elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

保護猫かペットショップかという荒れに荒れまくる話題

この話題、みんなそれぞれ「思想」持ってるんだなと思う。

見解という領域を超えて思想になってるくらいガチな人がいて、フェミニズムヴィーガン、そして動物愛護なくらいちょっとイメージがあれというか。。。

 

この話題見てて思うのは、愛護ではなく愛誤と揶揄される保護活動のイメージ悪すぎるよなぁと。

保護猫=引き取る難易度がめっちゃ高い、愛護関係者には面倒な人が多いという誤解があまりにも多いなと。

必ずそういう意見がある。

 

こういうイメージのせいで猫を引き取りたいと思っている人が躊躇うのは残念というか、結果的にペットショップが存続する要因になってしまう。

コロナ禍になって以降、ペットの需要が高まってこういう話題もよく見かけるようになった。

 

まず自分はペットショップを無くすべきだとか血統書付きは人道に反するとは思っていない。芸能人が猫飼い始めたら必ずそういう愛誤思想の方々が沸くが、イメージ悪くなるので本当にやめたほうがいい。

保護猫の魅力や利点を伝えることのほうが大事だ。eスポーツ好きすぎで既存競技を叩くイキリ陰キャのようなもので本当に好きな人にとっては害悪でしかない。結局猫も救われない。

eスポーツを礼賛するイキリ陰キャ=動物愛誤、と心得よ。

 

実際保護猫の譲渡は家庭訪問があるし、連絡先を交換して一年後報告の義務がある。自分の写真も取る必要がある。更にスケジュールの都合もあるので芸能人がデリケートになるのは仕方がない。まぁ有名人が軒並み高級血統種飼ったアピールをする時代に、保護猫雑種引き取った好感度度上がるしアンチコメントも無くなるので総合的には保護猫の方が良いとは思うけど笑

 

ただ血統種を"買う"芸能人にも事情はあるし、保護猫大事にしてる人をもっと称賛したほうが長期的にはいいのではないかと思う。血統種やペットショップ産でも大切にしている人は多いし、自分の身内にもいる。まぁその人が大事にしようがその愛の裏では多くの犠牲があるということを言いたいのだろうが。

個人がペットショップ産を大事にするミクロの問題と、ペットショップ全体のマクロの問題は確かに違う。

そもそも芸能人の生活環境だと保護猫の引取自体が不可能で、仕方ないことなのだ。

 

このコメ欄に「ペットショップ産は売れなければ殺処分される」という意見に対して「弁当屋で廃棄処分が出るからといってもっと買おうとはならないでしょ」という書き込みがあったが、これはまさにそのとおり。その時だけ廃棄処分が可愛そうだというだけで買い支えるというのはカモだ。

 

あとペットショップ無くしてブリーダーから直接引き取ればいいといっても、人気猫種となると何度も産ませられて疲弊しているメス猫もいるので究極はそれも良くないという意見もある。

 

とはいえ自分は血統種に憧れがあってシャムネコやオリエンタルショートヘアはいつか絶対に飼いたいと思っているし、そもそも最初は血統種を買おうと思っていた。

当時コロナ禍真っ只中だったのだが、ノルウェジャンフォレストキャットが安いところだとネットで8万ぐらいだった。猫が値上がりしているとこのまとめにもあったが、普通に安かった。そこから費用は諸々必要なのだろうが、意外と安い。

需要の高まりと生体販売の制限だかで、高くはなっている。

アメリカンショートヘアだと昔は10万前半どころか一桁のイメージだったけど最近は20万くらいらしい。このスレではブリティッシュショートヘアが38万と書かれていた。

誰も触れてないけどこのスレ主が飼おうとしているのはブリティッシュで相当日本ではマイナーだ。そりゃこの値段だね笑

ペットショップには時々行くけど実物見たことがない。

 

というか、なぜそこ行こうとしたというぐらい珍しい。ちなみに中国では今、特に経済成長で急増した都会のちょっとリッチな独身女性の間でめちゃくちゃ流行っているのがブリティッシュショートヘアらしい。独身を選ぶ人もいれば結婚のタイミングがないもののそこそこ暮らしていけるという日本にも似た状況だ。

日本で言えばマンチカンのような立ち位置だ。日本人女性はマンチカンに惹かれて中国人女性はブリティッシュショートヘアに惹かれるセンスの違いが興味深い

world-fusigi.net

ちなみにコメ欄は地獄で荒れまくっているので、要点だけ自分が触れたい。

このコメ欄見る限りだと攻撃的なのは「動物愛護はおかしなやつしかいない」「引取条件が厳しすぎる」と書いてる人は口が荒くて、「保護猫を引き取ってくれ」とか引き取って大切にしているよという人はわりと温厚に書いている印象だ。

