生粋の日本人だが大坂なおみより孫興民に共感を抱くことは異端?
と、あえて韓国の反応にありがちな翻訳調っぽく書き始めてみる。
自分はテニスはそこそこ好きでルールもわかる。なんなら大坂なおみ台頭以前から好きで、サッカーの次に偉大なメジャースポーツだと考えている程で好きな選手も多い。男女の平等性も進んでおり、非常に先進的な競技だ。
大坂なおみ選手は現代のモハメド・アリであり、更に女性という要素も加わり「ポリコレランキング」においても最上位クラスだ
自分は東アジアの日本列島にある小さな部屋の片隅に暮らす平凡な成人日本人男性である。残念ながら自分のポリコレランクは高くない。
未だ先進国だと思われている日本の更に成人男性という世界最上位の強者である。そう思われている自分なんてポリコレ世界観においては悪魔に等しい強者なのではないか?笑
大人であり男であり、先進国民である。
それはポリコレ世界観において白人男性に次いで「原罪」を背負わされている存在だ。
そんな「悪者成人日本人男性」の自分からすれば大坂なおみのBLM運動は虚しく響く。
「てめぇコロナ初期でアジア人が差別されまくってたときに何も言ってなかったやんけ〜笑」と。
その上、黒人デモが盛り上がれば日本の大阪でもやれよと扇動して反発すれば差別主義者扱い。
この時コロナ真っ只中で、冷静に「今は時期が悪い」と反論した黒人男性を旦那とする日本人女性もいた。しかし大坂なおみにとっては彼女もレイシストの悪者扱い。
わかってるのよ、わかってる。
自分ら、特に黄色人種男性の命は大坂なおみにとっては「マター」の大事という範囲内ではないということぐらい。
そして大金を稼ぎあげている彼女からすればこうして正義のBLMのように抗議する自分なんて取るに足らない命であり、どうでもいいということぐらいね。
別に自分のような部屋の片隅でスポーツ観戦をしている日本の成人男性から一切共感されなくても何の問題も無いし、必要としていないし彼女からすれば嬉しくもない。
そうでなきゃ日本人のオス=サルだなんてやんないよ笑
大坂なおみからサルだという不名誉は我々日本の男が受け入れるとして、黒人の旦那いる日本人女性が彼女に立ち向かったのは見事。こういう大和撫子姐さんは素直に尊敬するよ。
別に自分は黒人嫌いなわけじゃない。
自分はむしろ黒人にシンパシーを感じている。スポーツの世界で同じ有色人種として共感し合うこともあるし、個人的に黒人女性は美しいと思っている。アフリカ出身女性なんて是非お付き合いしたいレベルだ。
以前、黒人男性二人組となんと日本で、しかも夜道にすれ違ったことがあり正直その時はびっくりした。でも何も起こらなかった。
最近でもとある外国人比率が多い街で、何やらお酒に酔っている黒人男がいるのでこっちも気まぐれ酔っていたから近づいたら、とにかくすげぇ気が合って最後抱き合って別れた。
ボクシングやってるっぽいような黒人ニキで、ちょっとスパーリングやらせてもらった笑
先の例も同じく意外に身長は普通の日本人レベルの自分と同じ程度どころか低く見えた。
当然、物品をすられたわけではない。まあこういうエピソード話すと「それスリだろ」って言いそうな日本人サイドにも潜在意識があるけど、少なくとも自分は認識を改められた。
ちなみに自分は、その黒人ボクシングニキと出会ったときに大して英語で話せなかったことが今の英語モチベになっている(そいつはちょっと日本語話せた)
つまり自分は決して黒人嫌いじゃないどころか好きだし、かっこいいと思っているし、女性としても日本人では珍しいくらい黒人女性好きな部類に入る(自分は全ての人種の女性が可愛いと思うカワイイ無差別主義者)
そういう長い前置きがあった上で言いたい。
大坂なおみよりソン・フンミンの方がよっぽど好きだ
大坂なおみはイエローモンキーの俺らを差別するけど、ソンは東洋人差別に勇敢に抵抗するんだよ。しかも女性という使いやすい切り札を使うこともなく、ゴリゴリの体育会社会でバリバリ立ち向かう。
しかもそのフンミンは一切の反日要素はない。
日本の選手と仲良くし、韓国で独立記念日だと定められている8月15日に太極旗をインスタに掲げることもしない。韓国の有名人はこれを結構する。ただ韓国の歴史を考えればその心情は分かる。
そんな孫興民のバリバリ具合と、なおみのネチネチ具合を見てりゃどっちがクるかって話よ笑
正直黄色人種アジア人の限界に挑んでいるようなソン・フンミンの方がよっぽど心に響く、いろんな差別に立ち向かいながら実力で黙らせる。
アジア人がやりがちな「いじられお笑いキャラ」なんてやらずに実力と体格、真の陽キャ力で引っ張る。
プレーを見ていればアジア人選手が欧州で夢見る漫画の世界を体現しているのが紛れもなくソン・フンミンだ。正直ドーピングを疑ってもいいレベルでアジア人が外国人を圧倒していて凄い。
こんなワールドクラスのアスリートがアジアから現れる天佑を参考にしつつ日本サッカーも次なるレベルに達する必要があるだろう。
これが本田圭佑が唱えた「個の力」の正体であって。