elken’s blog

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急募:日本代表がレヴァンドフスキさんを止める方法

ロシアで開催されるワールドカップの組み合わせ抽選の結果、日本代表が対戦する相手が決まり対戦国の分析が進んでいる。

日本代表が最も警戒するべき相手は欧州予選を勝ち上がりポッド1として日本と同居するポーランド代表だろう。

南米のコロンビアは厳しい、アフリカのセネガルもコートジボワールの事があったので警戒する必要があることはわかっている。

 

しかしポーランドは一昔前まで欧州の中堅国だったこともあり、どこか日本代表ならば勝てるという油断が生じている可能性がある。

日本代表は欧州相手に善戦できるという風潮があり、そては確かに事実ではある。

自分自身の考えとしても正直なところ「ポッド1でポーランドが来たのは他の欧州強豪国を引くよりもラッキー」と思ったことは否定できない。

 

そんなポーランドのエースと言えばやはりロベルト・レヴァンドフスキだ。

ポーランドの歴史において音楽家のショパンの次に有名な存在だと言っても過言ではないだろう。

 

そしてレヴァンドフスキは決してショパンのような華麗な作曲家ではない、彼が生み出すのは無慈悲なまでの「ゴール」という結果だ。

ショパンは美しい旋律を奏でるが、レヴァンドフスキはまるで全てを破壊しつくすかのようにゴールを量産する。ショパンの名曲『革命』の言葉とそのダイナミックな音色をあらわすかのようにこのバイエルン・ミュンヘンを牽引するセンターフォワードはストライカーの歴史に革命を起こしている。

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この冷徹極まりない無慈悲なゴールハンターのプレーを見て改めて感じることがある、彼のゴールパターンは実に多彩であるという事だ。これだけ対策すれば封じることができるという程わかりやすいスタイルが存在しない。

想定外の方法でゴールを決めてくることがあるので対応するディフェンダーにはあらゆるプレーを止めるクオリティが求められる。

 

例えば同じバイエルン・ミュンヘンのアリエン・ロッベンならば大体右サイドからカットインを仕掛けてくるというイメージを持つ事ができる。

トマス・ミュラーもエリア内では確かにストライカーとして優れているが個人で打開する能力はワールドクラスの選手を比較した場合それほど高くない。

 

レヴァンドフスキの場合この2つの能力を兼ね備えている。

彼を目標として掲げる日本代表の大迫勇也は「あらゆるパターンで点が取れる」と評しているが、個人の打開力に加えてチーム合わせる能力も高い。

お膳立てを確実に仕留めるだけでなくポストプレーでチームメイトの活躍を促すことも可能としている。

 

更に特筆するべきなのはそのゴールラッシュの継続能力にある。

レヴァンドフスキが世界的なストライカーとして台頭して以降、ほとんどゴールから見離された時期というのを経験していない。どのような選手もいわゆる"ケチャップ"が詰まる時期が存在しゴールから遠ざかる時期があるが、レヴァンドフスキに関しては深刻なノーゴール期間が話題になったことが殆ど存在しない。

バイエルン・ミュンヘンが試合に負けることを期待して見たことがある人ならば経験したことがあるだろう、「どれだけ期待しても結局レヴァンドフスキが決めてくる」ということを。

レヴァンドフスキ

つまり日本代表戦の時だけ都合よく不調に陥ってくれることを期待してよい選手ではないのだ。

日本戦でも間違いなく活躍するという前提で対策を考えたほうが良いことは間違いない。どれだけ偉大な選手であってもゴールを決めれない試合がある、しかしレヴァンドフスキに関してはその姿がイメージできない。

機械のように冷徹に淡々とゴールを重ねていく安定した得点能力がある。

更に日本代表は有名選手がきっちり活躍するという傾向があり、これまでのワールドカップを思い返してみても名の知れた選手がしっかりとゴールを決めている。

このワールドクラスのストライカーが猛威を振るう事は想像に難くない。

 

レヴァンドフスキと言えばこれまでに数々の伝説を作り上げている。

・レアル・マドリード相手に一試合で4ゴール

・9分で5ゴールを決めギネス世界記録を樹立

・欧州予選で16ゴールを決め世界最多記録を更新

 

レアル・マドリードに4ゴールを一試合で決め、10分以内に5ゴールを決める選手を日本代表のディフェンダー陣とキーパーで止める事は現実的に考えて不可能に近い。

そもそも止める方法が確立しているならば今ごろレヴァンドフスキはノーゴールに悩まされているだろう、しかし彼は相変わらずゴールを決め欧州予選で16ゴールを決めるという前人未到の記録を打ち立てた。

ここは止める方法というよりも、日本代表が彼らの得点を上回るという事を目指す他ないのではないか。

必要以上に悲観的になる必要はないが、ポーランド相手に失点するという前提で試合運びを計画する必要がありそうだ。