 

引取条件が厳しいというのはネットの間違ったイメージであるように思う。場所にもよるけど、固定電話が必要、収入証明の提示が必要、定期的に訪問される、というのは大袈裟すぎる。

流石にそこまではない。

1年後一度写真送るぐらいでいいし、自分もついこの間送ったばかりだ。というか報告したくなる笑

 

固定電話や収入証明も関係ない。ちなみに保護猫カフェだ。

 

よくある誤解

「一人暮らしの男性NGは男性差別

これはまず虐待する人が男性に多い以上どうしても仕方がない。女性専用車両のようなもので痴漢する男性がいることがまず問題だ。

そして同棲カップルや、高齢者もNGなので男性だけが差別されているわけではない。ちなみに実際見に行ったとき理由を聞いたらなんか分かれる可能性があるからみたいなことを言っていたような。どちらが引き取るかで揉めるケースもあるらしい。

何も独身男性だけでなくリア充カップルも厳しいので、取り立てて単身の男が悪く扱われているわけではない。

 

あと保健所だと結構普通に独身一人暮らし男性にも譲渡してくれて、そういう記事もこの前読んだことがある。

maidonanews.jp

もう一つの誤解「保護猫は自分に一番懐いてくれるわけじゃなくこっちは預かって面倒見ているだけ」

 

これはエアプもエアプ笑

エアプ:エアープレー、してもいないゲーム語ること

 

最初に懐いた飼い主が自分であってほしいみたいな独占欲なのだろうが、まずそういうスタンスの時点で猫には懐かれません。

猫に懐かれようと思ったら「自分は飼い主だ」という主従関係的なプライドを捨てましょう。猫はそういうのを敏感に感じ取るし、むしろ従順な犬ほどいざという特は下剋上を狙っていることもある。

 

忍耐力や余裕、相手の自由を認める寛容さと追いすぎないことも大事という人間関係にも似ている。

 

猫はお互い気ままな「同居人」でしかないし、自分が猫にレベルになるくらいが丁度いい。ハッシュタグには「猫の下僕」というものがあるけど、それくらいでいい。

 

あと保護猫と言ってもせいぜい数ヶ月しか保健所やカフェの人は見ていないし、最初に保護し慣らした人はまた別の人だ。

猫はそこまで頭良くないので、もはや覚えてすらいないだろう笑

そもそも会うこともない。

それぐらいもっと多くの猫と接しているからだ。

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自分がまさにそうして引き取ったこいつなんてビビりもいいとこで、未だに超人見知りでビビりなのだが自分にはベタベタだ。最初は保護猫カフェのおばさんに一番懐いていて、こっちにも慣れなくて諦めそうになった時期もある。同居人と割り切って同じ空間にいるだけの猫として飼っていくしかないかなと思っていた。その人が言った通りまさにトライアルの2週間でようやく慣れて、そこから数ヶ月でもっとお互い心を開くようになった。

 

自分が一番になる自信がないというか、その覚悟がないと不安になる。自分も今回はマジで懐かれないんじゃないかなと諦めかけたけど、そんなことはない。猫に懐かれる努力は本当に大事で、犬もビビりはいつまでも人見知りだ。むしろ犬ほど力関係に厳格で一度舐められるとそのままだ。

猫は自分がおバカになるレベルで戯れると相手も受け入れてくれる。もちろん性格によるのだが、保険時や猫カフェはそういった見極めもペットショップとは違う雰囲気だ。

 

あと「猫は飼い主を都合のいい餌やり役としか思ってない」というのもエアプで、これは女性は男性をATMとしか思ってない並に絵空事のイメージだ。

 

ただ、そういう場合もありペットショップは値段が高い上にメジャーな種類ばかりで懐かなかったときのリスクが大きい。

譲渡サイトを見ればわかるが保護猫は総費用2万だ。猫エイズの検査となんかのワクチンやって、協力費を含めて2万だけ。

当然トイレのしつけはされているし最低限の人馴れはしている。それどころかめちゃくちゃベタベタな猫もいて一目惚れ間違いなし。

 

あとこの前2度目行ったのだが、もう一匹引き取ろうかなと思うくらいロシアンブルー並のグレー柄の赤ちゃんがいた。血統種並みの美男美女は余裕でいる。もちろんそういう感情は人間のエゴなのだが、猫を飼おうとする以上そういうこだわりはあるだろう。そういう人にこそ保護猫にもきれいな子がいるというのを知ってもらいたい。

ブラッシングすれば本当に金持ちっぽい猫になるとコメ欄にもあった。

 

