elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

女芸人でもキツいレベルのブスが可哀想な理由

これはまさに「女だからできることができなくて、女だからしなくていいことをしないといけないから」である。

 

そのレベルのブスになってくるともはや女性に生まれたのに最初からおばさんや一般男性と同格というスタートになってしまう。

 

受け身や待ちの姿勢で許される一般の若い女性と違い、おばさんや男性みたいに自分から行動しないといけない負担が求められるのがドブスであり、メイクやファッションなど女性だったら皆楽しいレベルのことからも除外される。

 

これは逆に言えば、イケメンは女性みたいに受け身でも異性が寄ってくるし内面や能力に特に取り柄が無くてもチヤホヤされるし、化粧やファッションも女性みたいに自由に楽しめる。

男のメイクはやはりハードルが高くてできる年齢も場所も限られる。オネエタレントみたいなLGBT的なキャラが受け入れられる人であれば思う存分にできるが、やるんだったらオカマ的な事ではなくビジュアル系や韓流メイクっぽいことをそりゃしたいわけだ。

男だからできないことも出来るし、男だからしないといけないことをしなくてもいい、これがイケメンである。少ない労力で済む、すぐに成果や承認が得られると言ってもいいかもしれない。

 

そして可愛い服を着れる、キラキラした場所に行ける、少ない労力で異性からチヤホヤされる、こういう女の特権が女性芸人でもキツいレベルのブスには無い。

 

ゆりやんレトリィバァなんて一生懸命ダイエットしたのに「僕ら男からしたら痩せようが太ろうがどうでもええですねん」とどこぞのタクシー運転手に言われてフワちゃんに晒されるし、内心自分も同じことを思ってしまう。

フワちゃんは普通にブスじゃないしメイクで可愛くなれるけど、本人が楽しんでいるかは別としてメイクしても可愛くなってないレベルの女芸人だと自分だったら楽しめないで自己嫌悪感だけが続くだろう。

 

ダイエットでいえば男は志尊淳が痩せたらイケメンになったみたいな成功例があるだけで、基本的に痩せたところで醜かったやつが普通レベルになるだけでシンデレラストーリーは珍しい。彼女はキレイだったは主人公の長谷部宗介が痩せてかっこよくなる話だけど 、現実であの子役が痩せてもそりゃ中島健人にはなんねぇのよ笑

 

ところが女性は一生懸命ダイエットしたら劇的に異性からの評価が高くなるシンデレラストーリーがわりと多い。

こういう成功体験はほとんどが女性である。ガンダムティエリア・アーデというキャラに憧れて痩せて美人になったティエリアダイエットというのが昔テレビに取り上げられたこともある。

ところがゆりやんは「どうでもいい」と扱われる。

 

太った女性が痩せたら余程ブスでもない限り一気に男の恋愛対象になるが、女性の人からすればそこらの太った男が痩せたところで不快から不快じゃないだけにしか昇格しないだろう。

自分が太ってるわけではないが、自分の知ってるデブは皆こいつが痩せたところでそんなイケメンでは無いというのがほとんどだ。

 

逆に女のデブはこの子が痩せたら俺は全然いけるという人が多い。

だけどゆりやんが痩せてもどうでもいいのが本音だ。

ゆめっちや餅田コシヒカリが痩せたらアリだけど、同じ3時のヒロインかなでや、ぼる塾アンリが痩せようが同じことで彼女らは男と同じ立場だ。

 

メイクで一気に立場が上がるみたいな権利も男性はほとんど無いが、女性は基本誰でもその権利がある。

でもドブスレベルだと男やおばさんと同じく権利が無い。

 

ジャニーズでも山田涼介や神山智洋みたいなメイクキャラはいるし、韓流の影響で男性のメイクも普及してきてはいるけどやはり限度はある。中々一般男性がメイクキャラを受け入れてもらえるのは難しい。

女性にその壁は見えないだろうけど、心理面でも社会面でも男が感じるこの壁は厚い。

 

ところがドブスだともう「何ブスが気合い入れて色付いてるんだ」みたいに扱われて、学生時代でもおしゃれ的な事してるだけでそのレベルだと悪口を言われる。

小学校の頃一番ブスだった女子が髪をとぐクシを学校に持ってきてるだけで、男子は「ブスがそんなことすんなよ」というわけだ。何女ぶってんだよみたいな扱いをされてしまうし、かわいい子は持ってきていない。

