蛇柱の生い立ちを知って愕然としたんやが
鬼滅の刃、まだ無限列車編までしか見ていないのだがどうしてもネットで話題を見てみたくなっているうちに柱の生い立ちについて目を通した。
猗窩座の勧誘に絶対応じなかった煉獄のように、やはりそれぞれにも絶対に鬼に与すわけには行かない悲しい生い立ちがある。鬼滅の刃最大の魅力はやはり生い立ちだ。これが勧善懲悪、お涙頂戴という様式美となっている。ワンパターンというイメージで使われる言葉だが、鬼滅でこの王道の大事さや素晴らしさを知ることができた。
悲しい生い立ち以外でキャラの魅力を描くのが一流作家という意見もあるけど、なんだ勧善懲悪とお涙頂戴ってめっちゃいいじゃん、と。
猗窩座の話によるとそもそも鬼に寝返った柱が居ないほど、柱の人間は鬼を恨んでいる。では、どれほどなのかと。既に胡蝶しのぶの生い立ちについては無限列車までに描かれており、ほんとに悲しくこれは絶対に鬼に寝返らないだろうなと感じた。
そういった話題を見ているうちにふと「一番辛い生い立ちが蛇柱だ」という書き込みを見て、しかもその割に同時に一番活躍シーンが少ないという情報も得た。
元々蛇という生き物が好きでマイナーキャラ好きでこういう厨二病感ある立ち位置に憧れのある自分は、これだ！と思い待ちきれず調べてみることにした。ある程度のネタバレはもう良しとしよう、と。
oh...
これガチで悲惨な奴やんけ
今流行の"親ガチャ"で盛大に外した上に、その血を受け継いでいるという事実から逃れられないみたいなキャラだった。伊黒小芭内（いぐろおばない）、お前そんな奴だったのかよ...
そして同じ境遇の逃げ出してきた蛇が唯一の友達という幼少期を牢獄で人質として過ごす。その白蛇の鏑丸（かぶらまる）が片目は見えない方向感覚を補佐しているから、伊黒はオッドアイみたいな設定だ。
それで鏑（かぶら）の意味を調べたら、特殊な形状により打ったとき音が出る仕組みによって方向を知らせるものらしく、騎馬民族が信号用として使ったという意味で現代の曳光弾みたいなものだろうか。
曳光弾は光ることで狙っている射線がわかる、鏑矢は音で飛ぶ方角が大体わかるというわけで源平合戦にも登場するようだ。武器好きのわりにこれ知らなかったにわかで、もうしわけない。
よくわからないが、よもやよもやよくこんな意味ある漢字の設定を見つけてきたものだ。鬼滅はこういうところが考察のしがいがある、素晴らしい！
自分は伊黒ほどまでの外しというわけではないけど、夫婦仲めっちゃ悪かったり両親低学歴の馬鹿だったり、あとこういうことはこれ以上語りたくないように恵まれた家系ではない。それなのにそんな両親に似てる嫌なところがあると思うところもある、それもまた伊黒の自分は屑の血を受け継いでいる思いに馳せる部分がある。伊黒小芭内はもっとガチ悲惨だから同一視するわけではないけど、このキャラもわりと共感する部分があるわけだ。
やっぱ鬼滅、同性として共感できるキャラ多いね〜いいじゃんいいじゃん笑
柱会議が行われた最初から自分は柱だったら蛇柱の位置がいいし、キッズの鬼滅ごっこだったら絶対蛇柱選んでたと思ってたけど、これからこのキャラを推しにして楽しみにしていくことにする。ただ最後までそんな活躍しないらしい・・・（弱そうな属性で空気っぽい霞の方がよっぽど凄いみたいな話まであるという）
しかもCV、シンさんかよというね笑（鈴村健一がガンダムSEED DESTINYの"主人公"シン・アスカを演じている）
シンさんも家族全員失った結果シスコン拗らすという辛い生い立ちだから通じるものはある。反発的な性格になるというところも同様だ。
ほんと保志総一朗をパワハラ会議で処分されるただのかませの下弦にしたといい、石田彰と関俊彦を超重要キャラにしたりといい、もはやなんか当てつけでもあるんかこれ、制作上層部に絶対種厨いそう。というか世代的にSEED直撃世代だからもはや呼世晴ネキがそういう思惑で希望出してそうですらあるね笑
（保志のキャラに鈴村のキャラが主人公を乗っ取られるし、石田と関のキャラもボコられる）
ちなみに自分の蛇愛は本物で、子供の頃に野生でゲットしたアオダイショウやカラスヘビを飼っていたことがあるし、ポケモンではサファイアでハブネークをLv100までしたり、ブラックではジャローダを選んで、不思議のダンジョンでもツタージャを主人公にしている。その他幼少期、ビーストウォーズでコブラのキャラや仮面ライダー王蛇の玩具を持ってずっとそばにおいていたり、中学時代はコルトパイソンのガスリボルバーと、ほんと自分史上最高歴代の鏑丸いっぱいいるから笑