村上龍の『愛と幻想のファシズム』の一節が実は自分の猫論の基礎になっている。

「血統種は大切にされ慣れているが、野良猫は愛情に飢えているにで懐く」みたいな内容だ。

実際猫カフェは数分で慣れる子が多い。

黒猫はアホほど人懐っこいと他のスレで見たが、これはガチ。ジブリ好きな人はクロネコおすすめだ。

 

ちなみに白猫は敵に見つかりやすいので警戒心が強いというもっともらしい説はある。ただ、白猫やうちの子みたいに白ベースの模様付きはやや暗い空間だと目だけが大きくて不気味な宇宙人っぽくてこれもこれで可愛いのよね笑

気ままではあるけどべったりでこの記事書いているときも置物のように横にいる。隙あらば座ろうとしてくるが、めちゃくちゃ邪魔してくるわけでもなく一人の落ち着いた時間も好む。

 

譲渡サイト見ていると、白猫に青目みたいな血統種並みにシュッとしている子もいて、その猫カフェでは既に譲渡済みだった。譲渡サイトは探せば本当に血統種より魅力的な子がいて、更に長生きしやすいというのもある。

繰り返すが自分は血統種も好きで、ペットショップやブリーダー断固否定派ではない。

 

ただ譲渡サイトを見ると相当余っていて供給過多状態なのでそういったもどかしさがあり、見るだけでも見てほしいという思いはある。

譲渡サイトも交渉次第で、メールを送ってみてまず自分の状況をしっかり話すというのが重要で、自分はそうした。

 

どちらかというと動物虐待の厳罰化という方面で動いたほうが、結果的に普通の愛猫家も引き取りやすくなり猫の命も救われやすい。

芸能人がペットショップで血統種買ったことを叩くのはズレてるよなぁと。動物虐待厳罰化と保護猫の魅力伝えることが先でしょと。

 

捨て猫拾うユーチューバーは仕込みだと問題になってるけど、これはやらない善よりやる偽善みたいなもので野良猫や雑種を可愛がる風潮は大事だと思う。ちなみに自分は子供の頃から猫が好きな陰キャで、休日は友達と遊ぶより保護猫いっぱい飼ってる親の知り合いのおばさんの家に行くぐらいネコスキー少年だった笑

その時一番好きだった奴に今のこいつが似てるというのも運命なのかもなぁと。白ベースで面白い髪型してて、どこか哀愁がある情けない男っていう。ちなみに離島出身でしまんちゅだ。メソメソした声が男らしくない、今2歳半だ。

 

そうそう、このスレでゲージが4万と書かれていたのだが個人的にゲージいらない派だ。実際ゲージ使っている人は4割とのこと。結構多いなと思ったぐらいだ。

ゲージ使った方がいいメリットは「猫が安静して落ち着ける」と「避難したときにゲージに慣れていないとストレス」らしい。

 

自分の反論を言うとすれば、猫は単に狭くて落ち着く巣穴のような空間が欲しいだけなので、自分のところの場合だと一人用のこたつがゲージのようになっている。もうずっとそこで寝ていて、冬だと一緒に寝ることもある。結構空気読んでくれるので、自分が一人で寝たいときはこたつの下にいる。逆にこうして自分が起きているときもあっちのタイミングで勝手にどこか行くが、わざわざ追わない。

こたつの高さがちょうど猫の安心感があるらしく、そこに猫用ベッドを置いたり、着ない服とか敷き詰めている。こたつ用の机なのだがもはやこたつとして使っていないみたいな。その下に猫用ベッドをおいて、冬はそこを使うが夏は暑いのかただの服を枕にしている感じだ。

 

災害の避難といってもゲージごと持っていけないし、むしろ猫用キャリーバッグで十分だ。猫は狭いスペース大好きなカタツムリで、むしろ人多い場所でゲージは大きすぎるまである。体育館に猫用ゲージは置けない。これも大げさな極端な話だ。

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ちなみに猫はワンルームであっても、その世界が全てなので人間が勝手に「狭くて可愛そう」と思うのはありがた迷惑である。保護猫は大抵室内飼いが条件なのだが、これは猫にとって悪いことではない。野良猫の寿命の短さを見てもわかるように外は危険が多い。

 

自分は小学校の頃猫の飼い方という本を買ってもらって何冊も読み漁っていたのでこういう知識はわかるのだが、狭い家でかわいそうと勘違いする人は多い。もちろんある程度走るスペースは大事だが。ちょっとここ狭いなと思ったけど何の問題も言われなかったし、今は新居に移り更にスペースが増えてより動きやすくなった。

 

単身の知り合いはゲージ飼いらしい。日中鍵を閉めているかまではわからないけど、暗くて狭くて落ち着くスペースさえ作れればいらないと思うけどなぁ。コメ欄では百均使えば1万でいいもの作れると書いてあったけど。

