elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

韓国人「ソン・フンミンとパク・チソンを比べる価値なんてない」

この二人を並べるのはケインとリンガードを比較するようなものだ。
関係あることといえばただ「同じ国籍」というころだけであって、良心もなく海外サッカーギャリー民のお前らがこの二人をくっつけて叩いている様子をどうして笑えるだろうか。

海外では認知度自体が無く、犬肉ソングを聞きながらベンチを盛り上げるだけで、クッポン企業スポンサーに媚を売りながら延命して、QPR時代はチームを降格させた稀代のスレギ(ゴミ)選手でそれ以上でもそれ以下でもない。

 

(クッポン:無条件愛国主義、日本のネット右翼と似ている用語。ヒロポンから由来しておりポン=信者のような意味。日本で言えば香川ファンがカガシンと言われ、マンU時代にカゴメがついていたような状態。欧州のクラブがジャパンマネーを目当てにするようにこの部分については韓国のサッカーファンに共感できる。)
この投稿に関してはいいねのような推薦ボタンがとても多く押されており、以下のようにコメントも多く寄せられていた。

f:id:elken:20200907224655j:plain

(昨シーズンのプレミアリーグにおいて、2桁ゴールとアシスト同時達成)

チームメイトからは車を壊され、サポからは犬肉ソングを歌われ、対戦相手のトーレスには目の前で唾を吐かれて、友達といえばエブラしかなかった。パク・チソンをソン・フンミンに便乗させること自体がフンミンに失礼であり侮辱である。しまいには熱愛説を出されたキム・サランも法的対応された野郎だ。


↑これリアル、ガチで笑えるねw
普通、熱愛説出されるだけであれば笑って済ませるのに法的に対応するというのはキム・サランがどれだけ屈辱だったのかを表してるw

 

リンガードがしょうもない選手だって? 少なくとも有望若手時代はポテンシャルもあったしバギーのようにチンタではない。
(チンタ:イケてない奴。韓国のサッカーファンも、日本のサッカーファンと同じく自国の選手が海外で陽キャであることをめちゃくちゃ気にする。)

↑同意、リンガードはここではネタにされてるが陽キャだ。マンUのキャプテンで出たこともあるのに。もはやリンガードとの比較さえ失礼

 

バギー団は、純粋な実力は誰が見ても孫興民に劣っていることを知ってるよ。今、どちらが良いチームだったのかで争っている。
(バギー=朴智星、バギー団=朴を崇拝する人々。由来については後述)


↑その理論なら中国人選手の董方卓=朴智星も成立することがわからないのか笑
そいつはマンシーでちょっと試合に出ただけで優勝さえしていない。


バギー団の論理だとアンデルソンがランパードより偉いことになるw


代表を見れば朴智星の知能が高いというスタッツは多い。
これだからソンポン(ソンシン)は止められないw
(止められない:クレしんの韓国タイトル名が『チャングは止められない』なので、よく使われる慣用句。못말려、モッマッリョと読む)


↑代表の試合を持って知能が高いとか。代表で出た大会で0アシストw


朴智星=名門高校で落ちこぼれ最下位
孫興民=名門ではないが有名大学を狙える一般高校で成績1位
バギーは本人の成績は病身なのに学校に帰属意識を持って誇っている。

↑それで、なぜパクはビッグクラブ行けてソンは行けないのか?現実にパクがそんなレベルの低い高校行けば余裕で1位だ。

↑おいおい、なぜ上位高の奴が田舎の農業高校みたいなQPRでもベンチなんだ?w
(日本のネットと同じく韓国にも学歴の話題に敏感な人は多く、この後非常に長くレスバが続いたので省略)

f:id:elken:20200907224924j:plain

 

学歴はもちろんのこと陽キャ、陰キャの争いのように韓国ではインサ(インサイダー、中心人物)とアッサ(アウトサイダー、要するにクラスの隅でアニメの話をしていた俺らのような奴ら)の格付けが日本より激しい。

