わりとマジでゲームに対して二宮和也が与えた影響って軽視できないと思っている。少なくともゲーム好きは二宮のこと悪く言えないくらいには恩恵受けているはずだ。
まず「ゲーム好きの男性有名人」でアンケート取ったら、ニノ結構上位に来るだろうし特に女性の間では上位であると予想する。
山田孝則や手越祐也も来そうだが、新しい世代のゲーマーの先駆者としてはニノは斬新な立ち位置だ。
それまでのゲーマーって例えば有野課長のように、「俺ら男ゲーマー」からすると親しみ感じて子供人気も高いオタクの味方というイメージだった。
女性受けいい芸能人、それもアイドルが俺ゲームばっかやってるインドア派なんすよ〜って大々的に言い始めたのってわりとニノが初じゃね?と。
いや、探せばいるはずなのだがパッと出てこないし大衆的なイメージとまでは行かない。世間の風潮に与えた影響という意味では割とまじでニノだろう。
最近では松本人志もよくゲームを語っているし、有吉弘行はゲーム番組を持っている。
ただ二宮和也の方がもっと早いというか、陰キャキャラで浸透してきたのはオリジナルだ。
「実はゲームも趣味」ではなく、「俺はゲームしかしない」くらいのキャラってそれまでいた記憶がない。それもキラキラしているはずのジャニーズでだ。
例えば嵐がブレイクする以前はSMAP、KinKi Kids、V6、KAT-TUN、NEWSの時代だ。
SMAPは稲垣吾郎がガノタやミリオタでオタク枠ではあるし、堂本光一もそういうところはある。
ただこの時代(2000年代)って、堂本剛、森田剛、松本潤、亀梨和也、赤西仁、山下智久のようないわゆる「イケてる系」が女性人気抜群だった時代で髪型も派手だ。
堂本剛は確かにサブカル系でもあるけど、正統派の堂本光一とは対をなす不良感ある感じだ。
腰パン、ギャル男、チャラ男、日焼け、襟足、ギャグレベルの眉剃りみたいなのが流行った時代だ。当時は森田剛は男子の憧れでファッションリーダーだったことは間違いない。マツジュンや、仁亀、山Pもここに続く。初期のキスマイとか笑ってしまうぐらいにホスト系だし、韓流も東方神起や超新星は派手なイメージだった。
嵐にとっては冬の時代だった時期だ。二宮なんてまさにジャニオタの身内だけの評価だった。世間の認識としてはオタクっぽい地味なメンバーを推しているという感じだ。
そこから二宮の台頭は凄かった。当時自分はそこまでリアルタイムで嵐ファンだったわけではないけど、二宮がいろんな豪華女優と噂がありどんどんモテ始めているというイメージはあった。
イケてる感じがもてはやされる時代に、服に興味ないみたいな陰キャ売りみたいなのが新鮮だった。
SMAPとはまた違うタイプの等身大な庶民感があったわけだ。
ジャニーズなんて、俺らみたいなオタク趣味なんてわかんねぇだろって時代としては衝撃というか、今でこそジャニーズのメンバーいろいろネタにされてるけど、ネットの男はジャニーズ大嫌いだった時代だ。
オタクと正反対の世界にいる憎悪の対象だったのである。
その意味でオタクや陰キャなのにジャニーズ好きな自分は特殊だったし、今でも未だにジャニーズアレルギーある陰キャオタクは多いと思う。
当時はORANGE RANGEやAqua Timezも全盛期で、星野源みたいな陰キャアーティストなどもってのほかだった。
この前、田中みな実が「家にゲーム機がある男性は気持ち悪い」と発言して炎上というか、ネットではかなり叩かれていたが多分怒っている層は3,40代の男性ゲーマーだろう。この世代って社会や親からゲームは悪として叩かれて、女性受けも悪かったので、世間のゲーム叩きに物凄く拒否反応を示すのである。
彼らは同時にもっともゲームが好きなゲームっ子男子世代でもある。ゲーム機の目覚ましい発展を目撃し、ネット以前のワクワクするゲームの時代を体験している。だからそれを異性に否定されるのが大嫌いで、ちょっと年下の本田翼のようなゲームに理解ある女子が大好きだから動画の再生数が半端ない。彼女の場合年下男子からの憧れもあるが。