複数飼う場合は更にいらないのではないか。キャットタワーより階段が好きだし、ただのダンボールが好きなのが猫だ。

猫用ベッド買ったらそれを梱包してたダンボールを気に入るというのはよくある話。猫用ベッドなれるの時間かかって、やっと使ってくれたと思ったら今、使わない冬用の服を枕にしているという。こいつなんやねん、というね笑

 

ゲージは作ったところで使わないとショックだし、あいつらは天井が低いところが好きなのよ。そういう場所があればそれでいい。ゲージ選ぶのであれば閉じ込めることというよりも秘密基地的な自分も入りたいくらいの住心地重視で選ぶべき。一度猫の心理になった自分はそう思う。猫に対する「共感能力」はマジで重要。

もしかしたら犬以上に人間的な共感能力が大事かも知ればいい。ネコ言語わからなくても話す。あいつら意外と人間語を理解するという笑

 

「おい」「なにしとん」「なんや」「なによ〜」「うん?」「あややー」「んーにゃ」「おーおーおーおー」「いいねぇ」「にゃ」「こらこら」が自分の口癖で、叱るときも猫の誤飲とかを防ぐための安全として必要なので積極的に話している。

あと無理に手で触ろうとしないで最初は足で話すとかもテクニックだ。

「おまえなにしとん」はくっきーっぽく言う。「しょうもないなぁ、しょうもないでぇ」とか呆れ気味に叱ったと思えば、単純に「ナハハw」と微笑みかけたりと、猫相手は忙しい。

youtu.be

これも性格次第だけど、日本猫の遺伝子があるのか人間との会話が好きなパターンで、よく鳴き声で応じてくれて、黙るときと話すときのパターンもだいたい読めてくる。こいつらは間違いなく会話をしている。ちなみにジャパニーズボブテイルが会話を良くするのは本当で、尻尾は真っ直ぐだけど混血としてその遺伝子は大体受け継がれている。猫レベルになって会話して遊んで落ち着き合って信頼関係がある。

逆に言えば猫を舐めずに人間扱いできるかどうかだ。あいつらは人間の化身である。普通に奴らは人間だ。人間の性格そのものなのでうまく見極めて付き合うとうまくいく。「猫らしい」じゃなく別に人間でもそういうやついるだろ、という発想の転換だ。逆なのよ、よく考えてみれば猫が人間らしい。

 

このコメ欄にあった「ごく一部の虐待のせいで条件が厳しくなって全体が救われない」というコメントに対して「じゃあお前がそうなったら文句言わないんだな」というやり取りがあった。

 

これはトロッコのジレンマのようなものだ。自分の考えとしてはある程度制限を緩めてでもいいと思っている。どうせ現状の規制を続けても虐待する人は巧妙かつ狡猾にくぐり抜けてやってしまう。

わざわざ引き取るまでもなく、虐待の対象としてまず野良猫がいる。それよりは最低限、身元の証明があればあとは厳罰化で対処すればいいと思うわけだ。野良猫がまず狙われるので、彼らが保護されて引き取られやすいシステム作りが大事だ。

動物虐待の厳罰化さえ実現できればまともな人は引き取りやすくなる、野生ネコも少なくなって自然環境の保全にもなる。いいことづくめだ。

 

動物虐待をする男が多いから、普通の男性が猫を引き取りにくくなる、というのは痴漢する奴がいるから普通の男性まで免罪を警戒しないといけないということと似ている。

といっても人間が残虐な生き物として生存競争に勝ってきた以上これはどうしようもないというのが本音だ、そういうやつは絶対いる。

倫理観の教育をしっかりする、教育の改善、この基礎だ。その次に厳罰化。

 

芸能人が血統種買って叩くのって直接的ではあるけど逆効果だ。

血統種のきれいな猫飼いたいというのもわかる話で全員が猫を救うためにいきているわけじゃない。

むしろ有名人が猫を可愛いと思って、猫を取り巻く現状に関心を持ってもらうことが大事じゃないかと。影響力のある人にまず猫を好きになってもらってそこからいろいろ活動をしてもらうという方向にしないと、現状の過激な動物愛護活動はうまく行かないと思いますよ、と。

 

まぁむずかしいよねぇ、これは倫理哲学の問題だから。

とりあえず猫動画で稼いでいる人たちは全員保護活動に寄付しろ、とは思う。半分どころか1割でいいし、自分もそうする。猫で集客して他も見てもらうというモデルでいいじゃない。でも猫で得た分は猫に使うという文化があれば救われる猫も増えるので、猫の恩返しではなく「猫に恩返し」しろと笑