韓国の音楽シーンを見ていて日本との違いに気付くのは、曲をカバーする機会の多さを見たときにある。
音楽番組などの時グループ間で曲をアレンジしてカバーし合うことが多く、好きなグループ経由で韓国の名曲を知ることが多い。
もちろん日本でもそういった文化は盛んでカバーアレンジは音楽ファンの楽しみでもある。ただ日本以上に女性グループが男性グループの曲を音楽番組でカバーすることやその逆も多いのは驚いた事の一つかもしれない。
そもそも少女時代の「少女時代」という初期の曲もイ・スンチョルという歌手のカバー曲なので、アイドルはカバー曲から有名になっていくケースが多い。
そのK-POPの世界でも特に絶大な影響力を今も誇っているのがWonder Girlsである。
今の韓国ガールズグループの潮流を作り出した4人組の伝説的グループであり、少女時代も登場し始めのころはWonder Girlsと比較されていたと聞く。
そして今もワンガの影響力は大きく、「So Hot」と「Nobody」は頻出の曲となっている。
この2つの曲は事務所問わず大抵のガールズグループがカバーして披露していると言っても過言ではない。
それぐらい韓国でWonder Girlsの影響力大きかったんだなと少女時代、TWICEやBLACKPINKを通じて知ることが多い。
そんなWonder Girlsの「So Hot」をTWICEが音楽番組で披露したときのアレンジが個人的に凄く気に入っていて、この絶妙な怪しさが本当にかっこいい。
アジアの夜のようなどこか怪しげな雰囲気を感じさせる曲調、そして何よりもステージの色彩、更に衣装に中々日本では見かけないようなド派手な刺激がある。
これは何度も見ているぐらいに気に入っていて、このステージきっかけでSo Hotが好きになったと言っても過言ではない。
特に気に入っているのが大阪人や関西人でもビビるような色遣いのセンスの衣装にある。
韓国と言えば街中の看板は所狭しとド派手な色合いで飾られている印象があるが、まさにそんな韓国的センスが発揮されている。
大阪のおばちゃんの代名詞と言えば「ヒョウ柄」のようなアニマル柄だけれども、そんなアニマル柄好きにはたまらない衣装が使われている。
青とピンクのヒョウ柄、グリーンの虎柄、こんな服は大阪の商店街を探し回っても中々売っていないのではないか笑
大阪のおばちゃんというのは以前ほど豹柄を着なくなり実は埼玉県にヒョウ柄シェア率1位の座を奪われているているらしい。
和歌山県か愛媛県のどちらが真の「みかん県」なのかというようなシビアな対決を続けているが、そんな大阪や埼玉のおばちゃんが見たらこの衣装は抜群にウケること間違いなしだ。
個人的にアニマル柄衣装は可愛いと思うのでもっと若い子が着てもいいんじゃないかなとは思うし、大阪のおばちゃんもやっぱり派手な服着てないと寂しいよなぁとは思う。
というかそもそもこの曲中に大阪人が1人いる、そうサナだ。
むしろサナは堂々と大阪的センスの衣装を着れて嬉しいんじゃないかというぐらいにヒョウ柄似あっている。大阪のおばちゃんも若いころはこんな感じだった可能性が存在する!?
サナはさりげないところで大阪的センスが出てる時が結構多いのが面白い笑
このTWICE版のSo Hotも典型だけれども、こういうギラギラしたドきつい色彩センス、決して嫌いじゃない。ネオンサインのような雰囲気があるし、アジアの情熱のようなパワーがある、そして何よりセクシーに見える。
TWICEも日本向けに楽曲を披露する時は清純っぽくアレンジされているけれども、TWICEはこういうド派手な色彩センスでも勝負できるグループでもある。
国によって魅せ方が違うというのは面白く、韓国ローカルでのみ披露するTWICEの意外な一面を見ることもONCEとしての一つの楽しみかもしれない。