例の手越祐也に関する一連の騒動が非常に大事(おおごと)になっている。
最初はよくあるジャニーズファン内で話題にされるだけのスキャンダル騒動だと思っていたら、いつの間にか世間を巻き込む騒動へと発展し手越祐也がレギュラー出演するイッテQのスポンサーへの抗議も増えている事態になっている。
これまでの経緯を簡単にまとめると以下のような流れになる。
1:手越祐也がコネでチケットを身内に渡していたことが発覚
2:ジャニーズファン「手越最低、見損なった。」
3:あれ、手越と映ってるこの人ヤバイ奴じゃね?→ガチでヤバイ奴だと発覚
4:アイドルファン「よっしゃ、今が宿敵手越を叩くチャンスや!」→スポンサーに電凸
5:手越祐也、イッテQ!降板の危機へ
最初あくまでジャニーズを裏切ったという話に過ぎず手越にはよくある騒動だと思っていたら、いつの間にか「黒い人脈」が発覚し騒動の規模が拡大する事態に発展している。
手越祐也自体はその事件には関わっていないが「ヤバイ奴の友達」となるとどうしても世間の心象は悪くなる。最近世の中は昔に比べてより一層「健全さ」を求める傾向があり、テレビ番組のスポンサーも自社が出資しているテレビ番組のイメージには敏感になっている。
「スポンサーへのクレーム」が有効な手段だということを覚えた視聴者はこの手法を多用するようになり、少し悪い物がものすごく悪い事のように扱われる時代になっている。
あくまで「ヤバイ奴の友達」にすぎない手越祐也が、「ヤバイ奴とヤバいことをやってる」というような目で見られてしまっているのが現実だ。ファンの人ならば実際の手越は最低限の分別がつくメンバーだという事は知っているが、世間の印象はそう簡単にははいかない。
※後に一切関係なかったと発覚し、手越祐也も無事生き残る
また「世界の果てまでイッテQ!」というテレビ番組は子供も見ている番組であり、家族で見ている視聴者はこういった問題に敏感になりやすい。アイドルファンに加えて主婦層もこういった抗議活動に加わる可能性があるだろう。
イッテQ!という番組自体今では数少ない高視聴率番組になっており、スポンサーとしても重視している番組である。実際主婦層の目の敵にされたベッキーは未だに復帰できておらず「家族で子供と一緒に見ることができる健全な番組」としての側面が求められている。
ジャニー社長「ユー、なんてことしてくれたの!これじゃ内の事務所のイメージも悪くなるyo!」
手越「すいません・・・」
ジャニー社長「もういいyo! さすがに今度ばかりは事務所の力でも難しいから新しいメンバーをイッテQにはいれるyo!」
伊野尾慧「ここは俺でしょ」
まず第一候補は伊野尾慧だろう。「手越の後釜」と言われて真っ先に浮かんだのは伊野尾慧だ。最近事務所が推しているメンバーでもあり若くて知名度がありバラエティ的な面白さもあるメンバーとして重宝されていることは間違いない。
しかし致命的な欠点がある。それは絶望的に運動神経が悪い事であり、手越祐也がやっていたような役割を務めることは難しいかもしれない。
実際イッテQにおける手越は「これぞジャニーズ」という程華麗に難しいことを成功させる役割があり、非常に過酷なロケも行っていた。高い運動能力やどんなロケも「NGなし」でこなせるポテンシャルが必要となる。
宮川大輔「アカーン!伊野尾君じゃお祭りは盛り上がりませんな」
内村光良「Hey! Say! JUMPなら俺と映画撮った知念侑李がいいかな。あの子運動神経もいいし」
ジャンプなら知念が知名度も世間の印象も悪くなく、運動神経においては非常にレベルが高い。問題はバラエティでの面白さやどれだけNG無しでやれるかになってくる。
松島聡「はい!ここは僕にやらせてください。僕、NG無しなんですよ。出川さんにも憧れていて出川さんと共演できるなら何でもやります!」
出川哲朗「君、俺に憧れてるの?笑」
デヴィ夫人「あら、なかなか優しそうな子じゃない」
Sexy Zoneの松島聡は出川への憧れとNG無しを公言しており、バラエティは全力でこなすガッツがある。またSexy Zoneで唯一バク転ができるほど運動神経も高く手越的要素を兼ね備えている。
唯一の弱点は知名度だが、手越祐也も元々知名度の高い人気メンバーとして出発したわけではなくこの番組で成長した立場でもある。
手越と異なる部分はポンコツキャラであるということであり、イッテQならばまさに出川やロッチ中岡に近いタイプと言えるかもしれない。
今の所自分が後継者として思いつくメンバーはそれほどおらず、やはり手越祐也は有能であり特異なキャラだったと気付かされる。どんなロケも果敢に行い、ジャニーズらしさも兼ね備えており、なおかつ高い運動神経を発揮すしハイテンションでバラエティ番組を盛り上げられるメンバーはそう簡単には見つからない。「手越」という独自のポジションを築き上げた彼の偉大さに今更気づかされる。
個人的にはもちろん続投に賛成であり、前述のように手越自体が何か悪いことをしたわけではない。これが手越が例の事件に関わっていたならばそれは反対だが、手越自体に何か問題があるわけではない。
最近テレビ業界が健全さを求められすぎるあまり、何か面白さを失っているように思うのは自分だけだろうか。健全さでがんじがらめにしてしまえば世の中何もできなくなってしまい、何も新しい物や面白い物が生まれてこなくなるのではと思わずにはいられない。
手越祐也「もしもし、夜分遅くにすいません・・・あの手越です。こういう時どうすればいいんですかね?」
ベッキー「それ私に聞く?先輩として言わせてもらうけど、時間かかるよ、うん。」
手越祐也「僕らでなんかコンビとして復帰できませんかね・・・」
ベッキー「難しいんじゃないかなぁ、テゴマスならぬテゴベキで行く?」
手越祐也「それいいっすね!OK~!それで行きましょう!ナイスゥ~!」
ベッキー「切り替え早すぎ!」
手越祐也「そんなんじゃなきゃ芸能界やってられないっすよ!」
※全てフィクションです
かなり大事になってしまった今回の騒動だが、何らかの良い着地点を見つけてほしいように思う。