シャビ・エルナンデスは「メッシが移籍するかどうか」という永遠の質問に何度答えてきたんだろうか。バルセロナにそのアルゼンチンの天才は留まり続けるかということは、サッカーファンならば誰もがワイにする事である。
メッシとロナウドどっちが凄いか?という質問も何百回と聞いて来ただろう。
そして必ず「メッシが一番、それも現役ではなく史上最高」だと答える。それくらいにシャビのメッシ愛は凄く、まさに目の前でその天才性を目撃してきたから言える真実味にあふれた言葉である。
メッシがバルサのトップチームで試合に出始めたころからずっと見てる選手であり、サッカーを見る目は凄い選手だからその見解は間違ってない。まともな人間ならメッシが1番だと考える。それ以外の答えが見つからないほどにメッシは好き嫌いを超越してるレベルに存在する。
そんな彼はメッシの移籍はないとみているらしい
シャビ「僕にはメッシが空気を変えたがっているようには見えないよ」(願望)
「彼はバルセロナで幸福を感じ、満足しているだろうから。他クラブが改善のために彼を欲しがるのは当然のことだけど、僕にはメッシが空気を変えたがっているようには見えないよ」
歴史上最高の選手が他チームでプレーするのを見てみたいが、やはりバルサのメッシを永遠に見続けていたい。まさにシャビのように35歳ぐらいまで、いやそれ以上にバルサでプレーできる。変に他のクラブを挟むともう戻ってこれなくなったり、かなり遅い年齢になって戻ってくることになるかもしれない。そう考えると生涯バルサであってほしいなと思う。
しかし生涯バルサで過ごすと思ってたのに中東に移籍したシャビさんがいうと説得力ないんだよな、という複雑な感情もあったりする。
トップリーグの1つのクラブを貫いて最後新興リーグにいった選手と言えばジェラードのイメージあるが、ジェラードはもう引退したしシャビもそろそろ引退を考える年齢かもしれない。引退を表明する選手が次々と現れる現代においてシャビ・エルナンデスがどれほど現役を続けていられるか、最も尊敬するサッカー選手として彼の行く末に注目せずにはいられない。
そして彼は今年のバロンドール争いについても口を開く。
「今年はユーロ2016とチャンピオンズリーグで優勝したクリスティアーノが本命だと思う」
最近C.ロナウド褒めたり、ちょっとしおらしくなってるのがシャビだろう。ロナウドに「バロンドールとってねぇだろ」って反論されてから大人しくなったいう印象を受ける。
悲報:シャビ先生、ロナウドの反論にビビる。
「僕にとって、世界一の選手はメッシだ。これまで何度も言ってきた通りね。」
「メッシも素晴らしいシーズンを送ったから拮抗した戦いになるだろうね」
しかしやはりメッシ上げの発言は絶対に言わないと気が済まないシャビ先生としての姿は健在である。昔は「ロナウドはアスリート能力が高いだけ」みたいな余計なひと言が多かったけどが最近はロナウドに対してもリスペクトしている。
ピッチ上ではクリーンなのに発言のラフプレーが多かったころのシャビ先生がまた見たいし余計なひと言があるから面白い。
ジエゴ・コスタ:ピッチ上のラフプレーは多いが、ピッチ外ではクリーンな聖人
シャビ:ピッチ上では模範となるような選手だが、ピッチ外では発言のラフプレーが多い
バロテッリ:どっちのラフプレーも多い
イニエスタ:どっちのラフプレーも少ない
サッカー選手は大体この4つに分類される。
見てて面白いのはやっぱり2番目のようなシャビタイプの選手。
プレーはクリーンで面白い上に、ピッチを去れば今度はキレのあるお言葉で盛り上げてくれる。だからシャビさんがバルサからいなくなってちょっとバルサという集団の発言のキレはなくなった気がする。昔ほど「我々の美しいフットボールが~アンチフットボールが~」みたいな発言は減ってしまった印象。バルサのそういうとこが好きだっただけに今のバルセロナは発言の面においてハードワークが足りない。
しかしシャビさんの場合、カタールにいてもなお相変わらずバルサへの発言は続けるし相変わらず盛り上げてくれて入る。
ワインを熟成させるのがアンドレス・イニエスタ、ネットを炎上させるのがシャビ・エルナンデスだ。カタルーニャのエルナンデス君はネチネチした批評が多い、そして人々はその発言に魅了される。
「またバルセロナを持ち上げてくれるのではないか」と人々はその発言センスに期待する。
いずれ必ずバルサに戻ってくるだろう、それは監督としてコーチとしてかもしれない。シャビ先生がバルセロナの監督になったら滅茶苦茶面白いはずだ。彼が作り上げるサッカーは極上の物だろうし、何より発言という最大の見どころがある。
記者会見で長々と話すシャビさん滅茶苦茶見たい。
それはきっと全てにおいて極上のエンターテイメントであるはずだ