クジラ肉の刺し身が扱いにくい理由
クジラ肉は一見するとルビーやガーネットのように美しい真紅の輝きを持っている。
ところでこちらを見ていただきたい。
これはアイスランド産のナガスクジラの筋も入っていない高級部位だ。
ところがご覧のあり様、血がしみ出ていることがわかる。
基本的にクジラ刺し身は血液だか体液だかよくわからないがこの赤い汁が大量に出る難しい素材なのである。
洗ってもいくらキッチンペーパーで絞っても限りなく出てくる。これをお店で出すにはどれだけコストがつくか想像できるだろう。
ところが自宅で自分用に食べるのであればまあ別にこういったことは気にならない。
かえって「生きていた証」だとありがたく食べることができる。
真水で洗いすぎると傷みすぎるし、さっとキッチンタオルでアクを取ってからさばくだけで十分である。
今晩の晩酌も定期的に食べる好物のクジラ刺し。お酒は以前、リサイクルショップで箱がないという理由で安く買えた10年熟貯蔵物の泡盛の残り。鯨肉そのものがクセが強いので同じく癖の強い泡盛をぶつけてこそハーモニーは奏でられる。九州の甘醤油にすりおろし生姜を加えれば最高のタレの完成だ pic.twitter.com/HIJuFHkBI3
— エルケンティキタカ (@Elkenty11) 2023年12月20日