自分はそんな本田翼と同学年なのだが、ゆとり世代になってくると同世代や年下の女子がゲーム好きなんて普通になってくるので、「なんかおばさんが言ってる」ぐらいにしか思わず怒るまでも無い。
例えば指原莉乃がルビサファリメイクのORASの時ツイートしてて、めっちゃ同世代だわwと懐かしくなったし、学生時代もゲーマー女子はそこそこいたからそこまでの差別は経験していない。
おそらく3,40代女性がもっともゲーム嫌いな世代であるように思う。男女が間逆なのがアラフォー世代のゲーム観だ。この世代はお互いに同世代を嫌悪していそうである。
田中みな実のその発言のときに同席していた乃木坂46のメンバーはむしろゲーム好きでインドア派だったし、宮脇咲良とかもはや男より本格的にFPSをやっている。
本田翼みたいなイケてる美人が地上波で「私銃で人撃つゲームが好きなんです」と公言するなんて当時は信じられなかった。
日本でFPSが本格的に普及するのはPS3でオンライン機能が実装されてからで、まだ歴史は短い。それまでは極わずかのゲーミングPC所有者に限られていた尖ったマイナー趣味だったのである。
そしてこの30代中盤から40代前半あたりの女性の青春こそまさに2000年代で、森田剛や亀梨和也が人気を博していた時代だ。
森田剛や亀梨和也が俺ゲーム好きなんすよ、なんてあの時代には絶対言わないだろう笑
当時の陰キャは傍流である。
二宮和也の台頭くらいから陰キャが許容され始めるというかオタク文化も一般化していったと考えられる。
当時は地上波で2ちゃんねるやオタク文化が取り上げられるだけで祭りだと言っていた。
この3,40代女子こそ、自分の青春を引きずっている世代でアップデート出来ておらず拗らせ婚活おばさんとなっている世代でもある。
ゆとり女子「彼氏がゲームしてたら一緒にやりたい」
アラフォー女子「ゲームばっかり家でやってる男は気持ち悪い」
そりゃ同世代のハイスペ男や普通の男はことごとく20代に持っていかれるよなぁ。この世代ってどうやら、同世代にものすごく厳しくてかつ受け身でもあると語る同じく3,40代の男性は多い。
アラフォー女子は森田剛みたいなイケイケでかっこいい男に憧れてた青春で止まってるので、今の日本人男性のオタク化や陰キャ化、幼稚化についていけず同世代に幻滅しているパターンを多く見かけるし、逆にそういう同世代女子に対して氷河期おじさん達は不信感を持っているわけだ。
ゆとりからするとそんなゲーム嫌いの女性が多いなんて信じられないというか、可愛そうでもある。
ちょうどゆとりぐらいから、女子も結構ゲームするようになるし、逆に言えばそれまでゲームは「男子の遊び」だった。
もちろん昔から腐女子はゲーム好きだったのだが、それは一部のオタク女子限定だ。
それまでのゲームはオタク的で気持ち悪いか、ゲーセンのように危ないイメージだ。
芸能人を見ていてもアラフォー女子で趣味ゲームと言っている人は珍しくて、ゆとりから急激にゲーマー女子が一般化していく現象が起こる。
おそらくネットで動画を見れる時代になりゲーム実況が普及したり携帯でゲームするようになったり、女性で子供の頃からゲームに触れているのがちょうどゆとりからなのだ。
特にニンテンドーDSとWiiの普及は一気に女性層を拡大した。
自分の場合、ギリ中学の頃からDSなのだが「小学校の頃からDSがあった世代」とアラフォー女子とではそりゃ認識は違うだろう。
実際DSから急速に女児向けのゲームは増え始める。スーパーファミコンにもセーラームーンの格闘ゲームはあるのだが、女児用とは到底言えない。
本格的に女子も皆ゲーム持ってるような時代の到来はDSからだろう。
彼女たちからするとゲームは当たり前にやっているので、ゲームに嫌悪感あると逆におばさん感がある。
GBA世代としては、ゲーム自体やってる女子はいたけどルビサファやってた子はほとんどいなかった。カービィを女子から借りたことがあるとか、ゲームキューブを兄の影響でやっている子はいたぐらいだ。
