今月2月から放送されるTWICEのワイモバイルCMはなんと日本初のCM出演らしく、かなり華やかな出来に仕上がっている。
まずCM内容はTWICEが転校生として登場するという設定でメンバーの色とりどりの制服衣装が綺麗なのが凄く見ごたえがある。
モデルウォークでTWICEメンバーが歩く姿が揃っていてかっこいいし、ついでに出川が登場するのも面白い笑
そして面白いのはCMだけではなくて、そのメイキング映像もかなりメンバーの魅力が詰まっている。TWICEの素の姿が見れたり、プロフェッショナル意識も見れたりとその場の雰囲気が伝わってくる内容で見ていて楽しい。
個人的に一番の見どころはダヒョンが積極的に日本語を使おうとするところで、こういうところは凄く好印象に映った。
他の韓国人メンバーも確かに使うことは多いけれども、その中でも特にダヒョンは本当にコミュニケーションをしようとして活き活きと頑張って日本語で話そうとしてるところがいい！
学生のことを「カクセイ」というのは韓国人あるあるで日本語が堪能な知英（ジヨン）も未だにこの間違いをする。韓国語では名詞の時は濁音で発音しないという法則があるらしく、よくよく聞くと日本語が話せる韓国人でもこの癖が出ていることが多い。だからダヒョンという名前も実際には「タヨン」に近い響きで発音されるし、ジヒョは「チヒョ」になる。
そんなジヒョのトーマスっぷりに磨きがかかってるのもいいし、ミナとモモが「モバイル」の発音で遊んでるシーンも見てて楽しい。
日本人メンバー不仲説なんて絶対ありえない話でこれまでいくらでも親しげなシーンはいくらでもあるぐらいだ。
他にはジョンヨンの「すごいですね、はーはー」のこの頷き方はいろんなインタビューを聞いてるとちょくちょく聞くことが多くてそれも謎だったりする。
そしてジョンヨンはやっぱり金髪似合う！
それとサナはやっぱり大阪弁になるとマジで早い！
一見すると日本語がぎこちないから本当に日本人なのかと誤解されがちだけど、この人は日本語が喋れないんじゃなくて標準語が喋れないだけの大阪の方です笑
ファッションセンス、喋り方、性格、何から何まで大阪府民というサナは逆に今時珍しくすらもある。
関西人が標準語を喋ることの難しさは、他の地域の県民が関西弁を喋るぐらい難しい。５年近く韓国に住んで、なおかつ元から慣れない標準語を話せば少し違って聞こえるのは当たり前のことだと思えば不思議ではない。
明治時代の津田梅子も英語に染まって日本語忘れてたし昔からありがちな事、ありがちなこと。
そしてこのメイキング映像のインタビューではTWICEのメンバー達が、日本でデビューしてここまで人気になることを予想していなかったいうことが伝わってくる。
チェヨン「日本にはたまにしか来れないので、来る度頑張ってファンの皆さんに会って、もう半年が経ってとてもたくさん愛していただいて少しは知っていただけたかなと思います。紅白歌合戦に出演させていただいたおかげですね。とても不思議ですしもっと頑張って東京ドームで講演したいですね。」
ミナ「友達もチケットとか取れなかったという人が結構いて、もっともっと公演してたくさんのONCEの方に会いに行きたいですね。」
チェヨンの不思議という言葉に率直な思いが現れているような気がする。
なぜ日本でここまでヒットしたかというのは本人たちも予想外で、実は調べてみるとTWICEはどうも元々日本のデビューを意識していたわけではなかったことがわかる。
むしろJYPエンターテイメントとしても最初は中国方面を意識していて、韓国のファンも日本でK-POPや韓流はもう受けないと思っていたらしい。K-POPがもう一度評価されるようになったのはそれほど意図していないことで、韓国サイドも中国方面を重視しようとしていた時期がある。
初期のころからの韓国人のONCEも驚いてるはずで、そして何よりメンバーが驚いている。
そして初めから日本デビューを意識していたわけではないというのは語学力にも表れてる。
TWICEの韓国人メンバーや台湾人メンバーはあまり日本語が喋れなくて、これが何より日本でのデビューを準備をしていなかった証になる。 TWICEがデビューしたころはJYPもかつてほどの勢いが無く、韓国国内で人気になることに懸命だったしまして日本でのデビューは予想もしてないほど壮大な事だった。
少女時代や東方神起が日本語を上手く話せたから韓国のアイドルは日本語が当たり前にできると思いがちだけれども実際はやっぱり外国語というのは難しい。むしろツウィに至っては未だに韓国語もよく話せていない笑
そして韓国のアイドルはスタッフへの感謝や気遣いを凄く大事にするプロフェッショナルなところが素直に凄いなとも思った。
ナヨン「日本での活動を始めてからまだ６ヶ月しかたっていないのに、こうしてCM撮影の機会もいただき、大勢のスタッフに助けていただきながら活動することができて本当に感謝しています。」
韓国のアイドルは音楽番組などで受賞の時もスタッフやプロデューサーに謝意を述べるのが独特な文化で、時にはスタイリストにも賞が授与されることがある。
自分たちのやってることはスタッフの存在があるからこそだというのをしっかり理解しているところはとても好印象で、更には韓国だけでなく日本での撮影でも変わらないし感謝するというのはとてもいい文化だなと思う。
こういう何気ない舞台裏での姿が見れるメイキング映像にはステージ上以外の魅力もある、それがTWICEのもう一つの魅力なのかもしれない。
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