elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

防弾少年団、アメリカの音楽番組で喝采を受ける

防弾少年団の勢いはもはやこれまでの韓流の枠組みを超えて世界に飛躍しつつある。

K-POPのブームといえば今まではアジア圏内に限られていたが、これからはむしろ欧米や南米諸国にまでそのブームが波及する時代になって来ている。

元々BTS自体が、SNSというインターネットの情報発信力をフルに活用して人気になってきた背景があり、最近はyoutubeの舞台で更なる飛躍を遂げている。防弾少年団のMVの再生数はもはや億単位の領域に達している。

 

自分が更に衝撃を受けたのはアメリカのAMA(アメリカン・ミュージック・アワード)に防弾少年団が出演して「インターナショナル・スーパースター(世界的なスター)」と紹介された時だ。

 

これは日本の番組にK-POPアイドルが出演しているわけではなく、アメリカの番組に東洋人のHIPHOPグループが出演して喝采を浴びている光景だ。

音楽だけでなく世界の歴史が変わったということをこのとき感じた。

ついに東洋人が文化において世界をリードする時代が来たとも言えるし時代が大きく変わったことの象徴だとも言える。

BTSの『DNA』は世界でヒットし、彼らに熱狂しているのは従来のK-POPファンだけでなく白人、黒人、そして男性だ。

人種や性別を問わず彼らのパフォーマンスと曲の良さに心酔している、良い物は人種も国境も海も超えるということを証明したのが防弾少年団だと言えるのではないか。

 

www.youtube.com

 

世界にはまだ根深い差別や偏見の目線が存在する。

それは我々アジア人や東洋系の人々に対する西洋人の目線であり、100年前は人間として扱われていなかった現実がある。日本とタイを除いて全てのアジアの国が欧米列強に植民地支配をされて、黄色人種は完全に白人の下位に位置づけられていた時代がほんの100年前まで存在した。

 

そして厳密に言えばその差別や偏見は21世紀になった今も残っている。

特にスポーツを見る人はこの現実が良くわかる。

つい先日でもサッカー韓国代表の選手がコロンビア代表との試合でいわゆる「釣り目ポーズ」という侮辱を受け、その前に日本のダルビッシュ有がメジャーリーグで同じようなことをされた。

良識のある白人というのはこの行為が差別だと理解していて、こういうことをしないが未だに日本人サッカー選手の海外での経験を聞いていてもそういう話は多いようである。日本代表の長谷部誠もドイツで散々釣り目ポーズをされたと語っており、悪意が無いチームメイトも含めてこの問題は根深い。

 

仮に防弾少年団が好きな欧米のファンが、サッカー韓国代表選手に対して差別ジェスチャーをしたコロンビア代表選手を見たらどちらに味方するだろうか?

そう考えると防弾少年団が欧米でヒットするという事の意味合いは単なる音楽のブーム以上の意味があるとも言える。

防弾少年団

更に言えばこういった堅苦しい問題だけでなく、純粋に防弾少年団のパフォーマンスを見ていると凄いことに気付く。

自分は特に「FIRE」という曲が好きで、大きなアクションでジャンプをする振り付けにかっこよさを感じる。DNAにしてもBlood Sweat & Teersにしても本当にかっこよくレベルが高い。このクオリティは間違いなく高く、 サッカーのソン・フンミン同様に認めざるを得ない。

 

自分はジャニーズのファンでもあるので、本来はジャニーズに防弾少年団のように海外でヒットして欲しいという願いもある。むしろジャニーズに影響を受けた韓国のアイドルが、今ジャニーズに影響を与えつつある。

今のアイドル文化はアジア圏内に留まらず、アメリカやヨーロッパにまでたどり着くことができるという意味では夢が大きい。

東洋人がこれだけ出来るということを示しているので、これから更にアジアの音楽シーンが盛り上がって行っていく可能性はある。

K-POPだけではなく、アジアの文化が世界の最先端の文化になれる時代がいよいよ到来したというのはとても夢がある事なのではないだろうか。そう考えると防弾少年団が欧米の世界で評価されたというのは、まだこれからの始まりに過ぎないということを意味しているだろう。

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