そろそろ大人の趣味について考えるようになってきた
昔は自分も「趣味は好きなことをやるもの。視線や世間体を気にする奴はアホ。俺は自分の道を行くオタクだぜ。趣味に優劣はない。人の趣味を馬鹿にするな」と思っていた。
ただ30手前になってくると、やっぱ趣味に格やステータスはあると気づく。そして格があるものはやっぱ奥深くて面白いし、そういう大人はかっこよく見えるわけだ。
男なら誰しもこういうおっさんになりたいという憧れはあるだろう。素敵ないいおっさんになるための準備をそろそろ始めないといけないよなぁと思うわけよ。
だから「大人の男はどういう趣味を持てばいいんだろうな」系の話題をよく見ている。
まずこれ系に対して「人に趣味を聞くようなやつは駄目、そんなものじゃない」だの「趣味に見栄なんて関係ない、視線気にしてるやつはそういう人生だ」とか書いてる攻撃的な奴らのわかってない感は異常。
こういう奴らがいい趣味持っているのを見たことがない笑
逆にコメ欄でもいい趣味持ってる人は丁寧に書いているし、この人いい趣味人の粋なおっさんだなというのが伝わってくる。
この違いが自分が思っていることなのである。
前者みたいなおっさんになりたくねぇなというか、こいつらは大人の男の趣味としてはカウントされないようなアニメ、ゲーム、アイドル、ネットサーフィンみたいな趣味しかないのだ。
なんJまとめコメ欄に書き込んでるやつが「周りの意見を気にしてるやつは無能」とかいってて説得力あるかよと笑
若いうちはこういうイキリ陰キャキッズとして「eスポーツは市民権を得た!世界で人気だ!既存のスポーツはオワコン、認めないやつは老害!」みたいなこと言ってて楽しいのよ。自分も昔はこれからはネットやオタクの時代、リア充オワタとイキっていたからわかるのよねその心理
そもそもeスポーツは将棋や囲碁、チェス、麻雀と違って企業の製品で匙加減が定まらない底の浅い競技である。
自分が5,60の時に同じようにeスポーツだとか言ってられるかという話だ。
男磨きをしてないというわけじゃないけども、ずっと子供でいるための言い訳や逃げ道なんだよな「趣味に優劣はない」みたいに語るのって。
岡田斗司夫並の古い時代を知るオタク評論家レベルまで行くとかっこいいが。
男磨き(笑)と思ったやつはそうやって陽キャがやってた普通のことを笑ってて結局陰キャになったような奴である。こういうのが大事なんだよなぁと今更になって気づく。
長い歴史の中で古今東西大人の男が培ってきた趣味の世界はそれだけやはり奥が深い。
昔ながらの本当に社会性を捨てて好きなこと追求していた求道者的なオタクが言うならまだしも、最近のオタクなんてただ他にやることがないから流されて仕方なくオタク趣味やっているようなキョロ充陰キャだ。
自分もなんJまとめ見ているような層だから同族なのだが「このままじゃいかんな」というのを考えるわけですよ。
こういうイキリ陰キャはろくなおっさんにならないしただの子供おじさんにしかならないだろう。話してて面白くなく何も語れず、ただ世間の陰キャ叩きにマジギレしてるようなしょうもない低スペ無個性おっさんになってしまう。
やっぱり、いい年になってゲーム、アイドル、アニメにしか関心持てないような男はどこか未熟というか趣味嗜好の面で子供舌のようなセンスで止まっている。
ネットでもリアルでも有名人でも、何かしらこういうおっさんかっけぇなという出会いや発見が普通はあるものだ。そういう発見もなくいつまでもアニメ、ゲーム、アイドルのおっさんは面白いことを探そうという動機がなく、いつまでも子供用の食事で満足している状況に似ている。
そしてそれを指摘すると余裕がないので怒る。
今でこそ有名人がゲーム配信するぐらいゲーム文化も市民権を得て普及したかもしれないが、いい年してゲーム配信や実況動画ばっかり見てるようなおっさんなんだなというのが伝わるのよね。
今はピーターパン症候群というか、小学校の頃の自分でいたいというおっさんが多すぎるよなと。
こういうおっさんかっこいいなという憧れを持って目指していないというか。自分はいいおっさんになるのが、なれるかはわからないが楽しみなぐらいだ。
