アカギ 〜闇に降り立った天才〜
アニメ版では闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才
この作品の魅力は、麻雀の雰囲気や心理戦、数々の魅力的なキャラクター、アカギの天才性、どんな危険な勝負も動じない精神、常人の領域を超えた発想にある。
その圧倒的な強さ、かっこよさに麻雀をする人間、勝負にこだわる人間は憧れる。
その麻雀の戦いも決してただの麻雀ではない。
とにかくすべての戦いが危険。
命や大金のかかった狂気の博打、賭け麻雀
極限の状況で死線をくぐる勝負が続く
そういう常人ではまともな思考ができない局面での圧倒的強さが赤木しげるの魅力だ。
ただ、それだけではない。自分がアカギで最も気に入ってるのはなんといっても昭和の雰囲気
この作品全体に漂う昭和の雰囲気、世界観は本当に素晴らしい
ネットで検索してもなかなかアカギの昭和の雰囲気の良さについて語ってるサイトが見つからない。
だからこそここでアカギの昭和の雰囲気の良さについて語っていきたいと思う。
とにかくこの作品、昭和の雰囲気が絶妙。自分自身麻雀のルールを知らずに見ていたからという事情もあるが自分にはこういう昭和のシーンが本当に雰囲気良く思えた。
昭和40年の5億は現在の資産価値に換算して50億、というフレーズにもあるように戦後初期の昭和の日本が舞台
1964年の東京オリンピックなども時代背景として出てくる。
都市は開発され切って整備された町よりも開発途上の滅茶苦茶な時期の雰囲気の方がワクワクしていいとよく言われる。アカギの世界の昭和はまさにそういうもので、タイムスリップしたような面白さがあるし、そういう雰囲気がなぜか懐かしい。
少し話がずれるがネットも今の整備され切った状況より初期の滅茶苦茶な時の方が雰囲気あって面白かった。
それは都市開発にも同じことが言えるし、アカギ全体にある危険な雰囲気、滅茶苦茶な雰囲気とはそういう物だと思う。
とにかく見ていてその危険な雰囲気と共に暖かさを感じる。アカギを見ているときはこの雰囲気をずっと味わえた。
別に昭和40年代を知るわけではないけど、なぞの懐古心を味わえるのがアカギである。
アカギの夜景は本当にきれいだし、食事のシーンはおいしそう
「雰囲気がいいアニメ」としてもおすすめできる。
麻雀や博打に興味なくても、こういう昭和の雰囲気、危険な雰囲気
自分自身麻雀よりも雰囲気の方を楽しんだ。
こういう昭和に行ってみたいと思ったし、先進国になって裕福になる一歩手前のこの雰囲気。
クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲を見ていた頃は、昭和に憧れるのなんて理解できないと思ってたけど今になって昭和の雰囲気っていいなって思うようになった。
昭和を知らないのに、やたら昭和を推す人いるけど自分もその仲間入りである。
Hey! Say! 世代(Hey! Say! JUMP風)なのに昭和を絶賛する。
ただ実際の昭和が本当にいいものなのかといったらそれは体験したことがないのでわからない。
きっと美化された創作の中の昭和、映像の中の人情のある昭和を見せられてるからこそそう思ってしまうのかもしれない。
ただ間違いなく言えるのは、そんなゆとりHey! Say!世代でも昭和かっこいいと思えるのがアカギである。戦後初期の昭和の空気を味わってみたい。リアルにソ連の凄さや米ソ冷戦を味わえた時代だし、経済成長も味わえた。
戦後の状況から発展していく過程での滅茶苦茶な状況。そういった雰囲気に惹かれる
Hey! Say! JUMPといえば山田涼介が1980年代の不良映画のマニアというのをこの前平成タイムジャンパーでやってたけど、昭和を知らない平成世代が昭和に幻想求める現象ってもしかしたら知られてる以上によくあることなのかもしれない。
平成世代の昭和回帰現象か!?
昭和を知らないはずなのに、なぜか懐かしいと思ってしまう。
クレしんの大人帝国もなぜか懐かしい。
この平成の世の中だからこそ昭和への再評価、昭和回帰
よく流行は巡り巡って昔に戻るというけどこういう昭和回帰ブーム、昭和ルネサンスがその内起こるかもしれない。
もはや懐古が行き過ぎてついに自分が生まれる前の時代まで懐古しだす。
いや正確には「クレしん大人帝国の逆襲」や「アカギを見ていた頃」を懐古しているのだろう。
平成世代「昭和懐かしい」一見するとこの発言は矛盾だらけだが、昭和という時代が世代を超えても懐かしいと思える魅力に富んでいたり、平成初期や地域によってはまだ昭和の香りが残っていたりするのが原因かもしれない。
このシーンはとくにかっこいいシーン
どんどん作られていく遠くに見える新しい街の夜景、昭和のネオン
それを激動の時代の中で見つめる。この雰囲気は絶妙だ。遠くに見える夜景を見るときはアカギの物真似をするのもいいかもしれない。
いずれ昭和のように平成や2010年代が懐古される時代が来る。今そうやって夜景を見ることはこのアカギのシーンの当事者になるようなものかもしれない。
そしてこうつぶやくのもありかもしれない
「本物の死線をくぐりに行く」
そういう危険な雰囲気があってこそアカギともいえる
こういう怪しげだけど雰囲気のある夜のシーンがアカギには多い
そこも魅力である。
こういう昭和の未開発、これから開発が進んでいく活気あふれた感じもアカギの面白さ
自分自身昭和にそれほど興味があったわけではなかったし、昭和に憧れるというのは理解できなかった。文化的で風情あるものならば明治時代や大正時代の方がよいし、発展した感じならば平成の方がいい。昭和はどこか中途半端だと思ってた。
しかしアカギを見てその考えは改められた。昭和の雰囲気はかっこいいし風情がある。
何ともいえないよさ、古すぎないし新しすぎない独特な時代
そういったことに闘牌伝説アカギは気づかせてくれた。
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