elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

真冬のグレ刺身はめちゃくちゃ美味い

グレとはスズキの仲間でメジナとも呼ばれる黒い魚なのだが自分はこれまで食べたことがなかった。

 

ただ刺身に凝って調べていくうちに、聞き覚え自体はあったのだがいい魚だと分かりいつか食べたい憧れにしていた。それが今日、スーパーの鮮魚コーナーに置いてあり調理を依頼し三枚おろしと皮引きをしてもらった。

 

魚をおろしてもらう時の盲点が皮を剥いでもらう皮引きである。以前タイを頼んだとき皮付きで、後で家で気づいて自分でやるのはかなり苦労して身がちょっと少なくなった経験があった。自分でも皮引きは習得しつつはあるのだが貴重な魚ではなやはりプロに頼んだほうがいい。安い魚だと自分で練習に使えるが、グレは滅多に見かけないので失敗のリスクを考慮した。

とはいえ他の高級魚と違ってそこまで高くなく、この量で700円強ほど。それほど流通していないだけで、磯釣りの定番だけありコスパはいい。個体自体は希少なわけでは無いがスーパーのパック刺身では売っていないというわけで、丸々一尾で売っているのを捌いてもらうか自分で捌くしかない。無論地域差はある。

ただグレは鱗が物凄く飛び散るらしく、ゴミも少なくなるので調理してもらえるのであればそれが楽だ。

 

味は旬が海藻が主食となる冬だけありとても美味。

一口目はそこまで旨味は無いが、噛んでいくうちにまろやかな脂味が楽しめる印象だ

 

お酒は普段は焼酎なのだが、特別に日本酒にした。デザインがかっこいいのでこの剣菱にしてみた。刺身の写真はどういうお酒を使っているかがわかると自分はいいねと思うわけだ。

 

グレがこれだけ釣りではメジャーなのに、市場ではレアであれば釣り人の知り合いでもいれば市場より安めで買いたいぐらいリピートしたい。値段の割に量と味がいいが、メジャーになりきれていない隠れた名魚。

個体量も多いので知られたところでノドグロみたいに高級魚になることも無いだろう。

 

そもそも釣り人で居酒屋に卸している趣味と実益を兼ねている人も世の中いて、自分は以前それで時価アオリイカを食べてガチで美味かったし、家族が釣ってきた魚を提供している居酒屋は太田和彦の番組でよく見る。

 

そこまでする程でもないぐらいでちょっと小銭になったらいいぐらいの釣り人の友人でもいたらウィンウィンな関係だろう。

何だったら自分が捌いて相手の分まで熟成するのを対価にするなんかでもいい。

刺身は捌いてすぐに食べれば新鮮で旨いというほど単純なものではない。

 

釣りに行くのは面倒だけど、捌いたり熟成させる手間は苦にならず肴を嗜む自分のような者と、アウトドア派で釣りだけはひたすら好きな関係だったら相性がいいだろう。釣れすぎて困るけど市場に出せるほどでもないし二束三文でお裾分けにしてるぐらいだったら、買うわぐらいの関係。海が近い住まいの人はそういう関係を構築しても面白そうだ。

 

本当に仲が良い利害関係のない関係であってこそだろう。それで一緒に晩酌するなども田舎ではありえるだろう。

まあお金さえあれば全国の魚が集まり料亭や名店の寿司屋、居酒屋も利用する市場がある場所に住むのが最高だろうが昔ながらの物々交換というか提供できるものでのやり取りも悪くない人情がある。将来そんな生活でもしたいなとお酒を飲みながらそう思いを馳せた。