多分今の陰キャの若者はそれがあったとしてもひろゆきとかになっちゃうんだろうね。
「今の若者はテレビなんて見ないキリッ」とか言って、ネットの配信とかにばっか閉じこもってるのよ。それが若者の普通だと思い込んでいるが、そんなことしてる内に陽キャと陰キャの差になってるんだよな。恐ろしいことだ、と自戒を込めて言いたい。
例えばゲームしながらエナドリ飲むのやめて、お酒飲みながらおっさんが見てそうな酒の旅番組とか見てみようや。それをやってみて楽しいと思えないんだったらいい年してガキで感性が止まっているということで、自覚持って見直すべきだろう。
このまとめでもあったけど、酒集めはやはり無難かつ最強だ。
なんでおっさんこんなものが好きだったんだろうなってものの良さがわかる時期が訪れないのであればガキなんだよな。
粋な大人が若者や子供趣味に理解示すことと、大人になってもそれしかわからないことは天と地ほどの差があると思うわけだ。
童心を失ってない所ジョージと、ただの幼稚な陰キャおじさんは違うわけだ。ネットに大勢いる後者のようになりたくないなぁ、とふと考えるね笑
今は孤独な男性を救済する癒やしコンテンツが多いけど、逆に言えばそれだけ拠り所のない弱者男性が増えているということだ。女性配信者に依存するしかないというか。
それで言えば自分も福原遥の動画見て癒やされている同類なのだが笑、まいんちゃんのキャンプ趣味やDIY趣味がどんどん本格的になっていって若い女の子が素敵に趣味を追求している様は素晴らしいなと思う。
まいんちゃんが陽キャかどうかはともかく、そうやって大人は趣味を追求しているわけよ。
いい大人の男がアイドル、ゲーム、アニメで幼稚に満足しているときに同世代や年下の人間はどんどん面白さを追求して差になっていく。そうやってまともな同世代と話が合わず自分だけが子供のままでいるみたいな疎外感になっていくのよなぁ。
ネット界隈のつまらない身内ネタを空気読まず他の場所でもやってるキッズみたいなおっさんいるじゃない。そういうネットコンテンツしか趣味がない内に、他の奴らは居酒屋やバー、いろんな外食、小旅行に行って知見を得ているわけだ。海外旅行好きの婚活女性を叩いたりとかね笑
こういうことをしない陰キャが飲み会や外で飲むことはくだらない、酒なんて害悪、だのとつまらないことを言う奴になっていく。
今のネットってこういうザ陰キャみたいな意見が多くてお互い傷の舐め合いで肯定しあってるのよな。
それこそ最終的にVtuberが配信することしか楽しみがない居場所のない孤独なカオナシおじさんになっていくわけだ。男の陰キャは救われないんだよ、残念だけど。だから自分で改善していくしか無いんだよ、みたいなことを考えているわけだ
自分がコロナ前、居酒屋で会ったおっさんはまさに粋で面白いおじさんたちだった。ネットで陰キャ的なことしか言ってないような暗くてつまらないおっさんたちとは全然違った。
若者がこんなところにいるのかといってさらっと奢ってくれるのとか、おおかっけぇな。自分もいつかそうしよう、と思ったものだ。逆に言えば、そういう冒険をしない若者も増えている。
太田和彦、三田村邦彦、吉田類、千鳥大悟、松岡昌宏とかこういう粋な酒飲みのおっさんは憧れる。橋下徹は政治家としてよりただの酒飲みオヤジとして好きだ。
読書でも村上龍みたいな作家面白いという憧れあるし、居酒屋探訪家太田和彦の著書は全部読みたいぐらいだ。
ところが陰キャは「ひろゆきさんみたいになるにはどうすればいいんでしょうか」と聞き飽きた質問をするようなしょうもない憧れを持っている。外での人生体験がないとネットのしょうもない憧れしか見つけられないんだよな。
このスレでは馬鹿にされてたけど鉄道も乗り鉄としていろいろ巡ればいい趣味だし、大人の男は体使う趣味は人気高いしメリットは大きい。
体がキビキビ動くようになる、目覚めがいいとか何事にも勝る利点だ。ランニングや自転車は根強い支持があった。