ブスがいっちょ前に女を出そうとすることは攻撃対象になるので、したくてもできない場合がある。

 

そして女性はモテることやチヤホヤされることがデフォだが、男性は「皆そんなもんやねん」みたいなところがある。

高学歴やイケメンでも、内気で行動力が無いやつとか苦労している。

女性だったらそのスペックありゃ何もしなくていいようなレベルでも、男だったらなんとか行動エネルギーを振り絞らなきゃいけないこともある。

男は楽な思いもできなきゃ恥もかかなきゃいけない。

 

メイクでマシになれないブスもそんな男と同じ苦労が強いられる。

男は一部の上級層を除けばみんな必死に行動しないといけないみたいなところがあるので、まあ納得がいく。受け身で許される性別の女性にその辛さは想像もつかないどころか、そういう男を馬鹿にするまで女性はする。男性の行動を嘲笑する女性は多いけど受け身が許されるあんたらと違いまんねん、と男はみんな思っている。

女性は苦しかったら慰めてもらえるが男性は苦しくても戦わなければならない。

そういう辛さを理解できる想像力のある女性は多くない。

 

でも男に生まれたからそんな特権なくてしゃあないねん、と。

それが男の悲哀だ。みんなカッコ悪い思いして消えない傷の一つや二つそう誰にでもあるものさ、やねん。

ところが女性でキツイレベルのブスだとそんな男がやるつらいことをしないといけず、「女だからできることができないのに、女だからしなくていいことを自分だけしないといけない」わけで自分だけ特権から外されてる感じが可哀想なところはある。まあ女性だからそれでも同情してもらえるだろうが、同情されたところでなあとブスも思うだろう。

 

福原遥が願いがあるとすれば男性に生まれてサッカーをしたいと答えていたけど、女性は男性だったら運動やアウトドアみたいな体を使ったことをしたいと思うだろう。男性が身体能力高くて生理の負担が無いのは仕方ない事実だ。

女性でもできるけど、男性がそういうのはもっとできるわけだ。

 

そう、男性がかわいいメイクやおしゃれをしたいと思うように。男性のできるけれど女性はもっとできる。

ゲームのアバターを女キャラにして着せ替えるのが趣味な男は多いけど、男もそういう潜在的な欲求がある。

井手上漠なんて性別はないと言ってるのに明らかに女子に寄せているし、りゅうちぇる氷川きよしも限界突破すんねん笑

正直自分も可愛い服着てキラキラしたいっちゃしたいもんそりゃ。女装アプリは男でやったことある人は多いだろう。

 

でもこの女芸人やあのクラスメイト並みの女に生まれてたらそんなもの全然楽しくなかったんだろうなあと内心よく思う。

だって一般女性はメイクして可愛くなれば褒められるし恩恵も多いけど、そのレベルのブスだと逆に努力してもけなされるわけでそりゃやる気はどんどん下がっていく。

そこで反骨心持ってすごい努力ができる女性ばかりではない。

しかももはや女装した男が可愛いとか言われて男に負けるわけだ。

 

自分は男で運動神経悪いし体力も低いから、女性が想像するような男性だからできるスポーツやアウトドア的な事はエンジョイできないどころか、それで辛い思いもしてきたけど、別にそれだけが男の人生では全然ないので割り切れる。

でも女性だからできる楽しみなことってほとんどルックスに関連することばかりだ。

男で運動神経悪いより、女でブスがより辛いだろう。

女でドブスな人は自分みたいな男が「運動神経悪くて体育苦手で男としての楽しみ満喫できないんすよw」といったところで、うちらと同じにするなと言うだろう。

 

男が体力なくて辛いのは体育の授業の時だけで他に活躍の場はあるけど、ブスな女はあらゆる場面でそれが一日中一生続く。

 

運動できなかったら運動以外で得意なことを見つければいいし自分は現実で好きなサッカーができないからゲームでやってそれでめちゃくちゃ楽しいわけだ。

ところが女でドブスだとメイクや髪型も着れる服も限られる。

自分が着たい服を着ればいい、ルッキズムなんかに囚われないでというのは綺麗事よ結局。

 

