elken’s blog

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ついにチャンピオンズリーグベスト8が出揃ったわけだが

マンチェスターシティ対ASモナコアトレティコ・マドリードレバークーゼン戦が終了しこれで完全にUEFAチャンピオンズリーグベスト8が出揃った。そして本日のその2試合でもまた1つサプライズが起きた。

フランスリーグ所属のASモナコマンチェスター・シティに3-1で勝利し、アウェーゴール差でベスト16へ勝ち進んだ。

ここにきて自分は既に勝敗予想を外しまくっている。

優勝予想記事を前回書いたときの予想と見比べるとこの世界に順当という言葉が存在しないことが改めてわかる。

 

1:バルセロナVSパリマンンジェルマン

この予想を書いた時点ではすでに一回戦が終了しており4-0でPSGがリードしていた。しかし周知のとおり奇跡の逆転劇が起こり、二回戦6-1で勝利したバルセロナがベスト8進出を果たす。自分はバルセロナ応援で勝ってほしいとは思っていたが、完全に諦めておりパリサンジェルマンが突破すると予想していた。これまでにおける最大のサプライズであり、CLの歴史に残るカンプ・ノウの奇跡

 

2:セビージャVSレスターシティ

これも完全に予想を裏切られた結果になった。元々今シーズンのセビージャが快進撃を続けていて、レスターシティは昨シーズンが嘘のように不調に陥っていた。これも順当に考えればセビージャ突破予想だったがそうはいかないのがサッカーの世界。

また一時批判されていたラニエリ解任が実は好采配でレスターは監督交代によって復活を遂げたのもサプライズ。せめてチャンピオンズリーグの結果を見てから解任を決めるべきと言われていたが、早い段階で交代したことが功を奏した結果に。ラニエリで続けていたらセビージャが勝ち進んでいた可能性は高い。

 

3:ASモナコVSマンチェスターシティ

自分は毎シーズンマンチェスターシティを過大評価している。現実としてはASモナコに倒される存在でしかなかった。そういえば同じプレミアリーグアーセナルも2シーズンぐらい前にASモナコに夢を断たれている。

今までは組み合わせが最悪だったけど今回モナコだから楽勝だろ→モナコにやられる、このパターンをシティは踏襲してしまった。アーセナル先輩リスペクトの芸風は素晴らしい。

そしてグアルディオラは結局バルサ専門監督だったとまたも批判を浴びている。

やはりベイルのいうようにプレミアリーグは構造的にUCLに向かないのだろうか。

ところでチャンピオンズリーグといえばモウリーニョがいるが、ユナイテッドがCL出場圏内に入れそうにないため来シーズンもまたモウリーニョを見ることができそうにない。そもそもモウリーニョはもう劣化して現代サッカーについていけない監督説もあるので出ない方が幸せなのかもしれない。

ジャッケ・レマン UEFA チャンピオンズリーグ オフィシャルウォッチ

 

逆に自分がサプライズを予想していたベンフィカVSドルトムントポルトVSユベントスは普通に順当勝ちだった。ポルトガルサッカーは底力あるんじゃないかと思っていたら、そんなことはなく順当にドルトムントユベントスが勝ちあがった。

サプライズ予想をしてた組み合わせで順当勝ちになり、順当勝ち予想の組み合わせでサプライズがおこる、これもサッカーを見ていてよくある現象。

こういうサプライズや予想が外れることもサッカーの面白さ。サプライズを見るためにサッカーを見ている。おこらないだろうなというときにおこるからサプライズともいえる。こうやって予想を裏切られるから楽しい。

 

そして勝ち残ったベスト8がいよいよ決まった。もうすぐ組み合わせ抽選も行われるしどうなるかが非常に楽しみなこれからの展開

バルセロナ

レアル・マドリード

アトレティコ・マドリード

バイエルン・ミュンヘン

ドルトムント

ASモナコ

レスター・シティ

ユベントス

こうして見てみると改めてレスターシティの異質さがわかる。ただプレミアリーグ王者だと考えれば妥当な勝ち上がりともいえる。セリエAで唯一欧州に通用しているのがユベントスで、プレミアリーグで唯一欧州で通用しているのがレスター。どちらもリーグ王者である。

 

そして面白いのがWシンジこと香川真司岡崎慎司という2人の日本人選手が勝ち残っていること。正直自分はこの2人はもうこの大会の主役ではないと思っていた。レスターも岡崎も参加していたの?というぐらいの印象だったし、香川も最近復活するまでは微妙だった。

ベスト8に2人日本人選手がいるというのは地味に凄いことで、そもそもこの大会におけるたった2人のアジア人選手ともいえる。あまり日本のメディアはこの大会のことを報道していないけど香川と岡崎がベスト8に価値に残ったのだからもう少し報道が増えてもいいんじゃないかなとも思う。ただこれだけ報道されない中で、それなりに日本でも盛り上がってるし根強いサッカーファンはやっぱりいるんだなということも感じた2017年のチャンピオンズリーグ

 

そしてここからさらにベスト4、そして優勝チームを予想するならばいつもの3クラブはほぼ確定。バルサ、レアル、バイエルンはベスト4に特等席がある。ただ組み合わせで食い合う事があれば今までにない大会のサプライズが期待できるかもしれない。

特にスペイン勢同士であたれば近年のスペインによる優勝チーム独占状態も変化が訪れるかもしれない。個人的にはスペインリーグ推しだから決勝スペイン同士でいいという思いもあるけど、ちょっとスペインばかりは飽きてきた感もある。

 

御三家の内2クラブ残って、あと2クラブは全然違うチームになれば大会とは面白い。こんなことをいうとまたはずしてしまうけどレスターとモナコのどちらかがベスト4に残れば面白い。岡崎がベスト4決める試合でゴールをすれば世界中で「あの東洋人は何なんだ?」「そういえばレスターでバイシクルシュートを決めた奴じゃないか」と話題になる。このラウンドでゴールを決めた日本人選手は確かいないはずだからそれを期待したい部分もある。

そしてユヴェントスはかなり成熟してきてる。久しぶりにセリエAビッグイヤーが渡ることは欧州やイタリアのサッカーの盛り上がりの為にも良いことかもしれない。

スペイン人ほどのサッカー好きになると国際タイトル関係なく自国の盛り上がりだけでサッカーを楽しむことができるし、それぐらいサッカーが根付きまくってる国がスペイン。それに近年代表も含めて国際タイトル飽和状態にもなってる。

ここでしばらくビッグイヤーの無いセリエAに栄光が渡るのも面白いに違いない。モウリーニョインテルの時が最後で、それ以降セリエAは欧州の舞台で優勝できていない。

ただ個人的な優勝予想はやはりバイエルン・ミュンヘン、希望はバルセロナ

バイエルンは安定した強さがあるのと、アンチェロッティになってCLに強い監督が来たというのは大きい。そしてグアルディオラ時代のポゼッションサッカーは強豪相手に通用しないデメリットがあった。ハイレベルなチームにブロックを作られるとそこから崩せなかったのが弱点。アンチェロッティはそういうこだわりがないからオーソドックスな戦い方をするはず。そうすればレアル・マドリードバルセロナとも互角に戦えるに違いない。

という事で改めてバイエルン優勝予想をしておきたいし、その考えに変化はない。いよいよ8チームに絞られて本格化してきたUEFAチャンピオンズリーグ、熱戦はまだこれからも続く。

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