人生初の回転寿司持ち帰りが最高すぎた
自分はウクライナ侵攻で外食が高いとかコロナで行かなくなったという背景がありつつ、寿司ペロ騒動がトドメでしばらく回転寿司を避けていた。
更に刺身を柵で買うということに目覚めて寿司自体をさほど食べなくなっていた。
ところが天啓のように回転寿司でテイクアウトを頼むという夢を見た。潜在的に久々の寿司を欲していたのかもしれない。
自分の家庭は回転寿司をテイクアウトする文化が無かったというか当時そこまで持ち帰りも普及していなかったのでついその感覚で今まで生きてきたが、初めて試してみることにした。
そして考えれば考えるほど持ち帰り制の利点に気づいていくこととなる。
ざっと色々考えてみたメリットがこちら。
・家族連れや学生集団のいない静かな自宅で客ガチャを外すことなくゆっくり食べられる。
・一人客の場合、カウンター席だとスペースが狭いが家だと気まま。
・飲み物が割高ではない、回転寿司には無いお酒を選べる。
・混雑している時間帯でも注文到着を待たずに済む。
・オンライン注文だと取りに行くだけでいい(ただ店舗でしか注文できないメニューがある場合もあるが、よくあるパッドで頼んで待ち時間を設定すれば買い物も可能)
・早めに頼んでおくと品切れの心配が無い。
・客のイタズラという不安がない。
・風呂や家事を済ませてゆっくりできる。
・テレビや動画を気にせず見られる。
・ゴミ箱があるので机の上にいろいろ溜まらない。
・トイレが清潔で焦らず使える。
・決済を先にするので思っていた以上に頼んでいるということが無い。また飲み物代が安いので通常より良いメニューも頼める。
・帰りの心配をしなくて良い。特に車利用者の場合家ではお酒が飲める。
・冷蔵しておけば閉店した深夜でも食べられるor閉店を気にせずにゆっくり過ごせる。
・スーパーの刺身には無いような鮮魚店レベルのレアな種類がある。そして自分で捌かなくてもいい(これは三枚おろしのオーダー対応を使えばよいが、家で刺身にはしなければならない手間がある)
・普段まとめて買うには高いしそこまでの量は要らないという高級食材も一皿だけという断片的なオーダーが可能。
・醤油やワサビにこだわれる。真空ボトルを自分用に清潔に使える。
・パック寿司は好みでないネタまで買っていることになるが完全に好みのオーダーが可能。作り置きではないためシャリの質もいい。
・専属契約などでネタを仕入れているので杜撰な管理のスーパーと違い鮮度や質がいい。
・思い出の写真として撮る場合ワンショットで済ませられるし、こだわりの皿に移せば見た目も良い。好みで他のお店で買った食材をトッピングも可能。自分が頼んだメニューのセンスを1枚で見せられる。
・特別、店内で食べたいわけでもないどころか家で落ち着きたい客がテイクアウトすれば店側は回転率が上がるし従業員は楽、何枚も皿を洗うための水や洗剤も使わず環境に配慮できる=店内のガヤガヤした空間では食べたくない一人客がテイクアウトすることで回転率が上がりその店舗にも利益がつきつつ、他客の席は空くしこちらは家でゆっくりマイペースで食える。
・物品でしか買えないチューブわさび注文オプションがある(これはガチで美味しい)
・出前や配達と違って自分が取りに行くので最低限の費用でいい。
とまあまだ書ききれていないこともありそうだが、ガヤガヤした混雑した空間や待つことがあまり好きでは無かったり潔癖症のきらいがあったりするタイプであれば間違いなく持ち帰りがおすすめだ。
回転寿司というのはあくまで家族連れも多いファミレスのような存在でゆっくりマイペースで酔えるような場所では無いし長時間呑むためには作られていない。
本来、そういう目的であれば回らない「鮨屋」が良いのだがいかんせんお高いしこちらも閉店時間の問題はある。もちろんそういう寿司屋で食事をしたことはあるのだが高いんだろうなということが終始心配だし、自分の場合お酒で愉しくなると今日が最後だと思って飲むぞと調子に乗ってしまい会計のときに酔いが醒める、青ざめるという意味で笑
会計額を気にするような人間であれば予め値段の合計がわかるテイクアウトが性に合っている。まあ高級店の場合、予算を決めておまかせ形式というのが主流だが高級店でもない街の寿司屋ぐらいがそこまで高くないと思って頼むペースをミスりがち。
そしてこの度、自分が1800円ちょっとに収めたコースがこちら。
イワシ:これがまず中々刺身では売っていないしパック寿司には入っていないネタ。
アジ:自分はアジ大好きなのだが中々良い質のものが売っていない。光り物は柵にされていると傷んでいる。
カレイ:こちらも非常に足が早いためスーパーでは見かけないし刺身に適した魚種ではないがくら寿司では昆布締めを施しているようだ。(ヒラメのエンガワもメニューにあったのでシンメトリーとして頼んでおけばよかった笑)
生タコ:通常刺身として売られている蛸はゆでダコで生では丸ごと一匹処理しなければありつけないのだが売っていない上にそれだけだと高い、そして塩もみ工程がやってみるとかなりキツい。=寿司屋で生蛸があれば絶対頼まなければならないほどお得。
赤貝:自分が最も食べたかったネタ。最近、御造り用を全然見かけないのだが回転寿司にあった。それどころか2貫で130円は安い。思わず合計6貫頼んだが、赤貝の刺身を知っているとこれはお得。
つぶ貝:自分は貝類に目がないラッコ🦦なのでこちらも頼む。酒飲みは貝に行き着く。
アワビ:今日の主役。普段中々手が出ないが230円でちょっとお試しは敷居が低い。まとめて買うには高いが少しだけというパターンだ。
カニ味噌:アワビと同じ理由で軍艦だと安く感じる。
白子とジュレ:珍味系もやはり「スシ飲み」には必要な存在。家で作ると面倒だしそこまでいらないけどちょっとは食べたい系。
ハマチ:寿司屋で食うと美味いのにスーパーの柵だとイマイチな筆頭候補。安く美味く腹を満たす要員。
唯一のミスがカレイの対としてヒラメのエンガワを買っておけばという後悔だ。まあ次の楽しみにしよう。
お酒はジャケ買いした麦焼酎。
ちょっと高めなものを選んでも店舗でありふれたメジャーな酒にするよりは安いのがテイクアウト寿司のメリット。お酒好きにとって外食というのは安酒をちょっとグレード上がるものを買える値段で頼んでいるというのがコスパ悪いところである。回転寿司で酔おうと思えば数杯で一瓶買える値段に達する。
ぜひ回転寿司のテイクアウトサービスをお試しあれ、宣伝ではなく本当にクオリティー・オブ・ライフが上がる今までなぜやってこなかったのかというサービスである。
ひろゆき「土日の混雑した時間帯に回転寿司に並んでる家族連れ、全員情弱低収入家庭なので子どもが低学歴に育ちます。カウンター席と違って回転率も悪いわけでコスパもタイパも悪いっすよw僕だったらネット注文で予め頼んでテイクアウトして家族団らんしながら好きな番組を見て食べます」
— エルケンティキタカ (@Elkenty11) 2023年11月27日