elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

正直、メキシコ戦の久保熱かったよな

所詮自分は歴史の授業のときだけワクワクしているよなクラスに一人はいる陰キャで、真剣にスポーツに打ち込んだ事がない中高帰宅部のエースである。

その上、ソシオパスだから久保建英の号泣シーンで笑っていた。

 

久保が大好きで、Jリーグ初観戦もタケの試合を見に行くためだった。イキリキャラも嫌いじゃない、そうでなければ本田圭佑のファンにはなっていない。

 

世間的には久保君の男泣き熱くて感動したとか貰い泣きしたという意見も多いけど、自分はむしろ久保君がイキり始めた油断をサッカーの神様が芥川龍之介蜘蛛の糸のように切った悪魔的な、漫画カイジにありそうな残酷さを見た。

 

ここがまさにサッカーの怖さ。

日本人的には今までは年齢不相応に大人びていたのに少年のようにギャン泣きする久保の熱さに親近感を見出しただろうし、ようやく彼が国民的アスリートの一人として認められて共感されるエピソードになった。

 

若き日のクリスティアーノ・ロナウドもユーロ2004の号泣からポルトガルの英雄となっていく。

クライングベイビーはスターの登竜門というわけだ。

 

「これからビッグマウスになっていこうと思います」と調子のって、交代された延長戦でペドリは真剣に見ているのに、ニタニタと堂安と悔しさも見せず笑っていたところをサッカーの悪魔は足を掴んでかっさらった。

 

カイジナレ「この思考は危険、サッカーの世界では笑っているときに悪魔が真横でせせら笑い、ほくそ笑んでいるッ!」

 

この試合で、ようやく久保建英は「この悔しさは初めて」と屈辱を味わった。

実際、プロになってからの久保は真の修羅場や重要な一戦は経験していないハタチというルーキーの選手だ。

この試合はとてつもない経験となるだろう。

 

ただ泣き方がちょっとコミカルなところも、久保の人間味で感動しつつも笑ってしまった。ここから大きくなればいい、こういうところも含めてヒロイックだ。

むしろ活躍せずに冷静装ってる大人のふりをしている堂安律の方がなんか、中二病的でダサいというか好感得られないよなぁと笑

 

堂安はイケメンでもなくサッカーもそこまで上手くないのにダサいところ絶対見せたくないところが逆に弱いけど、久保はスペイン育ちというのもあってダサさも熱さも子供っぽさも純粋さも全てありのままに晒すところに人間味と強さがある。

 

だから面白いし感情移入する。これは日本に限らず、愛される国民的スポーツ選手になる条件の一つだ。

 

久保君が陽気で素朴で熱いやつだってのはサッカーファンは皆知っているのだが、国民の前でこういう一面を見せたのは初めてだろう。これまでは大人びいている天才少年というイメージだった。マスコミもそこばかり強調するというか。

久保くんさん、ほんとはああいうやつなのよ笑

国民の前で号泣した正直さが最高だ。

 

日本人に愛されるキャラクター性はこういう人間味や大人びいているけど少年っぽさや無邪気さもあるというギャップだ。

 

身長や体格も普通の日本人サイズというところも、大谷のような憧れとも違う身近さがある(どちらもそれぞれ違う魅力がある)

正直に謝る奴と同様に、正直に泣くやつに日本人は脆いんだよなぁ。

ほんとかっこつけてなく、ありのままの人間味が見られて好感そのもの。

泣く子はよく育つ笑