最近爬虫類ショップに行って真っ先にみたのも蛇だ
それぐらい蛇好きなの、今は亡きおじいちゃんに買ってもらった誕生日プレゼントの蛇の図鑑だ！いや、ガチで実話だからね
それで蛇属性かと期待したら大して出番ねぇのかよとがっかりではあるけど、概要見る限り活躍しているのでアニメ版でどう描かれるか楽しみだ。女性人気高いらしいからきっとめっちゃ脚色してくれるはず、頼むunfotableさん笑
小芭内にとって蛇は恨む対象でもあるという闇深い設定があるので、原作でちゃんと読みたいしアニメでも好演出を期待したい。
そしてネタバレ見たけど鏑丸をカナヲに託す理由も泣けるなぁ。ネタバレで泣けるのにアニメ化見たら超号泣するわこれ（こういう生き物との話めっちゃ弱いおじさん。ロケット団ムサシがアーボックと別れる話がアニメで初めて泣いたリアルな思い出）
ちなみに無限発射編で最も出番が多い男優柱はこの伊黒小芭内という余計な情報。このまま行くと大人のビデオの方が出演時間長いという不名誉はなんとしてでも避けたい笑
見てないもののレビューによると炭治郎の出番なさすぎるらしく、甘露寺蜜璃の相手役として伊黒小芭内はかなり出演時間あるっぽいようだ。そして白蛇の鏑丸が普通に通販で買ったコスプレグッズという（こんな感動的な話のあとにィ、そしてこの括弧内で突っ込む昔のオタクスタイルもそろそろキツい）
サンプル映像だと騎乗位上手くて草生えますよ神
この手のもので原作のカップリングちゃんと再現してるのはわりとまともだ。
ただ、公式ではカップリングだけど甘露寺、特に好みでは無いんだよ。っぱ人間だとカナヲよ（実はVR版でこっそりと続編発売されているらしい）
そもそも恋柱のキャラも現時点でほとんど知らないので好みもどうもないけど。これからちゃんと知って行きたいとお思いましゃ
なお猪之助は百合姉妹プレイに割って入る邪道として酷評されている模様。猪之助をそういうことに使うなほんとまじで、猪之助そういうんじゃないから笑（禰豆子と胡蝶は使ってもいいという風潮）
レズちゃんとやらないなら実はド変態だったみたいに冨岡乱入させるべきだったけど、絵柄的に猪之助のインパクトはやっぱどうしても面白い。男優をイケメンにして女性用としても見られるようにしていくというのも今後のこういうセクシービデオ作品の課題だろう。
余談が酷すぎて申し訳ないと反省しているしこうやって鬼滅をそんな下ネタで汚すなと言う人もいるだろうけど、規制が緩い前の十数年前なんてもっとめちゃくちゃだったし、そもそも原作者が相当スケベだと思うんだよなぁ笑
吾峠呼世晴さん、こういうのわりと喜んでそう。こういうのってよっぽど作りが悪いものでもなければ、作者の立場だとするとむしろ嬉しいまである。自分がもしそうだったらついに自分の作品でビデオできたかぁ〜おっどれどれ見ようかなと思うもんね笑
同人誌とかよりビデオの方が嬉しいかもしれない。
鬼滅って男キャラが尽く女性のフェチをついていて個々のファンダムの盛り上がりもあるし、女性キャラも女性が男性にこう思われたいみたいな理想っぽく描かれている。だから男性から見ても魅力的だ。
きっと呼世晴ネキは、古き良き女オタクであり00年代のネットやオタク文化の影響を色濃く受けたかなりのエリートであると推察する。
であれば必然的にネット上に年上世代から90年代作品の影響などもあるし、89年生まれであれば幼少期に直接の影響もある。そういうゼロ年代のネットの雰囲気だったので、自分の3学年ぐらい上の呼世晴ネキはまさにこんなオタク姉さんいたという感じ。当時ほんとそんな感じの姉さん方がいた。
呼世晴ネキ、優子さんより若いってまじかよ、ほんとすげぇな
だから個人的にはこういう女作家さん特有のセンス嫌いじゃないわけだ。原作もちょっとみたけど、当時の創作の雰囲気がめっちゃ伝わるという。そうそうこんな感じこんな感じ、というのがめっちゃあるあるで懐かしさもある。鬼滅おばさん達はきっとそこにシンパシーを感じていると思う。
大島優子がケータイ小説の文化圏の住人だとしたら、吾峠呼世晴は個人創作サイトの住人みたいな。
だからこそ一昔前の女オタクがこうやって大きく当てたみたいなストーリーに共感する部分もあるのかもしれない。言われてみれば、古き良き女オタクがこんな一花咲かせたみたいなシンデレラストーリーってそんな見ない話だ。
なお怪しい親戚が増えて、身内でしか通じない暗号や隠語を使った生活を強いられている模様。呼世晴ネキィ（泣）