ボクシング始めたいけど敷居高そうという意見もあった。実は自分はシャドーボクシングじみた事はやっている。自分のところの照明が古いタイプで、引っ張るやつだ。ちょうどそれが自分の顎の高さなので、同階級の想定という意味でそれを狙って色んな角度からいろんなパンチを動きながら試すという基礎練習をしている。体を動かして関節視野が良くなればいいぐらいの程度だが、それでボクシングの歴史や選手等について調べるようになったので趣味にはなっている。わざわざゲーム機や道具を揃えずとも工夫で可能だ。
コロナ前は、散歩でひたすら行ったことがない遠くに行って居酒屋見つけて寄って帰ってくる趣味があったが最近はやっていない。
ただウォーキングのように金がかからずメリット大きい趣味は男に限らず大人はやるべきだ。
「アニメ、ゲーム、アイドルは男の趣味にカウントすべきではない」というのは、そういうのは子供がお菓子好きなくらいどうでもいいというか、当たり前すぎるからだ。
これも内容がピンキリで、例えばFPS好きということから派生して実銃に詳しくなって勉強したり狩猟免許とまでは行かなくてエアソフトガンで練習するようになるとかまで行けば立派な趣味だと思うのよ。
ただこれが、ゲームのFPSにしか興味ありません、ゲーム配信ばっか見てますとかだとそりゃ浅いと言われるわなと。そんなもの馬鹿にされるようなにわか知識しかつかないし、そんなんだからイキリ陰キャキッズと言われる。FPS好きだと言って銃の知識全然ないやつのがっかり感は異常。せめて好きな銃のこだわりぐらいは持っててくれよと。説明読んで興味持てないのか、読んでないのか。
自分は昨日英語の勉強兼ねて、世界初の自動小銃とも言われるフェデロフM1916について調べてかなり興味深い知識得て、記事にしようかなとも思っている。ミリタリーや歴史系の英語記事はよく読んでいる。彼らは専門書買って勉強するみたいなこともしない。最近自分はソ連の銃設計師の人生とか興味深いなと思っているのだが、こういう趣味の追求する気ない自称オタクが増えてるなぁと。
確かにミリタリーって知識マウントがあって、ネット軍師や教えたがり指摘おじさんも多くて面倒ではあるし、自分もにわかなのだが、学ぶ意欲や関心自体がないのが一番寂しくはある。
銃だといずれ狩猟やりたいなと思っている。そのコメ欄でジビエ作ってる人がいてこれがまさに粋な大人なのよと思った。陰キャはこういう世界を広げようとせず信じるFPSの世界が万能だと思いeスポーツは凄いとイキりだすのよな。
この違いなんだよまさに。趣味に優劣がないなんて嘘だ。ネットでイキってる人とリアルで何かやってる人はやはり違うわけだ。エアソフトガンでいいから触れたほうがいい。
狩猟は日本では制限多いので、せめて海外旅行で実弾射撃したいなとは思っている。モンゴルとか穴場で、中学に時に見たサバゲーブログでそれやってる人いてめちゃくちゃ雰囲気あるなぁ思ったものだ。去年日本に現存する数少ないマタギのドキュメントなども面白かった。繰り返すがFPSにしか興味がない陰キャだと、こういう雰囲気の良さがわからず実況ばっかり見て満足しちゃうのよね。史実を扱った歴史番組とかも見ない。
これが積み重ねの差になって行くんだなと、これじゃまずいなと思う所以である。
男の陰キャというのは面白くない人間を作るだけでしかない負の要素なのである。
日本人総オタク化、陰キャ化が進む現代だからこそ警鐘として「アニメ、ゲーム、アイドルは成人男性の趣味としてカウントされない」というのは自戒も込めてもっと言っていくべきことなんだろうなと。
趣味の一部ではあるけど、それ自体に大層な価値はない。
昔で言えば寝るのが好きとか、流行りの音楽聞いてるとか、テレビ見るのが好きくらいほとんど無趣味と言ってもいいようなものだからだ。人付き合いで仕方なくやってるようなソシャゲなんてこんなん趣味に入れたら駄目よ笑
ミーハー女子はまだ価値があるというかミーハー性こそまさに女である所以や価値なのだが、男で浅いものしか興味ないとおっさんになったときまずい。
陽キャ育ちのやつが面白い遊び知ってるときに、自分の狭い行動圏のものしか知らない陰キャのおっさんになっちゃうのよね。
そんなおっさんには本当に孤独しか待っていない。そしてこういう下層のおっさんは搾取対象でしかない悲しい現実がある。それくらい寂しい弱者男性を対象にしたコンテンツばかりの世の中になりつつある。ミーハー女子と弱者男性が今の消費を支えている説
