日本人に馴染み深いが意外と珍しいスズキ(鱸)を人生で初めて食べてみたら美味すぎた件
スズキという魚がいることは日本人であれば誰もが知っている。鈴木さんは有名だけど魚にもいるんだよねなんて話は子供の頃に誰もが聞いて覚える。
ところでいざ大人になっても意外と鱸を食べたことがない人は多い。
かく言う自分もその一人で、刺身や寿司も好きでそれなりの店も入ったことあるが思えば意外と鱸は食べたことがない。正直、スズキという名前に連られてよくある安っぽい白身魚ぐらいにしか思って無くてメニューにあっても頼んでいなかったのかもしれない。
スズキという名前が名字の鈴木さんと違ってもっと高級そうな名前だったらもっと評価されていたかもしれない。しかも実際はここからが食した感想なのだがタイ(鯛)と同じぐらいの値段でありつつもっと旨い。
スズキをよくいる名字のせいで過小評価しすぎていたしやや内心舐めていたが、日本人はこの現象に陥っている人が多いはずだ。
美味いと気付かれると値段が高騰するけど、過小評価されているせいで意外と流通していないので買いにくいというジレンマ。
自分の場合ちょっと遠目の水産市場で手に入れたもののスーパーだったらもっと買いやすいのにと思いつつ、そこまで人気になった暁にはもっと高くなっているだろう。
実際はタイと双璧をなす美味な白身魚だが名前のせいで地味になっている、それがスズキ。木村拓哉のように名字は普通だがイケメンとか野球の鈴木一郎のようにありきたりな名前でスターみたいな存在だ。
鯛も"キムラ"という名前だったら安っぽい魚扱いだっただろう。
人生で初めて食べたがこんな美味い魚だったとは。この量で700円ちょっとだ。あっという間に食べつくしてしまった。
魚の味をわかっている人はスズキを安い魚とは思わない、これからそう思おう。鱸を舐めてる人間は先程までの自分のように絶対に食べたことがない。
ついでにお酒は安売りされていた清酒で、酒専門店だと製造から時間が経っている場合は品質に問題がないにもかかわらずよく叩き売りされているのでお買い得だ。日本酒は新米と同じく製造年の新しさが重視されるので、ワンカップ酒を買うぐらいであればそういう品を見つけるのも酒飲みの一興である。