる。ブンデスリーガを考えるならばこれくらい攻撃的なことができるし、UCLはまた別の戦い方もできる。
チアゴとハメスが組めばこれ以上ない華麗な中盤になるし、やってるサッカー自体はかなり面白くなりそうだ。ファンタジスタ2人が並ぶサッカーは魅力。そしてそれをカバーするのがビダルとなればテクニカルでアイデアのある中盤になることは間違いない。
かつてアンチェロッティはディ・マリアをインテリオールに下げて覚醒させた実績がある。その結果ラ・デシマを達成してディ・マリアは欧州ベストイレブンに選ばれるまで覚醒した。そういうマネジメントがアンチェロッティは上手いし、そういうビジョンがあって獲得をしようとしている側面はあるかもしれない。
中間管理職として多方面からの無茶な要求を上手く回すことが抜群に上手いのがアンチェロッティだと言える。
アンチェロッティ「最後まで希望を捨てちゃいかん。諦めたらそこで試合終了だよ」
ハメス・ロドリゲス「アンチェロッティ先生、サッカーがしたいです・・・!」
一切スラムダンクの内容知らないし多分この流れじゃないけど名言組み合わせるならばアンチェロッティとハメスが似合う。
ハメスのほうもアンチェロッティをリスペクトしているし、アンチェロッティもハメスを評価している。このタッグがもしかしたらブンデスリーガで見られるかもしれない。