自分は数年前、それほど焼酎にも詳しくない頃なんとなく酒屋で栗焼酎と黒糖焼酎を買った。
完全に瓶のデザインと、栗と黒糖の甘いイメージだ。
当時はまだどっちも美味しいと感じず、これ以上飲めないとギブアップしたような思い出がある。
栗焼酎だったかもしれないし黒糖焼酎だったかもしれない。芋焼酎もそれほど飲んでいなかったし麦焼酎から入り始めていた時期だ。
この度その再挑戦という意味ではないが栗焼酎を飲んでみた。ちなみに数ヶ月前黒糖焼酎も飲んでいる。
結果から言うとどちらとも普通に飲めるし美味い。酒に慣れてしまったもんだ笑
ただ今回飲んだのは本格栗焼酎ではなく、実際は栗、麦、米の混和焼酎だ。
栗の使用率が20%代と書いてある。
材料としてやはり栗は高いのだろう。まぁこの栗天照というのはなんちゃって栗焼酎で、泡盛やよくある米焼酎と言う感じでいうほど栗感はない。
本当に栗使用率が高いものだと8割から100%のものまであるようだ。
原理上ほとんどの植物からお酒は作れるのだが、栗でお酒作れるのであれば焼き栗やモンブランなんかいらないからもっと栗焼酎作ってくれというのはある笑
四国が栗が多いと書いてある。
黒糖焼酎なんかも奄美大島は焼酎の原料としてサトウキビしかないところから始まっているので歴史を知るとワクワクする。
ちなみにこの栗天照は栗だけ国産と書いてないので海外産だろう。そういった日本産のいい栗だけで作った栗焼酎はきっと別物だろう。
とはいえ、普通に美味しいし刺身に合う。
今日は思い切ってぶりトロの刺身だ。寿司屋で頼むとまぁまぁ高い。ブロックの状態で買ってもそこそこしたが、寿司屋よりは安くて量があると思えば十分だ。
マグロの中トロより安くてトロ感あるのもいい。寿司だと二皿、多くて三皿ぐらいの値段でも自分で切ればお酒飲みながら長時間楽しめる。ちなみに予備でやや安いハマチも買っているので更に持ちがいい。
まぁ正直米焼酎だわ笑
甘いと言っても米焼酎も甘いし利き酒では絶対に気づかない。まだ黒糖焼酎が味はわかりやすかった。
緑茶の「抹茶使用」ぐらいの気分的な問題だ。
ただ一度ちゃんとした栗焼酎を飲んでみたいと思った意味では良かったし、普段飲みで十分楽しめるし食事の邪魔をしない。
栗は甘くてつまみに合わないんじゃないのという人ほど、この程よい苦味と甘味のすっきり感を認めるだろう。