DSから、ダンスのゲームとか動物のゲームが増えて女子もやりやすいタイトルが増えたなと思った印象がある。小学校からDSある世代から中高でスマホを使い始めて、ゲームもしやすくなった。まさに宮脇咲良やTWICEのミナあたりがこの世代だ。ミナは韓国のオンラインゲームのCM撮影で用意されたゲームを簡単にクリアして驚かれるくらいのゲーマー女子だ。撮影スタッフは苦戦するところを撮りたかったので驚いていた。
まゆゆこと渡辺麻友は姉の持ってた初代ポケモンをやっていたと語り、ポケモン映画のナレーションも担当しているがこういうエピソード自体、アラフォー女子の芸能人からは滅多に出てこない。
指原莉乃がルビサファリメイクやってます、みたいな共感体験もゆとり世代からなのだ。
それがゆとり以降は普通すぎて、同世代の女性が古い価値観でゲームアンチな氷河期世代は本当にそりゃ嫌になるよなぁと。
逆に言えば、20代後半の婚活始めた女性はゲームの話に寛容だと一気に魅力的に見えるのでちょっと上くらいの高物件を狙える確率は高まるかもしれない笑
それこそちょうど二宮和也の年ぐらいでそこそこのスペックで、ゲーム好きの男なんていくらでもいる。
この世代の男性は、昭和生まれで市場価値下がってるのに高望みかつ警戒心強く受け身で、オタク趣味にも不寛容な同世代女子にうんざりしている人が多い。
確かにネトゲの出会いで結婚とか、主婦がネトゲに熱中するとか、上の世代でもゲーム好きの女性はいた。例えば「私がゴマキ」で有名なの後藤真希だ。ゼロ年代は結構ネトゲ婚みたいなのは話題になった時代だ。とはいえやはり主流ではない。この世代の女性って結構昔ながらのリア充像が未だに好きだったりするわけで、だからこそ氷河期おじさんの現実とのギャップがあり「普通の男性がいない」と言う。
氷河期男子はゲーム大好き世代なのだ。
今の女子って更に進化していて、俺らぐらいの世代だとまだポケモンや戦国無双、テイルズの男子キャラかっこいい、乙女ゲー最高、あつ森やってますくらいの女子が主流だったけど今はSwitchでフォートナイトやってるみたいな子も余裕でいる時代だ。声優のフルボイス仕様が普通になってから女性ゲーマーが増えたのだが、今ではそういったこと関係なく本来女子には難しいゲームもやり始めている。
動画の影響なのか本田翼や宮脇咲良みたいなFPS女子は多くて今や立派な趣味だ。一部の銃好きやコアな世界に憧れる洋ゲー厨しかやって無かった時代を思うと隔世の感がある。
そろそろ更年期の氷河期おばさんは反射神経でついていけない世界である。
逆に息子いる世代くらいの50代女性は結構ゲームに寛容でツムツムとかやっている。おかんはツムツムやってるし、バイト先のおばさんもやっていた。おかんはバイオやFF、ニーアオートマタみたいな動画にも興味を持って戦国乙女ゲーみたいなのもやっている。
ただおとんがめちゃくちゃゲームアンチで、「ゲーム脳の恐怖」みたいな昭和の煽りを真に受けていた世代だ。
今は親父が普通にゲーム世代で親子で話が合うのは羨ましい。自分の父親なんてゲーム大嫌いだし、思い出話といえば昭和芸能の話でつまらなかったものだ。
今は親父がソシャゲやってたり、プレステやゲームボーイの思い出あったりと子供からするとまだ興味持てる内容なのでいい時代だなと。
ニノとか男児からすると絶対いいお父さんだ。よく女性芸能人の結婚で転生して子供になりたいという人いるけど、自分はニノの息子になりたいぐらいだ笑
A子さんも正直母親としては結構理想じゃね、と。
例えばサッカーのワールドカップで2006年ドイツはマリカーを持ち込んで、2010年南アはモンハンを持っていったみたいな話があるのだが女性アスリートでこういう話は聞かない。男子は昔からゲームがコミュニケーションツールで、それくらいゲームが好きなのが男だ。これまで女子がゲームをやる時代では無かったがこれからこういう話も増えていくのだろうか。
自分の能力値に文句つける男子選手は風物詩でも、女子選手はそもそもサッカーゲームすらしない。
