elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

スーパーの品で作るぼんじり焼き鳥が詐欺すぎる

「こんな物をこの値段で食べて良いのか」という意味で詐欺なのがスーパーの鶏肉コーナーに時々売っている焼き鳥のネタで有名なぼんじりだ。

 

そもそも自分は「ぼんじり」自体をほとんど食べたことがなく、見た目からして肉だんご程度のイメージしかなかった。食べたことあるような無いような。名前は知っているが、焼き鳥屋でそんなそそられることもなかったしスーパーの調理済みパックでも中々売っていない。

 

それが近所のスーパーに唐突に置き始めて、焼鳥よく作る自分は「おっ、珍しい部位ある」と恐る恐る買ったわけだ。

 

まずネットでボンジリの食べ方を調べる。ぼんじりとは鶏の臀部の肉で牛で言えばイチボと思っていいらしい。

とにかく柔らかい。食べた感想は肉だんごとは全然違う。

 

ただ下処理がやや面倒で特に「油壺」と呼ばれる黄色い小さな玉のような部位を包丁で除去する必要がある。骨や羽毛なども取り除く必要があるが、焼き鳥用パックなのでそこは調理済みだった。

ただ油壺まで取るのはコストがかかるし、別に食べれなくもないのでそこは値段と重量のために残しているのだろう。

 

多分、この油壺を除去したかしていないかで味の感想も違ってくる。

プラモを作ったことがあればわかるだろうが、「バリ」を取るイメージだ。ランナーからニッパーで外した後に残る尖った部位、これをこれをナイフやカッターで削ぎ落とすと一気にプラモデルは綺麗に作ることができる。

別に取らなくても作れるがモデラーはこれを取らないのはありえないでしょ、という工程だ。

魚を三枚おろししたときに中央を切り落とすのではなくピンセットで骨を取り除く作業なんかも、モデラーとしては好きになっちゃう工程。意外と料理とプラモは似ている。この油壺を取る工程、まあまあ楽しい。

 

ただ本当は皮まで取り除くのが一般の焼き鳥屋らしいのだが、そこまですると小さくなりすぎるし鶏皮も焼鳥だと美味しいしでそこは残した。

 

ぼんじりはどうしても希少部位なので小さく、これを処理し串に挿して炭火で綺麗に焼いていたらそりゃ原価に対してコストがかかる。通が好む知られざる味として、本当はフライパンで一気に焼いて最後タレを絡めていっぱい食べられるぐらい安いものだ。美味いけどちょっと面倒とか人気がそこまで無いみたいな部位はコスパが良すぎる。

 

そして焼き鳥といえば自分は絶対焼酎が合うと思っている。基本、鶏肉と焼酎といえば九州のイメージなので肴とお酒で産地を合わせる。

特に焼き鳥の場合、なんとなく芋焼酎より麦焼酎が好みだ。普段は芋派だが、焼鳥は麦でいきたい。

 

しかも自分はそんなお金無いのでスーパーやドラッグストアで時々、在庫入れ替えでやっている「売り尽くし」に目を光らせそれを狙っている。別にお酒なんて賞味期限無いのでいくらでも持つのだが、スーパーだと売り場のスペースに限界があるので不人気商品は損切りで安売りされることがある。

そこで三年貯蔵という甘い熟成麦焼酎を見つけた。以前呑んだ麦焼酎であれば閻魔のようだ。まあそういう安売り捌きは衣服のようなアパレルでも同じだろう。お酒の在庫処理セールほど最高でオトクなものは無い。

 

こっちもお店の新陳代謝に貢献できるしそういうのを見かけた時は普段はちょっと手が出ないお高めのお酒を飲むビッグチャンス。麦焼酎で熟成されて金色になっているものはまずハズレがない。カクテルと違い直にお酒の味がでるオンザロックでも最低限のこと楽しめる保証がある。自分に合わなくてもカクテル、サワーとで使える。

ということでコスパ酒とコスパ焼き鳥で何杯も飲み干した。