サッカー選手がろくでもないやつばかりで、所詮下層階級のスポーツだということぐらい海外サッカーファンにとっては常識だ。
そういった醜い部分、時にはめちゃくちゃなところも含めてフットボールを愛している。
ただ人種差別童貞と平和ボケの日本人にとっていささか刺激が強すぎるのも事実だ。この嫌な部分でサッカーが嫌いになるのもわからなくはない。
正直やっぱりサッカーはいい意味で日本人には合っていないし、合うような国になったほうが良くない。サッカーって基本騙しあいや裏のかきあい、どれだけ出し抜いて自分のエゴで勝つというスポーツだ。いや、スポーツという領域を超えた擬似戦争だ。
フィジカルがとかいう以前にメンタル面でお上品な「日本人ちゃん」にはそもそも合っていない。
こんな競技はっきり言ってクソですよ。サッカーが嫌な競技だというのはサッカーファンが一番良くわかっている。ただ同時に最も美しい。良い部分と嫌な部分が両極端なので刺激が強い。お酒や激辛料理のようなものだ。ちなみに自分はそのどちらも好きである。
この競技の醜い部分はまさにお酒で言うところの二日酔いで、何事も負の両面がある。
お酒は悪いものだと思って見るようにサッカーはクソなものだと思って見ている、はっきり言って中毒と同様だ。
ああ言われなくたってわかってる、こんな競技ゴミみたいでくだらない底辺スポーツだってな。ただ時に最高に美しいこともある。人間の善と悪がはっきり映し出される生身の姿がエクスタシーや感嘆を呼ぶ。感情を刺激するのさ、よくもわるくも。だから世界中の選手やサポーターが信じられないことをする。戦争だって信じられない狂気だが人間は時としてそうなってしまう。
ただ戦争に美しさはないが、フットボールには美しさがある。これは本当にあるんだ。人間はここまでなってしまうのかという狂気と感動。
おそらく日本人はプロ野球とラグビーを見ていた昭和のほうが幸福でいられた。五郎丸ブームの時や、自国開催2019年ラグビーワールドカップは素晴らしい大会だった。海外のラグビーファンもいわゆる民度が高い層だ。
ビールがとにかく好きだが節度は守る陽気で紳士なファンで、海外旅行もしなれている層だ。
かたやサッカーはクラブワールドカップで来日したリーベル・プレートのアルゼンチン人サポーター集団はコンビニを荒らして略奪して帰っていった。年収を丸ごと貯めてやっと海外に遠征したとか、仕事をこのためにやめて退職金で途上国から来たみたいな層が多いのだ。だから一世一代のタガが外れる。
数年前、まさに京都や奈良が外国人観光ブームでそこら中に外国人がいた時代にフランス人2人組のしかも結構若い女性と話したのだが、日本の田舎を旅して善良な思いで巡っている子達だった。白人の二人組で、どこがいいかと聞いたらマルセイユがほんとうに田舎でいいところだと言っていた。「シャンゼリゼ」を何度言っても通じず、シャルル・ド・ゴールを尊敬していると言っていたら「すごく古い人を知っている」とわかってくれたいい思い出がある。
そしてその二人が好きなスポーツがまさにラグビーで、南アフリカ倒した話は凄いと言っていた。
フランス人にもこういう人たちはいて、だからデンベレにキレてるのがフランス人だ。インスタでデンベレのアカウントで、かなりフランス人が怒っている。そもそもフランスはイエローベスト運動があったように高給取りには怒ってるし、サッカー選手はその前から貰いすぎだと批判されて課税率もどんどん上がっていった。フランスリーグがトップになれないのは税金高いからいい選手をオイルマネーのパリ・サンジェルマン以外雇えないという事情もある。
元々、近年いわゆる純フランス人(そもそもヨーロッパ大陸の移動で純フランス人はいないが)は、白人比率が高くマナーもいいラグビーを見ていてサッカーには否定的だ。