例えばアニメだってガンダムみたいに、プラモ制作に繋がる趣味だったらいいしワンピースはグッズも多くワンピース芸人みたいになるとそれ趣味人の領域だ。
問題なのは女子高生がおっさんの趣味やるようなアニメでブヒることにしか関心が無い連中だ。
最近だと流行りでウマ娘やって、特に競馬の歴史は調べようとしないみたいな。艦これやアズレンもそうだろう。
イナゴと一緒で収まらない欲だけでブヒりつくして次に移動して結局何も残らないタイプのキョロ充オタクだ。
そういうオタクが害悪だとか迷惑だとか言いたいわけではなく、こういうスタイルは自分がおっさんになって興味なくなったときなんの積み重ねもなく虚しいだけだということだ。
プラモとかはスキルも上がっていくし、塗装とか覚えるともうそれは創作や自己表現だ。絵を書いたり、曲を演奏したりするのもいいだろう。創作も続ければ残るものになる。
ただ、自分もまさにアイドル、ゲーム、アニメは今やっていて確かに楽しいのだがそれって当たり前だけど永遠じゃないよなとも思う。
多分30年後の自分に残ってるのはサッカーや酒を愛し追求し続けた事だと思う。
例えばサッカーはメッシやロナウドの現役時代知ってるということが、未来の若者からすれば凄いことだし生き証人だ。でも一時期流行っただけのソシャゲなんて誰も話題にしない、数年後ですら。無意味なことやってたなと言うものばかりだ。
オタク趣味ってなんでこんなものに熱中して金や時間使ったんだろうなってなる確率が高いのよね。ときとともに価値が上がらない事がほとんどで二束三文だ。ポケモンカードのように最近はホビーの価値も上がって入るが。
もちろん大人になってからやってみたら面白いというのもあるんだけど、それはレアだ。基本は冷めるだけ。アイドルとかだと女性ファンはよく担降りして冷めたと言っている。
趣味に優劣がないなんてまやかしでやはりステータスや格式、品格のあるものはそれだけ奥が深く飽きにくい。
逆に幼稚で低俗なものしか面白いと感じられないのは自分が幼稚で大人になれていないだからだ。他のいい趣味があった上でそういう趣味も好きというのであればそうではないが。
そのお花畑で甘えていると、みんな普通に大人になってるのに年取ったとき話が合う仲間がいないなんてことになる。かと言って若者の流行に付いていったところでおっさんが若者の輪に入って同じ次元で楽しめるかといえば難しい。
ドキュメント72時とかでいろんな趣味の集まりが特集されるけど、みんなそうやって趣味持って楽しく生きてるんだよな、陰キャが何も知らずに生きてるうちに。辞めろ悲しくなるから、と思った人は自分を見直すべきだ。これは自分もだが。
今のネットはそんな大層なものを生み出す黎明期のフロンティアではなく、ただ総合的に低スペック無個性な人間の場所になっている。ワクワクするものが登場しない場所で安心してても何も残らないんだよなぁ。そういうなにもない陰キャを安心させるコンテンツだけは溢れているが。
太田和彦の番組見てると、酒の知識はほんとすごくていろんな肴の楽しみ方も詳しい。極上の贅沢を教えてくれる、みたいな内容だが大人ってのはそういう子供にはわからない楽しみがプレミアなのよ。いつまでもジュースが美味い、酒なんて不味いってネットで言ってる奴って絶対つまんねぇ陰キャオーラ出てるからね。
こういう奴が得ている知識といえば配信者だのソシャゲキャラだの、すぐ卒業するようなどうでもいいアイドルの名前だのそんなんばっかり。
それ30年後役立つかという話だ。
やはりライフワークとも言える生涯通じる研究テーマの1つや2つ男であれば持っておくべきだ。
自分はナチスやソ連は永遠のテーマだ。自分が動画で見ているチャンネルも持ってる大学教授は、朝鮮半島の研究していて尊敬する朴正煕がテーマだと語っていた。数十年前留学経験もある韓国で
、今も旅行に行けば著書を買って帰るという。こういうのがかっこいいインテリのおっさんというものだ。
海外の歴史上人物はやはり現地の方が研究が進んでいて専門書も多い。例えばナポレオンを真に研究したければフランス語は必須だ。翻訳されていない動画も多い。