更にここに加えて、身長について日本人以上に関心が強い。

 

そのため野球の大谷のようにアジア人選手が恵体である場合、それが日本人であっても喜ぶ場合もある。

ただ、自分もソン・フンミンのフィジカルやスピードに惹かれているのでその心理はわかる。
正直、アジア人の身体能力に可能性を感じられれば日頃の対立などどうでもよくなるのはアジア人あるあるだろう笑

 

f:id:elken:20200907225137p:plain

ここからは前述の朴智星がなぜバギーなのか、について。


버기성のようにバギーソンとも呼ばれる。

まずバギーとはワンピースに出てくるキャラクターだ。韓国でのワンピ人気は高く、日本不買運動中にも毎週人気だったレベルで国民的アニメと化している。
いわゆるオタクアニメと違って、こういったサッカーの話題中心の場所でもワンピの話題であれば大丈夫という風潮がある。


自分は初期しか見ていないのでむしろ韓国のネットでONE PIECEの知識を得ることもあるくらいだ笑

そのバギー、七武海という強い敵の集まりにいたコミカルなキャラクターのようで、「強いチームにいる場違いなネタキャラ」として定着したらしい。


朴智星がいた頃のマンチェスター・ユナイテッドロナウド、テベス、スコールズ、ギグス、ファーデナンド、など世界選抜と言っても過言ではない名選手を揃えていた。
当時、自分自身マンユーに韓国人選手がいるのは凄いと思っていたし本田圭佑も「韓国は個の力で対抗できる領域に達し始めている」とさえ語っていた。

 

しかし実際は「ベンチソン」であった。
驚くことに日本のサッカーファンが使っていたベンチソンという蔑称は韓国のネットでもそのまま使われている。それどころか名前を文字ったあだ名がもっと存在する。本田がイタリアでつけられた名前並みに多い。

 

例えば膝を意味する韓国語からとって「ムルプソン」という言葉はよく見かける。それ程に朴に対する膝イジリが定番化している。
ちょっと酷いなと思ったが、よく振り返ってみれば日本も似たようなレベルの用語を使いまくっていたので批判しきれない笑

多分、韓国のこいつらに香川真司がなぜ「ベロチャ」や「車掌」と呼ばれていたか教えたら爆笑するだろう。笑いのセンスは似ている。
なお、韓国ではむしろデヘアやヤヌザイと遊び回っていたコミュ力の好感度が高く「陰の朴智星と陽の香川真司の違い」なんてのもネタにされる模様。


「メングトバギー(맹구토버기)」という用語も存在する。
まず「メング」とはクレしんのキャラクターであるぼーちゃんのこと。マンユーに対する蔑称だ。
そして「クト」とは嘔吐を意味する韓国語であり、メッシがよく試合中に緊張で吐いていたことをからかった用語だ。
そしてバギーを合わせて「メングトバギー」と称される。

 

海外サッカーギャラリーはソン・フンミンとクリスティアーノ・ロナウドのファンが多いので、朴智星とメッシが好きな人々をまとめて呼ぶときに使われるというわけである。
つまりやや朴智星が押され気味で少数派だ。

 

なぜソンがパクより人気があるかというと単に、韓国人の憧れである高身長でインサであるかに留まらない。

f:id:elken:20200907225440j:plain

犬肉ソングの最大にダサい要素は、アジア人に対する人種差別にソンが徹底して対抗しているにも関わらず、パクは現役時代一切抗議せず黙っており、現役を終えてから「あれは人種差別だった」と認めたところにある。

日本人選手だと、日本人基準でも彫りの深い顔である長谷部ですら釣り目ポーズをされて、それは差別だと説明していた。
朴智星の時代はまだ東洋人はチンタとしてイジられることが普通であったし、日本だって中村俊輔がスペインで苦しんだ。朴智星の苦労もよくわかる。

