elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

三笘薫を見て改めて陰キャは辛いと思った

鳴り物入りで代表入りしたにも関わらずベンチを温めてチームで浮いている三笘薫を見ていると、男の陰キャってこうも致命的な弱点になるのかと思い知らされる。

 

男と女であれば、確実に陰キャでダメージが大きいのは男だがその上、サッカーという世界だ。

 

自分は以前、男にとって陰キャは呪いの装備のようなものと書いたが、イケメン、高身長、高学歴、サッカー上手いというハイスペ要素をここまで打ち消してしまう呪い力凄まじいなと笑

 

正直、ブサイク、デブ、チビ、ハゲなんかより余程、陰キャであることが男にとってマイナスになり得る。

チビの小太りとかブサイクなハゲとかでも陽キャだったら普通にモテるし、男性コミュニティでも社会でも上手くいくが陰キャは三笘級のスペックがあってようやくまともな人間になれるという・・・

 

この程度であれば一般男性の陰キャなどもはや首吊れということではないか?笑

 

日本人サッカー選手でかつて陰キャで大成した選手はほとんど居ない。1年してようやく喋っているところを聞いたと言われたほどのド陰キャ中村俊輔はイタリアとスペインという陽キャの国で失敗している。

セルティックという俊さんとその他の労働者というチームでは、ストラカンという理解者が監督だったので活躍できたが晩年はスペインで言い訳三昧、代表でも本田に追放されることになる。

 

香川真司は特殊な才能で、浪人生みたいな陰キャの雰囲気なのにド陽キャで外国人の姉ちゃんとクラブ遊びするというラテン系並の陽キャだった。

 

宇佐美貴史も山口蛍も帰ってきたし、陰キャタイプの選手は才能や能力、フィジカルというより性格やコミュ力の面で溶け込めず失敗しているケースが多い。

槙野智章は典型的な日本では陽キャだが、海外に出ると陰キャという内弁慶タイプで、その逆が中田英寿だった。

 

鎌田大地は一見陰キャで、感情表現が少ないが長友曰く、かなり熱くてギラギラしているキャラのようだ。

 

三笘はプレミアリーグのチームに移籍して、レンタルでベルギーだかどこかに行くらしいけどフィジカルというより性格の面が難題になりそうだと思う。

偏執的にドリブルを研究するタイプなので外国人選手の間合いなどは慣れて対策できるようにはなるだろうけど、今いる日本人チームですらこれなのだから、海外はそれ以上にコミュニケーションが取れないので孤立して独善的なプレースタイルになるのではと危惧している。そして使われなくなる、と。

 

 

語学に関しては武藤嘉紀と同じで、高学歴で成績は良いが喋れないタイプというオーラがある。見た目は優秀そうに見えるが使えないイケメンってまさにこういうタイプで本人もそれはそれで辛いだろう。

 

自分はゲームではあるが、ドリブルをマニアックに自分の世界に閉じこもって研究するので、三笘薫の心理にも共感するところはある。ちょうど自分のポジションもプレースタイルも三笘と同じだ。まさに個人競技を自分で追求しているというか。

そしてそれは現実のサッカーとは異なる。三笘は個人競技タイプか、集団競技だとすれば自分の細かい部分までわかってくれる環境が必要なタイプだ。

 

三笘くん、君も"こっち"の人間やったんやね(ニッコリ)

 

三笘は海外行くのであればフィジカルの強化やドリブルスキルを更に高めて、ドリブラーとして成長する事が重要にはなるけど壁にぶち当たってプレースタイルの改革が求められるようになるだろう。

 

原口元気のようにハードワーカーになる、乾貴士のように守備の戦術をマスターする、ただ点は滅多に取らない選手になっていくというのも一つのサバイバル術

 

そしてあくまでドリブルにこだわり、もっとも通用した日本人ドリブラーになるというのも一つの道

ただ、これはよくて2,3段階上の選手にしかなれない。この路線であれば数年後ブライトンのレギュラーがマックスだろう。年齢的に時間もない。

 

攻撃で魅せられて4,5段階レベルアップする方法が唯一ある、これは徹底的に視野を鍛えてパスとドリブルを融合させること。

判断や球離れを早くして効果的にパスを使い、重要なところでドリブルを織り交ぜる精度が身につけばその上のクラブを狙える才能はある。

ドリブラー程ドリブルを極めようと思わず、まずその偏執から離れると色んなものが見えてくる。

どれだけドリブルを練習しても調子よくて2段階が限度だが、パスやオフザボールの工夫を極めればドリブルが生きて5段階上の選手になれる可能性がある。まさに「伸びしろ」と言うやつだ。

 

ただ香川みたいにドリブルしなくなると、これは同じく2段階上が限度どころか退化する場合さえあるので、どちらも極めることが必要になる。イメージとしてはいつもよりワンテンポ早くトラップパスをして、展開意識しながらドリブルすることをもっと重視する。

 

今までだったら、まだ行けそうだな持てそうだなというところが間に合わないぐらいに早くなる。まだもうちょっと行けそうというタイミングがちょうど球離れの時間になる。

 

三笘はアルゼンチン戦とメキシコ戦を見ても、まずドリブルでやってやろうというところから入ってプレーが大人ではないというか焦りがある。ドリブルから入ろうとする心理のときのドリブルは意外とうまく行かない。テンポが馴染んできてからの方が上手くいくことが多い。

海外でバリバリ通用するドリブラーを見てみたいけど、今のままドリブルを進化させても4大リーグに何百人もいるサイドハーフの選手にしかならない。日本人選手としてはそれで上出来だが、もっと上の選手を見たいという思いは大きい。

ドリブル成功回数や成功率というデータではマイナーな選手がメッシやネイマールと並んでいることが多いが、彼らがビッグクラブの選手になれないのにも訳がある。

 

ボールを持てる時間というのは本当に練習してもちょっとしか増えない、だが判断スピードはもっと早まる。ドリブルなんて一試合に3回成功すれば多い方なので、その一回が増えただけでそこまで影響ない試合が多いわけだ。もちろんそれが決定的なチャンスを作り出す場合もあるが、無意味なところで増えてもデータ上の数値にしかならない。

 

もう自分がFIFAをするとき、判断の悪い不用意なドリブルでロストすることを「三笘る」と言っているぐらいだ。今のは三笘っちまった、みたいな感じで、同じようなミスを良くするからこその戒めとして使っている。

三笘プレーは散々自分がやっていることなのでそこも親近感があると同時に、改善する部分だと思っている。

5歳年下の久保建英が超陽キャでチームのエースで海外組やプロとしては先輩というところも、哀愁を誘う最近の三笘。

これで今日の五輪フランス戦大活躍したら逆神として面白いので、どうなるか見てみよう。