サッカーでも翻訳されていない著書や自伝多いしまず英語が入り口になる。自分のソ連研究でもロシア語で調べると全然見たことがないようなものが出てくる。
いつまでもオタクコンテンツだけやってるとこういう世界の面白さが全然わからない大人になるのよな。自分はお酒が好きで、アメリカの禁酒法時代の密造酒やスピークイージーと呼ばれるアングラバーについても調べたことがあるし、この時代の浪漫も興味の対象だ。こういう題材は所詮嗜好が幼稚なオタクにレベルに合わせないといけないアニメでは絶対描かれない。こういうのは映画やドキュメンタリーだ。
ネットリテラシー低い層が増えた今のネットで語る人も少ない。
日本の戦後左翼史や政治運動とかも面白くて、例えば外山恒一経由で学んでもいる。戦前の右翼史なども興味深い。北一輝や石原莞爾の研究もしてみたい、ドキュメンタリーは見た。冷戦や南北朝鮮問題、現代韓国のネット文化もテーマだ。
酒はカクテルとかいろんな名前覚えたり飲んだり作ったりしたいなと。バーはコロナ前に数店いった。行きつけもあったが、今は距離も遠くなってしまった。
あとは刺し身の捌き方や晩酌の楽しみ方も大人の男の趣味として気に入っている。全国の本当に地元に根付いた居酒屋の珍しいメニューとかも面白く、それがまさに太田和彦だ。
こういう趣味ってそれこそ数十年前かけて追求しがいがあるものだ。大人が若者より勝る部分と言うには時の経験だけだ。基本老いと言うのは楽しくない、喜ばしくないものだが避けられない。だったらそれを利点にして時間で積み重ねられることをしたい。太田和彦や吉田類を見て、老いるのって嫌だなぁとは思わないどころかおっさん楽しそうなぐらいだ。男の人生は50超えてからでも遅くない。
ただ幼稚なオタクコンテンツや無趣味無個性の無キャや陰キャにはそうやって時間が作り出す円熟味がない。
ネットに限らず「今の若者(現代人)は映画の見方がわからなくなっている」と言われ、例えば鬼滅の刃のようにわかりやすい作品がヒットした。鬼滅自体は良い作品だと思うが君の名は。ぐらいからこの傾向はあるだろう。
安易に若者論にすべきでないというが、実際ネットでコンテンツ量が増えて、短い動画が一般的になった時代に育った世代にそういった特徴があるのは事実だろう。信憑性はともかく、もっともらしくわかりやすい話をするひろゆきや中田敦彦がその象徴だ。スマホ脳も海外で多くの研究結果が出ている。
自分の頃からすでにそういった文化はあったがオタクが一般的になったからこそ、好きなこだわりを持ってゲームをするとかじゃなく浮かないためにみんなとソシャゲやって、ひろゆきみたいな陰キャ受けのいい配信聞いてるみたいなキッズが増えているのかもしれない。
そして幼稚なコミュニケーションしか楽しめない。
昔はネットにはリアルにないような凄い情報があるという感覚があったけど、今はむしろ逆でネットにはありふれたものばかりでリアルに面白い体験がある。
居酒屋やバー、スナック、カフェ、個人の料理屋が面白いのってそういうところだ。そういうところに行くことが陽キャだとは思わないけども、概して陰キャというのはそういうところを避けがちだ。ひろゆき脳陥ってコスパで片付けて、今まで脈々と続いてきたような既存のコンテンツを小馬鹿にする。ひろゆきを曲解する陰キャたちというか笑
まぁ陰キャもそれを育てた環境が悪いし本人は悪くないのだが、自分で対処するしかないんだよな。
いつまでも幼稚なコンテンツだけに触れていると本当に精神的な子供舌になるよ、と。
「おっさん学」や「おじさん哲学」じゃないけども、自分の理想のおっさん像を形作り目指す必要はあるだろう。それが男の生き様ではないが。女には女でおばさん学があるだろう。
このおっさん幼稚で浅くて子供じみててみっともないなって感じにはなりたくないじゃない。社会的地位とかじゃなくて、このおっさんいい趣味持ってて雰囲気ある生活してるなぁってのがいいのよ。自分の知ってるおっさんが家庭菜園始めたのを見て、なんかおっさんの休日として乙だなぁとつい最近思った。