日本に観光で来るようなフランス人観光客は、余裕のある中流以上の家庭なのでラグビー派率が高い。その女性二人組もこれぞおフランスというぐらい上品だったし、なぜか岡山に行っていたという渋いセンスだ。日本では大都会岡山というネタがあるという、なぜか岡山が都会扱いされている話があると伝えたかったのだが英語力の乏しさで伝わらなかった笑
サッカー選手の名前出すとめっちゃ喜んでくれるのはスペイン人、奴らはガチ。視聴率ランキングで10位圏内がすべてサッカーの試合だった年もあるほどだ。スペイン人のサッカー愛は異常。なんせ普通は庶民のスポーツであるはずのサッカーに「レアル(=ロイヤル)」と王族の公認付きだ。そして政権にも保護されてきた。わりと田舎のクラブまでレアルの称号もらえるくらい大盤振る舞いだ。
逆に日本に来るような中流以上のフランス人はサッカーといわれても、サッカーねぇという感じが多い。だから、今回のデンベレの騒動も「こういう奴らがフランスのイメージさげんの辞めろよ恥さらし」と思っているのではないか。
日本人も同じ日本人に思うじゃない「こういうの辞めてほしいわぁ」っていう日本人の言動。確かベトナムのスタバで客層を批判した現地在住日本人がめっちゃ炎上したけど、ああいうのを見る感じ。
「ベトナムではヘルメットをかぶってスタバで飲んでます」と馬鹿にした意識高い系の奴がベトナムで炎上して、その後日本人もそいつを批判した。
デンベレはまさにその勘違い意識高い系野郎だ。おまえも差別される側で差別解消していかなきゃいけばいのに、なんでお前が差別しとんねんみたいな感覚だ。
日本のホテル使わせてもらっておきながらスタッフを蔑む同胞を恥じるフランス人=ベトナムのスタバ使っておいて客層を蔑む意識高い系日本人を恥じる日本人
野球も日本は強豪国だし、ダルビッシュ有が吊り目されたのはちょっと話題になったけど稀だ。野球で日本人選手や韓国や台湾のアジア人が差別される話はそこまで多くはない。少なくともサッカーよりは圧倒的に少ない。
最近で大谷翔平がスター扱いでメジャーリーグ公式から賛辞を一身に受けている。
ところでアジア人選手が所属クラブで優勝してトロフィーを掲げるとき別の映像にする「あのスポーツ」ときたら・・・
Jリーグのようなレベルの低い場所でプレーしていてパフォーマンスをよく維持できますね、とナチュラルに見下す「サ○カー」という民度最低のスポーツがあるらしい。本国で見下されているからと言ってアジアを見下すことで自尊心を保つクソ競技だ。
ちなみにそのJリーグでプレーする上に大して活躍もしてないフェルマーレンがクリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルに勝利した。
ラグビーはそもそも教育水準、ファンの質が高いエリート競技だし(閉鎖的貴族主義ではあるが)、野球のアメリカは戦前と戦後で2度日本の危機に合っているので良くも悪くも日本に対して認識がある。ロサンゼルスのコリアタウンや戦前からの華僑のようにアジア人もそこそこ多い。
ヨーロッパ、南米、アフリカはそういった認識感覚のレベルでそもそも異なる。
日本人として見ればなんでそんな田舎のヨーロッパに頭下げてスター扱いせにゃならんのだという話だ。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、北京が今の5大都市だろう。まだまだ東京は世界最大のメガロポリスだ。人口と密度という意味では東京圏というのは3000万の中流層があれだけの面積にいる地帯は他にない。意外と中国も発展してるエリアから離れると結構田舎になるのだが東京圏は延々とそれなりの都会が続く。
欧州に移籍したサッカー選手もあまり娯楽がないと言うし、結構田舎っぽい生活をしている。
そもそも経済力と人口で日本より高い国は欧州にはない。一人あたりの労働生産性や労働時間効率等でいえば負けてるし、フランスには軍事力や影響圏という意味では後塵を拝してはいる。客観的評価としてフランス自体は日本より格上の国だが、それでももうヨーロッパは田舎だ。ブランドがあるだけの田舎だ。