逆に女子ってゲームもせず何してるんだろ、ってぐらい皆がゲームやってるわけではない。
自分の消防時代ゲームボーイアドバンスの所持率は100%に近かったけど、女子はほとんど持っていなかった。唯一熱烈にポケモン好きの女子がいたけど転校してしまった。中学で再開したときはガッツリオタクになってたが笑
女子と対戦する憧れは大阪のポケセンでやったのが初めてだった。そこらの陰キャ誘って女子二人組とマルチバトルしたいい思い出。そして連絡先交換しない自分も陰キャ(粗品風)
当時の自分には嫁のサーナイトがいたもので。
ジャニーズでいえば元KAT-TUNの田中聖も昔ハートゴールドソウルシルバーのパーティをツイートしてて、結構KAT-TUNのメンバーもポケモン世代なのよ。
女性で言えばしょこたんだ。
正直、虚言癖は多いけどしょこたんもオタク女子の裾の尾拡大や美人もいる、美人もオタクになっていいというイメージ向上にはめっちゃ貢献したと思う。当時オタクとは無縁そうな女子でもしょこたんに憧れてるリア充女子いたし、初期の功績は大きい。
虚言癖が多くなってからも人気でいるということはそれだけファンも根強いのだろう。
中川翔子はアラフォー女子ではレアケースなのだが、アラサーぐらいからデフォになってくるというのはやっぱ彼女の影響も大きい。かつてはVIPPERの女神と言われた女
そういう意味でゲームの現代史、21世紀以降という意味でニノとしょこたんは割と大きな存在感があるように思う。異論は認めない(このフレーズも古い)
しかもこいつら一歳しか違わないという。この二人結婚だったら超ゲーマーエリートだっただろうに笑
A子さんよりはまだ支持率高そう。
美人がオタクになって、男はゲーマーでも許される。この二人、ゲーマーのオタクからすれば神じゃね?
まぁその恩恵受けてない自分が言うのもなんだが、叩くよりは受け入れた方がメリットはあるのでは、と。
まぁ、そこまで都合のいい恩恵は無いにしても「ゲームが趣味」は昔より言いやすくなったし、差別されにくくはなったかもしれない。実際女の子とゲームの話が合ったり、女性芸能人やアイドルがゲームの話をするようになって面白いというメリットはあるわけだ。
ニッノ、セクシーサンキュー
それで思ったけど二宮和也以降のジャニーズってめっちゃゲームの話題するようになったよな、と。
例えば自分が大好きな中島健人は「ラティオス・ラティアス並みの珍しさ」とラジオで語っていたし、セクチャンという初期の番組でポケモンカードを買っていた。しかも今みたいに流行って高騰する前だ。
佐藤勝利も「ゲームの説明書捨てたらお母さんに私が働いたお金で買ったものを大事にしなさいと怒られた」みたいなリアルな話も多い。
山田涼介なんて、ジャにのちゃんねる初回の登場がMステの取材でゲームを熱く語るという偽取材だ。
これも銃撃つゲームで、そもそもHey! Say! JUMPはメンバーとサバゲー行ってるくらいだ。山田涼介と知念侑李がVCしてFPSやってる話は有名。
薮宏太がサイホーンとリザードンの鳴き声やピカチュウが出やすいスポットを知ってるとかもジャンプファンの間では有名だ。自分はその回、見ていた。
こううあって男でもゆとり以降にゲームの話増えて、めっちゃ同世代だなっていう共感が嬉しい。
Snow Manの佐久間大介も複数のソシャゲに月額結構課金して複数の嫁がいると話していた。佐久間はちょっと異質だが笑
同世代の芸能人が男女問わずゲームの話ばっかりで陰キャやオタクの話を厭わないって、わりとゆとりになってから標準化してその先駆けは二宮和也というね。こりゃ、二宮和也神に感謝してもしきれないでだろ、ガチで。もちろんネットの動画の普及やゲーム機自体の進化もあるのだが、「雰囲気」という問題で二宮和也がもたらした影響は軽視できない。
いや、ほんとこう考えるとリアルセクシーサンキューというかゲーマーは絶対悪く言えないレベルの大功労者でしょこの人。
ニコニコ的に言えばもっと評価されるべき。
今こそ言おう、二宮和也さんありがとう。