今季のモウリーニョとマンU、ガチで行けそう
マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したポルトガルの名将ジョゼ・モウリーニョは自身が最も得意とする2季目を迎えている。
もはや「2年目のモウリーニョ」というのは代名詞にすらなっておりスペシャルワンと自称する勝負師はチームを率いて翌年に結果を出すことが多い。
なお3年目に崩壊しチームを去っていくまでがテンプレの模様
そんなジョゼ・モウリーニョだがやはりマンチェスター・ユナイテッド2年目は好発進をしてスタートダッシュには成功している。開幕戦から無失点で3連勝というのは非常に良い数字だと言える。
一度は終わった監督だと揶揄されていたが、再びプレミアの舞台に舞い戻り実績を残すことができれば評価は一変するだろう。
昨日と今日では評価が一変するのがこのスポーツの世界でもある。
いわばマンチェスター・ユナイテッドという停滞のサイクルに突入したマンチェスター・ユナイテッドと、その戦術が通用しなくなったと見られているジョゼ・モウリーニョは似た者同士の組み合わせがであったと言える。
「モウリーニョもユナイテッドもこんなはずではない」という見方は強く、両者の再生に期待されていた。更にズラタン・イブラヒモビッチという"優勝請負人"が今季も合流したことで今季2017-2018シーズンは優勝もあり得るのではないかとの見方がされている。
クロップ、コンテ、グアルディオラ、ポチェッティーノという名称がひしめくプレミアリーグにおいてモウリーニョがどこまで食らいつけるかという名将レースには期待がかかる。
アーセン・ベンゲル「誰か忘れてませんかねぇ・・・」
今季のマンチェスター・ユナイテッドはチームとして盤石であり、失点が少ないというモウリーニョらしいチームが仕上がろうとしている。もちろんまだ開幕から3試合しかしておらず、具体名を出すことは避けたいが序盤快進撃を遂げたものの徐々に失速していき見る影もなくなった赤いチームは日本のJリーグにも存在する。
久しぶりに赤い悪魔が戻ってくるのか、それとも負のサイクルから抜け出すことができないのか、イブラヒモビッチの優勝力は本物なのか、今季のEPLはいずれにせよユナイテッドが話題をさらう事になるだろう。
自分自身特別マンチェスター・ユナイテッドに思い入れがあるというわけではないのだが、モウリーニョとイブラヒモビッチについては敬愛しており「2年目のスペシャルワン」×「優勝請負人」の組み合わせは決まったときから期待していた。
イブラヒモビッチがアディダス社のフライング発表通り2年目もプレミアリーグで奮戦することを選んだというのは「ズラタンマニア」として朗報であり、スペシャルワンことジョゼ・モウリーニョの神通力にも期待したい。
更に今季はUEFAチャンピオンズリーグへの参戦もあるため、EPLとUCLの二冠も決して否定はできない。
モウリーニョとイブラヒモビッチは師弟関係でもあり、もう一度一花咲かせたいという思惑もあるだろう。その奇跡をもう一度見てみたいという思いは自分自身強く、今季が本番だとも思っている。
アレックス・ファーガソンの勇退以降、低迷期に陥っているユナイテッドを指揮官としてモウリーニョは浮上させられるか、そしてビッグイヤーという一度も恵まれたことが無いタイトルを最後イブラは獲得して終えられるか、モチベーションは既に出揃っており誰もが期待せずにはいられない。
マンチェスター・ユナイテッドが現在の連勝街道に躓き始めたころに、イブラヒモビッチが復帰して優勝争いに復活するという神がかり的な展開も起きるかもしれない。
更に現在のユナイテッドは非常にフィジカル面でタフな選手が揃っており、現代サッカーのトレンドを変える可能性も存在する。
ポール・ポグバは言うまでも無く身体能力が高くインテンシティの強さに加えて、トップスピードにおいて絶大な能力を兼ね備えており、さらにテクニカルな部分まで両立している。昨シーズンは移籍金に見合った活躍ではないと批判されるシーンもあったが、相手陣内におけるパス成功率では高い記録を残している。
また同様にブレイクを果たすことができなかったヘンリク・ムヒタリアンについても既にアシストを量産しておりプレミアリーグへの適応を果たしつつある。
モウリーニョ、ポグバ、ムヒタリアン、そしてイブラヒモビッチ、"2年目軍団"が率いる赤い悪魔の躍進に今季は誰もが注目せずにはいられないだろう。