ちょうど中田英寿がイタリア語でバリバリやりあってた様子と、瞬さんのオタクっぷりの違いに似ているかもしれない。


ちなみに「ヘチュッゲル(海サカ板のような略称)」は歴史が長くソン・フンミン自体も韓国のサッカーユーチューバーのチャンネルに出演したとき認知してると明かしたことがあるように、韓国最大のサッカーカフェといっても過言ではない。

 

不謹慎なアドリブネタ(드립、ドゥリブ)やブラックユーモアも存在し、日本のサッカー界隈で韓国の話題が出ることと同じく、逆に日本を持てはやして韓国選手をからかうような意見も多い。

もちろん基本は日本に敵対的だが、それはあくまでよくあるスポーツのライバル感情だ。自分だって日韓戦の時は日本を応援するし韓国がやらかせば笑いが止まらない。
同じように彼らが日本を馬鹿にすることや日本人にとって不快なネタも多い。しかし半々くらいで日本人選手日本サッカーを認める意見もある。


更に日本人自体を批判するというより「일뽕=イルポン(日本信者)に対する」が嫌いというスタンスで、日本人選手自体には概ね好意的だ。

日本のサッカーファンが、時には韓国人選手に親近感を抱く現象にも似ているだろう。選手同士も欧州に行けば仲がいいし、ファン同士だって日本と韓国の立ち位置似ているので共感しあえる悩みや喜びも多い。


世界の大きな枠組みで見れば、正直に言って一番気が合う奴らである。歴史的に韓国サッカーとは似ているし、目標とする場所も似ており、ファンの心理も似ている。

実際のところ嫌韓といっても多くの日本人は現実の韓国人に嫌な目にあったことは無く、ネットで韓国を使って日本叩きしている連中の方が鬱陶しいみたいなもので、それは完全に真逆にすれば当の韓国人も同じらしい笑

そして過度に相手国を叩きすぎることも持ち上げすぎることも引く、このバランス感覚だ。
海外サッカーギャラリーにはその雰囲気がある。

f:id:elken:20200907225351j:plain


そんな場所で行われるメッシVSロナウドは「メホ大戦(テジョンと読む)」、ソンVSパクのこのような争いは「孫朴大戦(ソンパクテジョン)」としてある種、定番のネタのようになっている。

元々はバギー団に対抗して、「ウソップ団」という用語もあったようである。
これも同じく「ルフィやゾロ、サンジ、ナミに値するケイン、デレアリ、ラメラ、エリクセンがいるような麦わら海賊団にいるウソップであるフンミン」という意味だったのだが、今やそのウソップが一番手や二番手の選手になったことにより自然消滅しほとんど使われなくなっている。
今、かろうじて無冠民だのM、エムチャンミンだのという言葉が生きている状況だ。
毎日のようにあだ名が開発されているので意味の理解に苦労することは多い笑


ちなみにメッシが嘔吐(구토、クト)であればロナウドは「ジョッニン(젖닌)」、意味は乳首忍者である。

試合中はほとんど何もせず忍者のように隠れているが、いいとこ取りのゴールをした時だけ脱いで胸を見せてくてくるためこのあだ名がついた。日本語で言えば「チクニン」みたいな意味合い。

ジョッニンはロナウド信者全体を指す呼称としても使われ、むしろ積極的に彼らが自称することさえある。
「サッカーに詳しくなかった俺がジョッニンになった訳」みたいな投稿のように。


また手の込んだネタ作りも多く、日本のネットで特有の海外サッカーネタがあるように意味がわかれば面白いネタも多い。
同じ東アジアでここまで海外サッカーを楽しんでいるということに親しみを抱かざるを得ない。


サッカーをみていれば世界のデカさがわかる。

そして自分達の小ささも。どうせお互いにアジアにあるサッカー弱小国で、その上、部屋の片隅で罵り合っている連中である。
のび太同士喧嘩しあって10年後ものび太の状態であるよりは、高めあったほうがマシであって。