男の衣装というのは能力があるからかっこよく見えるものがある。軍服やスポーツのユニフォームなんかが典型で、イケメンで無能な奴よりブスで有能なやつがかっこよく見えるジャンルは多い。

 

反面、女子の衣装は良くも悪くも絶対的にルックスが大事だ。

よくハリセンボン春菜の成人式の振り袖がネタにされるけど、可愛い子はそれが一生の自慢になっておばさんになってもその時も栄光はずっと続く。

そりゃアイドルグループ中ではブスぐらいの子がすごい表現スキルでセクシーに見えることはある。

ただ女性の場合能力で可愛く見える服というのはほぼレアだ。良くも悪くも可愛い子は可愛い、ブスはブスやねん。コーデ次第では見違えるというのは当然あるが。

 

男というのは本質的に悲しいというか情けない生き物だ。そして女でもキツいブスだとそのレベルに落ちてくる。逆に男でもイケメンは昇格できる。

 

女性は痩せたあとメイクで更に綺麗になれるけど、男は痩せたところで生身で勝負しないといけない。あとは内面の自信だが、デブだと言われてきた奴が痩せたところで急に劣等感から逃れられて自身を得られるわけではない。

 

めちゃくちゃ苦労して一般男性並みになったところで、その一般男性もまだ苦労が必要な立場でしかない。女性が痩せることに対して男が痩せることは見返りが小さいので努力をする気になるのは難しいのではないか。

女性は痩せればゴールだが男性は痩せたところでゴールではない。

チビやハゲで、なおかつデブなども痩せたところでどうしようもない課題は残っている。

女性のチビデブが痩せたら可愛くなるのに対して、男のチビデブが痩せたらただのチビでしかない。

 

あと女性はちょっと太ってるぐらいだと余裕でモテるのでダイエットの労力自体も少なくて済む。

男は痩せるだけで駄目だったら、そこから更に筋肉や場合によっては行動力やコミュ力、経済力までつけないといけない。要求されることに全然終わりがない。

女性は余程のブス以外はちょいぽちゃでも許されるぐらいにちょっと痩せて可愛くなるだけで済む。

 

実際、痩せようがどうでもいいと言われるゆりやんレトリィバァも改めて痩せる前を見ると劇的な効果があるしやっぱり痩せたあとにメイクが使えるのは強い。ゆりやんはこう言っては何だけどブスの中では可愛げがあって、ガンバレルーヤよしこなんかも若いときは意外とかわいい。

 

でも自分がハリセンボン春菜だったら女なのに男並みに恋愛に労力がいるだろうし、男の状態で男のファッション楽しんだり韓流のマネでもしてメイクしたりするのが余程自由性あるよなと思うわけだ。春菜は絶対心は綺麗な乙女だけどNGTでいじめに加担してた奴らが余程女扱いされるわけだし、正直悔しいけど荻野由佳は顔だけだったらめちゃくちゃ好きだわと思うもんなあ。

 

女の子は皆プリキュアになれるみたいなテーマあるけど、女子は本来みんな可愛く綺麗になるために生まれてきとるんや。ブスで辛い思いするために誰が好んで生まれるものか。でもそれが叶わない女性というのは男が思っている以上に辛いと思うわけだ。男は能力で逆転すれば男の幸福は得られるが女が能力で活躍しても女の喜びが得られるとは限らない。

 

中国のチー牛のeスポーツ選手が高級車乗って美人のマネキンみたいな彼女連れてても、女子アスリートや女芸人は婚活に苦労する。能力は男性的魅力とは関係があるが女性的魅力となんの関係もない。

ただしイケメンに限る」より実は「ただし美女や若い子に限る」という傾向がよほど強いという研究結果もある。

 

それでも普通のおばさんは婚活で苦労しようが若いときはチヤホヤされる時期があっただけマシで、度を超えたブスはそれすらない。男ってそう簡単にすぐチヤホヤされる時期が無いのがデフォというか、自分が行動しなきゃ行けない立場でみんなある意味平等で苦労している。だが女性という異性に優しくされるのが当たり前の性別でそれが無い少数派の人がいるわけだ。

それが男性の悩みと質が違うところだなと思うところである。