elken’s blog

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天才ヴェラッティはいずれバルセロナに移籍するだろう

バルセロナファンとして近未来のサッカー界において楽しみがある。そのクラブの将来について考えることはサッカーにおいて最も楽しいことの一つである。

そんな最近の楽しみの中で最大の物はイタリア代表マルコ・ヴェラッティバルセロナへの移籍である。常に移籍先の噂が取りざたされるこの小さな天才司令塔には常にビッグクラブからの注目が集まる。

パリとの契約延長か、セリエA復帰か?

いや彼の未来はラ・リーガにあるだろう。そしてその移籍先はカタルーニャバルセロナに違いない。世界最高の天才司令塔はフットボールを求めバルサへと旅立つ日が来る。

 

ヴェラッティのプレーに対して賛辞を惜しむフットボールファンは存在しないだろう。あらゆるサッカー関係者が賞賛している。魔法使いの様だ、アーティストのようだ、ファンタジーにあふれている、常にヴェラッティにはそういった賛辞が贈られる。そしてそれは大げさではない。

バルセロナのレジェンド、シャビ・エルナンデスも彼をカンテラの哲学を感じる選手としてディバラと並んであげておりシャビの後継者としても目されている。

そのプレースタイルはまさにシャビそっくりだ。密集地帯の中盤ピボーテにおけるボールさばきはかつてのシャビを彷彿とさせ、パスのビジョンも素晴らしい。そして判断が早くドリブルやボールキープが抜群にうまいにもかかわらず持ちすぎない。さらにチームのことを第一に考えハードワークやファイトを欠かさない。決してフィジカル的な強さに恵まれていないにもかかわらず果敢にチームのために戦う選手だ。

 

これだけの選手がチームにいればどれだけチームの総合力が上がるか、考えたら想像もつかない。シャビの後継者としてヴェラッティが6番を背負う日がもし来るのならば、かつてシャビと共に過ごした甘美な日々がバルセロニスタの心によみがえるだろう。

チキタカ復権のカギはこの天才がやってくるかどうかにかかっている。かつて美しいポゼッションサッカーを実践しチキタカスタイルと呼ばれたバルセロナ

ヴェラッティ

しかし最近ではペップ・グアルディオラの退任と世界のサッカーがカウンター寄りになっていく潮流によってバルセロナでさえそのスタイルの変更を余儀なくされている。MSN頼みになり中盤がどこか味気ない、全盛期のペップバルサ時代を知る物ならばそう感じるのではないだろうか。

チキタカ復権や中盤のクオリティを取り戻すためにどうしてもこのヴェラッティの力が必要になる。イニエスタとシャビ両方の側面を持つヴェラッティバルセロナにもたらす影響は計り知れない。現在非常に若いことも魅力だ。

ポグバやイスコなど世界屈指のワールドクラスの中盤がこの年代には存在するが、それでもバルセロナへの適応を考えたときこの選手以上の適任者はいないだろう。

イタリアのアーティティストは次のステージにカンプ・ノウを選ぶはずだ。ルネサンス最大の芸術家ミケランジェロがその芸術性のために筆を執ったのであればこの天才はボールをそのセンスの発露のために取ったに違いない。

 

その判断の速さや利他的な精神は最もバルセロナにとって重要であり、中盤の核となり得る存在だと言える。

いずれこの芸術家は世界最高のサッカーを求めてバルセロナにやってくるだろう。世界最高のテクニシャンが集うバルセロナの選手とプレーをすればその技術はさらに輝く。ゲームをオーガナイズする能力もファンタジーをもたらす能力も、チームのためにハードワークを欠かさないメンタリティも全てが揃っている。

驚くほど綺麗に何年もプレーしていた選手のように、そしてまるでカンテラ出身者のように違和感なくバルサにフィットするだろう。それほど違和感がなく今最もバルサ的選手と言える一人だ。

シャビが去ってバルセロニスタの心には少し寂寥感がある。あの甘美な過去に思いを寄せずにはいられない。

 

マルコ・ヴェラッティがやってきたときかつてのような輝きや喜びを取り戻せるはずだ。チキタカ復権バルセロナの新時代のために間違いなく必要な青年でありクラブも間違いなくチェックしている。

哲学者、美学者がどこにいったのであろうかという寂寥感がバルセロニスタを支配していたがもうすぐこの青年が我々を次なる次元に誘う。

ここ最近移籍が取りざたされている選手だが近い将来バルセロナのユニフォームにそでを通している確率は非常に高いだろう。