海外アスリート見ていると実は日本コンテンツって、まだ影響力あるんだなと感じることが多い。
いっそのこと海外のオタクや陰キャ選手でベスト11作ったら面白そうだと考えていた。
デ・ブライネ:陰キャ
まぁ実際はファンからプレゼントもらっただけとか、SNSでバズってる音楽使っただけという軽度なパターンがほとんどだが、それでも普通に根付いているというのは興味深い。
ダビド・シルバのニコニコ動画とエクシアのプラモはどこまでガチなのかわからないが、ヨーロッパでガンダム珍しい(イタリアだとウィングが放送されていたので見ている人はいる)
インスタのストーリーズでも普通の投稿でも遊戯王カードを載せていて、まさにフランスの松坂桃李だ。
もういっそのことコナミはスポンサー契約して、昔の日本企業によくあったとりあえず有名サッカー選手使った面白いCM作って欲しい笑
日本限定のシャンプーメーカーがメッシ使って、マットレスメーカーがネイマール起用したのであれば世界の遊戯王だったらグリーズマンは行けるはず。
バルサの楽天で遊戯王キャンペーンやろう。人権問題でファーフェイとの契約打ち切った倫理観の持ち主のグリーズマンは、イメージもクリーンだ。
遊戯のコスプレしてるグリーズマン、謎のB級コスプレ外国人感あって面白そう。松坂桃李が海馬で行こう。
よく韓国人が「日本のコンテンツは90年代が全盛期で滅びた。韓国は文化強国として追いついた」というけど、実際すぐ鬼滅の刃の映画が海外で1位取ったし、BTSやBLACKPINK、パラサイトなんて海外の陽キャリア充、その頂点とも言える男子アスリートは話題にすらしないのが現実だ。
韓国にもそれをわかっている層はいて「KPOPは所詮移民系のナードに受けているだけのキモオタ文化
」と言っているのだが、そういう人たちは日本信者扱いされる。
BTSってまさにサムスンで、本人たちは大企業入れないのにサムスンがあらゆる日本企業より凄いと自負しているようなものだ。
中小企業の多さや基礎技術、内需の大きさまでは考えていないというか。
ただカンナムスタイルだけはガチで外国人に受けていてちゃんと韓国の音楽だと認識されているっぽい。ファン・ヒチャンがライプツィヒのチームメイトにカンナムスタイルをかけられてはしゃいでいた。
それを見て韓国のサッカーファンは「海外の陽キャはBTS聞かないけど、10年前のカンナムスタイル聞くのかよ笑」と書いていた。
一時期的に女性に受けるものというのは良くも悪くも流行だ。
ザキトワのセーラームーン愛とか、ハリウッド女優やアーティストのハロー・キティ愛とか、なんだかんだ日本のコンテンツは根強い。
寿司と同じで流行というより普通に定着しているので、90年代のものでも問題ないどころか時間がかかるからこそ良いものだ。
日本人にとってのディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、キャプテン・アメリカとかそんな感じのキャラクターだ。ちなみに自分はレゴのバイオニクルが未だに好き。
不思議なもので日本でかっこいいと思われてるオシャレなミュージシャンやファッションが一切受けずに、オタクとして軽んじられてるものが海外の陽キャの頂点とも言える奴らに受けるのだから面白い。
日本製品が世界トップだったのも今みたいに就活がコミュ力重視になる前の、対人関係苦手な陰キャが理系を追求していた時代だし、受けるのはアニソンやオタクコンテンツばかり。やっぱこの国はそういう奴らが日陰でいいもの作ることでいい文化が生まれるんだろうね。日本画とか謎の工芸品とかも絶対当時の鬱屈した奴らが作ってたんだろうね。
韓国はリア充至上主義、流行至上主義でそういう熱い華やかなものを作るのは上手いが、その反動で韓国がまさに日本の陰キャ文化の最大消費国の一つにもなっているという。
もう今若者の半分はオタクだし、実は皆無理してそこまで陽キャにもなりたくない。この前ゲーム叩いて炎上してた田中みな実とかも、ゲーム嫌いな女性ってまだいたんだと思った。逆に今、若い女子がゲーム好きすぎてちょっとオタク文化として寂しいわぐらいまである。本田翼みたいな人がゲーム好きとか言っちゃうと、おまえはリア充しとけよと思うもんね笑
やっぱオタクは差別されてナンボなんだよなぁ〜じゃいけどさ
とはいえ、今のキモオタ文化が受けているわけではないのがオタクは勘違いしては行けないところ。
俺らオタクが認められた、という奴が萌え豚ソシャゲしかしてないような奴だったらお前は勘違いすんなよと言われるだろう。
まさに現代的な「ただ孤独で何の特技もないので群れるオタク」でしかなく、むしろオタク文化を劣化すらさせている。今のオタクってセルラン1位とかにしか興味がなく、自分の独特なものや知識でマウント取るというよりももっと簡単に得られるもので済ませている。こういうところから、海外の陽キャが認めるような突き抜けたものはもう出てこないかもしれない。
「今のオタクは人以外のキャラクターが書けないし好きじゃない」とも言われるように、ゲームや漫画もイラストも人ばっかりになってきている。それこそ遊戯王の一番すごいところは原作者がモンスターデザイン全部やっていた異能だからだ。「そんなもので食っていけない」と教師にバカにされた反動で資産数十億とも言われている。モンスターデザインとキャラクターデザインで永遠に印税が入ってくるから夢がある。ガンダムも今やゲームの版権料高いと言われるぐらいメカデザがビッグマネーを生んでいる。この人たちはおかしなやつだと思われながらも趣味でやっていたから凄いクリエイターになった。昔だったら怪獣デザインが、今はモンスターデザインだ。ドラゴンボールの鳥山明もデザイン力が半端じゃないし、ナルトも人間キャラだけど人外要素が上手く組み合わさったみたいなキャラ多い。
到底こういった本当のグローバルコンテンツは萌え豚ソシャゲからは出てこないでサービス終了して誰も数年後は語らない浅い文化で終わる。日本のオタク文化の土壌は凄いものがあるけど、同時にそこが浅はかになるともう奇人や異能的なオタクは出てこないんだろうなというにはある。
海外の富裕層や陽キャ有名人に受けている真に価値のあるコンテンツってよく考えればそういう本当にオタク的なものだと並べてみてわかった。外国人が評価するのは少年の頃の憧れやワクワク感だ。
Vtuberとかもだけど、ただ現実社会に疲れた大人が集まって萌キャラに癒やされたいだけみたいな、推しにキツイ現実で救いを求めるようなキモオタ萌え豚文化はそれこそ底辺のナード文化以上のものにはなれない。ワクワクする娯楽というよりも癒しや依存対象になってしまっている。
子供の頃は昆虫やメカ、武器、モンスターみたいな男っぽいもの好きだったけど、大人になった今は2次元の女の子と声優にしか興味がないとかFPSやっても銃自体には興味がないみたいな、人にしか興味がない女性オタクっぽいタイプが男にも増えていているわけだ。
日本のオタク文化はすごいけどそれで喜ぶというよりも、今やってるのはオタクが軽視しているKPOPの2次元版でしかないよ、というのを自覚する必要もあるのもまた事実であって、これからどう考えていくべきかという帰路にあるだろう。