ゲームやアニメ、アイドル趣味は子供にもできるけど、大人にしかできないことをやるから乙なのだ。悪い意味で子供の頃との違いがない大人というのがダサいわけである。ナスDみたいにいい意味で男子から人気の面白いガキがそのまま大人になったような感じじゃないのよ、陰キャの未熟さというのは。
「時計とか車に金かけるのはコスパ悪い、今どきその価値観は古い、昭和だ」とかネットで言ってるやつのわかってなさと来たらどうしようもないもんね。価値をわからず否定するが、結局人類の歴史で大人が追求してきた趣味の世界にはそれぞれ奥深さや味わいがあるのだ。それをわかり合うところに粋な大人の交流がある。時をかけて味や価値がわかるようになるのが大人の面白さであって、それってコスパ悪いっすよねとひろゆきごっこしてる陰キャはつまらんのよ。
大悟が志村やタバコ、レモンサワーの話するときの面白さなんて、いいおっさんの典型だ。おっさんの面白さってのはそういうとこなのよ。昔の政治運動について語る外山恒一の記事とかもワクワクする。自分はよく欧州や南米にいるただの熱い飲んだくれサッカー親父みたいになるのが憧れだ。太田和彦程優雅ではないけども、大阪の街にいくらでもいるキャラの濃い酔っぱらいジジィ最高じゃん。
自分がもう本格的におっさんだなというのを20代の終わりも近づいてきて本当によく思うようになった。むしろどんなおじさんになるのか楽しみですらある。だから男というのは憧れのおじさんを意識して見つけるようにしていかないといけない。メイクが使える女性ほど若作りしやすいわけではないからだ。
もちろんスキンケアや体型の維持は可能で、運動する趣味が多く挙げられているのはそれだからだろう。
おっさんになると社会から疎んじられやすくなるもので、粋なオヤジと思われる男とそうでない男でも差がつく。居酒屋というのはそういうオヤジたちのためにもある。いい年してVtuber見てる孤独な陰おじとは違うわけだ。
いつまでも子供でいたいと未練があるより、早くおっさんになりたいぐらいのポジティブさが大事だなと自分は考えている。
人に聞いてやるものじゃないというが、趣味を聞いたり探したりするというのは発見という意味では大事なことである。
とりあえずスポーツ観戦と酒はこれぞオヤジという感じで味わいがある。いいおっさん感出てるねぇというのが雰囲気あるのよね。
将来住む場所によっては釣りもいいけど、自分はどちらかというと捌くことと食べることがメインなので、漁港から取り寄せたり市場で見極めるみたいな事をしてみたい。
大人というのはあえて無駄な手間を楽しむことも粋な趣味なのだが、釣りは食べることメインであれば諸々のコスパは悪い。個人で釣れないレベルのものはプロに任せて調理をガチりたい。包丁研いで、器はガチの高級品映えを狙う笑
藤岡弘の珈琲のこだわりじゃないけど、カクテルもガチりたい。ただのジントニックが一番バーテンダーの技量が出るとも聞いたことがある。オッサン一人のみの粋な楽しみみたいな動画や記事を作りたいものだ。そのためにはいろいろ勉強でこれこそ年齢という時間が生きる。酒場で出会った人たちはみんなキャラ面白かったし、酒飲みの有名人も面白い。
太田和彦の番組あるある:地元で少数生産されている全国に流通していない酒が置いてあって、店主からこだわりを聞く。
ああいうレアな地酒を集めに行くのも面白そうだ。東北の居酒屋でホヤやだだみ、九州ではガチで美味い鳥刺し食べるみたいな、その地方限定の珍味も巡りたい。ネット通販駆使して最高峰の居酒屋メニュー作るというのもいい。
この前、あてなよるで貝料理専門店というガチ勢を見て独自研究のメニュー作ってたのはかっけぇおっさんだなと思った。追求してるおっさんかっこいいんだよなやっぱ。ちょっと太り気味のマスターだったけど雰囲気あって良かった。
大きな海鮮市場があってプロも来るような場所の近くに住めば自分も使えて、ということはいい居酒屋も多い。40ぐらいからそういうところに住めるようになりたいね。そこに集まる人たちの人間模様も面白そうだ。
酒に限らず珈琲、紅茶、抹茶、ハーブティーとか飲み物系はガチれる。アニメは趣味にカウントすべきではないと散々主張しているが、例えばローゼンメイデンの真紅が好きだったらその影響で真紅の好きな紅茶を始めるのもいい。
