ユーロとコパの決勝、どっちも超いい組み合わせになったね。これは超楽しみ。どっちも見れないけど結果だけ見てあとで公式ハイライトで見ることにする。
そもそもサッカーって試合数や得点数少ないとよく言われるけど、逆にそれがメリットだから話題性もある。1-0の試合とか究極そのワンゴールのシーンだけ見れば話はわかるので楽だ。
tiktokでもYouTubeでも短い動画がかなり再生数あるように、サッカーは実はそれを何十年も前からやっていたという。
ゴールが難しいからこそ、それ見るだけで十分に価値があるし重要な大会だとこの試合は意味があるということも保証されている。
90分映画のようにじっくり見て文脈を考察して読解することももちろん楽しみだが、ハイライトも悪くない。
バスケとか一人の選手のゴールだけで十数回あってどれが大事かわからない。
野球も昔はゆっくりビール飲みながらダラダラ見るのがいい、サッカーみたいに常に動き回ってるのは見てて疲れるとか言われてたけど、今は短時間化してもはや大谷のホームランシーンだけを見る競技になっている。サッカーも昔からイタリアは特に結果を見て楽しむエンタメだった。
「相手が負けて楽しい」みたいな楽しみ方をする国としてまさにその🇮🇹イタリアとイングランド🏴が決勝というのは面白い。
イングランドは勝っても負けても面白い。負ければ最高のカマセ、勝っても準決勝のスターリングのダイブが永遠に言われ続ける。
1966年の西ドイツ戦の誤審も未だに言われてるしそういう運命の国だ。
珍グランドにマンもア○ルもあるというとんでもない国だ。チンさんの国にマンさんが青と赤で2つもあって、おまけにア○ルまであるとか面白すぎでしょこの国
しかもPK戦でほとんど勝ったことがない国で、今大会もPK戦にはなっていない。決勝でPK戦だったら、イタリアの得意分野だ。
ケインやスターリングを封殺した真の戦士キエッリーニも待ち構えてるという。キエッリーニは古き良きセリエAのファイターだ。
ダイブして、キーパーにレーザー当てて疑惑の勝利で決勝に進んだ国と、面白いサッカーでここまで3年無敗のイタリア
近現代史や政治のイタリアと違ってサッカーのイタリアは驚くほどしっかりしてるので、こういうところで取りこぼすイメージも持てない。サッカーでは驚くほど堅実に正確に仕留めてくる。
とはいえ近年はスペインにPK戦や決勝で負けたり、ワールドカップ出場逃してネタな時期もあった。ところがいつの間にか修正して以前のようなメンタル的な意味でガッチリした国に蘇り更に魅力的なスタイルまで獲得し、国民やチームの団結も熱い。
普通はこういうとき決勝で無敗が途切れるものだけど、カルチョでのイタリアはそんな国じゃないという不思議。まるでドイツのようにしっかりした国になるのだ。
そしてフランスが案の定大崩壊というテンプレも見せた。
ユーロ、バリバリ国民性が出てて結果だけでも面白い。
サッカーっていいよね、イングランド人でもデンマーク人でもない人たちがあれはPKじゃないかどうかでマジ喧嘩するほど熱くなれるスポーツなんだぜ。自分はPKじゃないと思うけど、こうやって言い合えるのもフットボールの良さじゃない。なんの興味もない人より争って敵対してる人の方が実は仲間なんだよね笑
そして次にコパ・アメリカは🇧🇷ブラジル対アルゼンチン🇦🇷
ネイマールVSメッシという頂上決戦も熱い。
個人的にはメッシ応援でタイトル取って欲しいけど、代表で決勝はメッシの弱点だ。
サッカー選手のストーリーとしては面白い。あらゆるものを勝ち取ってきた神の子リオネル・メッシが34歳になる今も唯一代表では無冠だ。苦労してきてやっとおっさんになったとき最後の一つが揃うというのは神が描いた話としては感動的ではある。
今までチリに2度負けているけど、それも与えられた試練のようで、ブラジルに勝って初タイトルであればこれはもう本当に国民的英雄になる。
一流のサッカー選手はなんらかの悲劇性があるものだが、決勝でドイツに負けてその舞台がブラジルというのもこの7年背負っていた十字架だった。よりによって代表タイトルではロナウドに先を越されているというのもまた特別な背景がある。しかも去年の年の瀬にディエゴ・マラドーナが亡くなっていて今大会の開幕式では追悼もあったという物語があるとしか流れだ。
ここで勝ったらレオ・メッシはまさに現人神で勝負弱いというイメージも消え失せるだろう。
ただ決勝で負けて恒例の「あの表情」をしてそうだと思ってしまうのもメッシだ。
ロナウドファンはイングランド優勝でケインがバロンドール取ってくれと思っているだろう笑
イタリア優勝でもCLも獲ったジョルジーニョがいるのだろうけど、個人賞のバロンドールという理念では、ユーロ得点王のケインがスター性としても相応しい。
イングランド人最後のバロンドールがオーウェンというのもちょっと地味だ。
今回メッシがバロン獲ったら2000年代、2010年代、2020年代と3つの年代で最高選手だったという前人未到の記録になる。代表タイトル獲って仕上げだとなるとまさにGOAT=Greatest of all time
更にその後2006年以降ヨーロッパしか優勝できなくなったワールドカップも獲ったら凄い。メッシしか南米にタイトル奪還を成し遂げられなさそうでもある。もうメッシは代表では無冠という伏線で、やっと年取ってとるパターンなのか、どんなに完璧な選手でも欠点があるという「完全」を許さないフットボールのいたずらなのか。
面白いことにサッカーの神様ってどんなレジェンドにも絶対に欠点と試練を与えている。これは例外がない。調整でもしているのだろか、ゲームで言えば強キャラ弱体化みたいなものだ。神という運営だ。
さて、サッカーの神の運営はメッシという男をどう調整するだろうか。神の掌という宇宙でやっているサッカーも人間個人の一人ではどうにもならない。メッシでさえも抗えない世の理がある。
どうなるか見てみよう。