2016-2017シーズン、マンチェスター・シティをグアルディラが指揮することに決まり、いよいよその新シーズン開幕が迫ってきた。
まずスペイン代表ノリート獲得はうれしい補強。EURO見てノリートはどっかビッグクラブ行くだろうと思ってたけどシティに決まったみたいでよかった。
このノリートという選手は独力でバルセロナやレアル・マドリード相手にスーパーゴールを決めることができる選手なので凄く大きな補強。スターリングなど比較にならないぐらい優れた選手。
スターリングは絶対ペップの哲学にそぐわない選手だと思ってたから、そのポジションに他の選手を獲得する可能性は高いとは思っていた。
スターリングでも代用できないことはないけど、グアルディオラは理想家なんでそこは妥協しない。
あとはギュンドアン獲得。これも相当いい補強だと思う。ただ怪我がちな選手なので実際見れるかどうかはわからない。
逆にサプライズなのがフェルナンジーニョを結構評価しているという事。
自分はフェルナンジーニョは真っ先にきられると思ってたけどペップの評価は逆で10のポジションで起用できるとも言っている。実際目の前にしてみてそのポテンシャルに気づいたのかもしれない。ペップの慧眼は凄いからフェルナンジーニョは覚醒しそう。
意外とギュンドアンがプレミアに適応できないことやけがが原因で試合に出られずフェルナンジーニョが試合に出まくる展開もありそう。シーズン後半はフェルナンジーニョが使い倒されてるぐらいのこともあり得る。
あとは余剰戦力
この辺は思い切って全員移籍させるぐらいの大改革をしたほうが良いとは思う。
ヘスス・ナバスは戦術変更のオプションとしては必要かもしれないけど、ナスリとかヤヤはシティに残っても幸せにはなれないと思う。特にヤヤはバルサ時代のこともあるし。
本当に個人的な滅茶苦茶な案だけど、マンチェスター・ユナイテッドのマタとシティのヤヤの交換したらほんとどっちも幸せだと思う。ヤヤとマタの交換論は結構いいと思うんだよなぁ。ゲームじゃないからそんな簡単な話ではないけど、モウリーニョの指揮下で創造性を破壊されるマタと、ペップの指揮下でアグレッシブさを破壊されるヤヤ
これが逆になれば相当面白いとは思う。
あと個人的にアグエロのゼロトップ的なことを期待してる。
ペップバルサ全盛期にメッシのゼロトップがサッカー界を席巻したけども中央の密集地帯でのドリブルという意味ではアグエロはメッシの次のレベルぐらいにある。
恐らくアグエロの起用方法はかつてのメッシを彷彿とさせるようなものになるかもしれない。それが再現されれば個人的にはすごくうれしい。メッシのゼロトップ的なことって最近みれなくなったからなんとかアグエロで再現してほしいというのはある。
他にはダビド・シルバとデ・ブライネの起用法も楽しみ。というよりもこの2人の選手にペップの哲学が加わることでどれだけもう一段階進化できるか。
シルバに関してはもうペップですら言うことがないレベルに近いけども、ロッベンをもう一段階スペシャルな選手に成長させたペップならばデ・ブライネやシルバをさらに成長させる可能性もある。それは凄く楽しみ。
そしてこの新生マンチェスター・シティに求められることはビッグイヤーの獲得
もはやペップのキャリアにおいてこれは至上命題。このままではバルサ専用、強いクラブだけでしか結果を出せないという烙印を押されてしまう。それどころかバイエルンで一度もビッグイヤー獲得を成し遂げられなかったことにより現在評価が下がってしまっている。
モウリーニョの凄いところはトップオブトップとみなされていないクラブで結果を出したところにある。ペップが評価を覆し真に歴史に残る名将となるためにはシティを指揮してビッグイヤーを獲得するしかない。
世界はいつまでも「ペップバルサの甘美な思い出」を美化し続けてはくれない。
デニス・スアレス
「グアルディオラはプレミアリーグに違うスタイルをもたらすんじゃないかな。チキ・タカ以上の何かをね。シティはすでに強いチームで、プレミアで優勝も経験しているけれど、ペップの就任でさらに改善されるはずだ。そして、違うフットボールを見せると思うよ」
チキ・タカ以上の物、それは一体何なのか、2016-2017シーズンのプレミアリーグから目が離せない
なおこれだけ書いておきながら環境面と金銭面の問題で来季のプレミアリーグは見れない模様
ペップのシティでのチャレンジは凄く楽しみにしてたけど、残念ながら見れないことになってしまった。