アニメキャラの真似するのがオタクのいいところでもある。
こういう趣味の派生が大事なわけでヒントでもある。
自分、ローゼンの真紅で紅茶ってこうやって入れるんだと学んだし薔薇とか栽培してガーデニングやりたいなと思ったこともある。フラワーアレンジメントだかなんだかで生花っぽいことするのもいい。
咲やアカギで麻雀もいい。
そしてよく挙げられていたのは楽器だ。
楽器はいいよね。自分はよくマイナーな曲でエレクトーン演奏にはまっている。ピアノみたいに露骨なアピールも無いし純粋に趣味でやっている感じがいい。
ただ自分が絶望的に音楽の才能ないのでこればかりは自己満足でもキツイ。
ピアノ始めたと書いてる人いたし、ギターは根気いるけど印象はいいと書いてる人もいた。自分は典型的な音楽教師のトラウマで楽器に苦手意識あるパターンなのよね笑
音楽教師の無駄に厳しい率は異常。まぁやればまさに沼なんだろうね。ジャニーズ見て男でピアノ弾けるのはかっこいいと思った。けいおんのムギちゃんも好きだからやるならエレクトーンかキーボードだ。
あとネコ好きなので種類めっちゃ覚えるのもいいし、生き物だったら爬虫類、両生類、昆虫や奇蟲の趣味があるのでそれもやりたいね。この前、ネットでレアなカエルが卵産んで増えそうでそれがめっちゃ高くて利益も出そうという人が居た。
マニアからすると国内で手に入らないので育ててくれるだけでありがたいから、これはいいビジネスだ。相場も下がっていい。知識あったらこれ育てたら穴場ってのが見つかって、情報商材で言われたとおり転売はじめて搾取され恨まれるアホよりよほどいい。同じ趣味の同志の役に立ってお金も稼げるという。感謝されて稼ぐお金が、人を苦しめて得るお金よりいいのだ。
結局知識で自分で好きで追求している人は上手くいくし、キンコン西野とかああいう怪しいところに群がってる馬鹿は搾取対象なのよね。本当に好きな趣味を持たない陰キャの末路だ。だから大人でいい趣味人になれないやつは浅いと言われる。
タランチュラやサソリもレア品種は個人輸入しか手段なくて、国内で飼育方法確率されてないのを自分で研究するのはある程度資金ある上でやると良さそうだ。そして時々ワシントン条約に抵触するやつがいるオチ笑
知識あるジャンルで個人輸入とかはウイスキーはいい投資らしい。
何が言いたいかというと勉強するオタクは上手くいくし、浅くて幼稚なコンテンツしか楽しめないオタクはやっぱ駄目なやつでしかないんだなということだ。好きな趣味は本気で研究してこそ真のオタクなのよ。
ちゃんと勉強すれば実益得られる可能性もあると考えれば、無趣味なんてもったいないし趣味をしっかり追求しようという気になる。教育でもこれは大事なことだ。
何も今すぐメリットがあって得する趣味なんてない。ネトゲ始めたら出会いあるんちゃうかなという競争率高いところに俺でも行けるかもといくアホな男と同じ発想だ。好きでもないのにすぐ儲かる趣味なんて情報商材のカモだ。
数十年後何が来るのかなんてわからないし、太田和彦も「いつの間にか俺、居酒屋探訪家になっちゃってたけど」とよく言っている。
結局男が趣味を追求するってのは素晴らしいことで、だからこそ幼稚な底の浅い生産性の無い趣味はもったいないわけだ。アイドルのライブやホスト行くために身体売るみたいなことも一部の馬鹿な女がやることだし、趣味というのはもっと上品に追求するものが上手くいく。
粋な大人の趣味人に自分がこだわるというか目指すのはそれがあるからだ。日本はまだまだ趣味の優雅な追求が苦手な大人が多い国なので、これから文化の成熟は課題だ。真の意味で近代化した自我がないというか。明治維新が完全には成功していないということにいきつくといえば行き着くわけで。
「明治維新が完遂していないことが悪い」とか我ながら何言ってるんだろうなと笑
今のネットがどいつもこいつもしょうもない意識高い系に見えてつまらないのってそういう大人の幼さも原因だと思うのよ。哲学や自我、理想のなさに全ては行き着く。まとめコメ欄の幼稚さを見るとそう思わずにはいられないのも仕方ないことではないだろうか。
大人が勉強時間少ない国の末路だよ、もう終わりだよこの国と最後に流行りのフレーズで〆る笑