Sexy Zoneの中島健人のプロアイドル伝説だかで、学生時代日焼け対策で日傘をさして登校していたというエピソードがある。
今になって思う、ケンティーは間違っていなかったと。
自分はこの夏から本格的に日傘を使用しているのだがまず何よりその快適さに驚く。本当は日傘自体を買ったのは数年前なのだがその時はまだ小っ恥ずかしくてあまり使っていなかった。
しかし日中(猛暑なので朝から夕方までずっと暑い)に近所のスーパーに出かけるようなときなど、特に視線を意識するようなこともないし、何より日差しが本当に体力的に疲れるので使うようにしてみたら欠かせないものになった。というより視線を遮るためにも日傘は醜形恐怖症、視線恐怖症の持ち主にとって役に立つ。
自分は基本的に移動手段が徒歩である上に、体質的に人よりも疲れやすい。
体感的に言えば日傘を差していると疲労度合いが半分になる、あるいは行動できる時間や範囲が倍になる感覚が得られる。
なぜならばずっと木陰で歩いているような状態を維持できるからだ。
日傘を使えば今までであれば買い物を諦めていた距離や時間帯も可能になった。
これはおばあちゃん達が日傘を使うのがわかる。体力は有限だ、たかが買い物で浪費したくはない。自分はお酒を飲む時間を大切にしているので無駄に疲れて稼働時間を失いたくないし、例えば刺し身など傷みやすい食材を炎天下でもって帰るのも良くない。それを日傘だとガードできる(刺身の場合、日が降りた時間に行くと良いものが置いていない)
男性アイドルである中島健人や多くの女性の場合、日傘を使う目的は美容であるだろう。
ただ、それは日傘の効果の一面に過ぎない。
「体力温存」、この効果が結構メリットとして大きいことを見逃してはいけない。
真夏の炎天下にカキ氷をそのまま晒すのと日傘や木陰の下に置いておくのとどっちが長時間溶けずに持つだろうか、雲泥の差だろう。それくらい直射日光はダメージがある。
ちなみに自分は折りたたみタイプの日傘を使っている。これは買い物でも持ち入りやすいし、カバンを持って行動することが多い女性はなおのこと良いだろう。
普通の傘は内面に遮光シートがついていないのでせめて黒いものを使わないと日光は遮れないが、時々普通の雨傘を使っているおばちゃんを見かける。そういうおばちゃんは自転車に日傘をつけている率が高い。
あと男性で日傘ユーザーは一度も見たことが無い。男ももっと日傘を使えるようになっていけばいいが、人目や見栄が男もあるもので普及していない。
女性はメイクなど「しなければならない」という場面が多いが、逆に男性は「できない」場面が多く日傘もまさにそれだ。女性はしなくてもいい、男性はしても良い、そういう自由があっても良い。
そして日傘は若い女性も案外、日傘は使っておらずキャップつけている程度のように思う。
自分は日傘を使うようになってから日傘を差している人に親近感があるし、使ってない人は使えば楽なのにと思って見ている。
帽子も日傘も使わずに炎天下を歩いたり自転車で走っている人はどれだけ体力が化け物なんだろう、と笑
学生の登下校なんかは間違いなく使っていない。ただ若くて元気な学生は使わなくていいだろうし男子だとなおさら好奇の目に晒されるだろう。女子でも日傘さして良いのは世ほどカースト上位の美人くらいだ。ブスが日傘なんか使っていたら不細工のくせに自意識過剰と言われるだろう。その意味で、男で日傘さしていたらしい中島健人はやっぱりレジェンド。
どうしても日焼け対策という意味合いで日傘は見られがちだけども日焼けしたくないからという以前に日光自体が物凄く老化に影響があるというのもあり、ただただ直射日光は疲れる。ナルシストで日焼け対策をしているというより「疲労対策」というのがまず前提。日傘を使うと日光がどれだけ体力を削っていたかがわかる、というのは前述の氷の話でも伝わるだろう。
そういう疲労軽減目的で使っている自分のような人間がいることもまず知っていただければ日傘を使いやすい世の中になると思っている。
今日の日本の夏、暑すぎて日中、思わず日傘を取り出して買い物に行ったけど、帰りに主婦さんが赤ちゃんを抱っこ補助具で抱えて意気揚々と散歩していて「いやあ、日傘持ってやれよぉ」と内心思った。おっさんの自分が買い物行くだけで日傘してんのに、乳児を抱いて日傘しないのはもう虐待でしょ#暑い
— エルケンティキタカ (@Elkenty11) 2023年5月16日