たかがたま蹴りが上手いだけの人間をスターとして日本人が頭下げて崇めるのも気分悪いといえば悪いのよ。
やっと、たかがサッカー界で日本人やアジア人がこれだけ見下されていることが明らかになったけど、こんなんある程度海外情勢に全部詳しいサッカーファンは知っていた。
日本ってそこそこインフラ整えてスポーツが生活に根付いてて五輪メダルも多い大国なのに、ヨーロッパどころか南米やアフリカにも頭が上がらないようなサッカーなんてわざわざ仰ぎ見てありがたがる必要もない。
ちょうど雪も降り、かといって降らない地域もあるので夏季五輪も冬季五輪も満遍なく楽しめる。レジャー施設も多い、落ちぶれたとはいえある程度所得はある。なんとまだ世界3位の経済大国だ。
自分がサッカーが好きなのは金で解決できない、大国や先進国ばかりが有利ではないというところだ。人間ってそれだけじゃないよな、謎の国から世界的スターが現れる人間味こそサッカーの魅力だと思っている。
まさに坂の上の雲の世界観というか、明治維新の時の日本を疑似体験しているのがサッカーファンのマゾ的な心境だ。あえて後進性を楽しんでいる。
ド辺境のアジアからこの日本が世界を驚かせてやろうという心理だ。有色人種は全て動物だと思われていた時代に、文明社会である欧米列強になんとか差別されながらも食らいついていって徐々に近代国家として認められるようになっていった明治時代の疑似体験というか。サッカーってまさに軍事の世界なので、力が正義の世界で強くならなきゃ差別され植民地にされるという激動の時代だ。
そのスリルがあるから面白く、人種差別だって戦前や明治時代の頃はもっとキツかったんだろうなと思うのよ。この弱肉強食で残酷な世界の倫理が楽しい。世界史や近現代史好きな人はサッカーがきっと面白いと思うだろう。これが世界の現実だっていう。
アジアってワールドカップで一番優勝から遠い地域で、だからこそ成し遂げたらとワクワクする。欧米列強に有色人種の国家が正規戦で勝ったという日露戦争(判定勝ちであるし、その後の過ちの起点なのだが)、それくらいの衝撃だろう。
当時のビゴーの風刺画とか見てもフランス人やってること今と同じ、本性そのものだと思う。
おごり高ぶったフランスだから日本に来て偉そうにホテルスタッフを使役する。
日本がある程度サッカーで強ければ「弱小国のツアーで来てやった」と思われなかっただろう。残念だが弱いというのはこういうこと。
ネーションズリーグの独占体制といい、欧州人のやり方には辟易するがこれも支配者の論理だ。
このヨーロッパに支配されてて、そこ立ち向かっていく感が、絶妙に面白いのだ笑
確かに野球とラグビー見ていれば昭和の楽しかった頃の日本の世界観で幸せなのだろうけど、それって江戸時代にいつまでもいたいようなものだ。日本が野球=清だけ見ていればいい時代は終わっているし、福沢諭吉も蘭学として学んでいたオランダ=ラグビーは斜陽だ。これからはエゲレスやフランス、ドイツといった列強=サッカーと渡り合っていかなければならない。
明治時代や幕末の日本って結構欧米列強に屈辱的なことをされていて小学校の教科書でもノルマントン号事件、生麦事件、薩英戦争、下関砲台占領、といろいろある。
サッカーも今回のデンベレとグリーズマンのこともだし、数年前のリーベルサポのこともだし、数え切れないぐらいある。イギリスがいろいろ教えてくれたのも同じで天皇杯の銀杯はイギリスから贈られたものだ。戦時中紛失して、戦後復興と平和の理念を伝えて共感されもう一度贈呈してもらった歴史がある。
サッカーの悔しさはサッカー晴らすしかないので、いつかは決勝トーナメントでフランスを叩き潰したい。なんとフランスは現代で最もユダヤ人を差別する国で、ユダヤ人風の格好をして歩くだけで野次が来る。中流以上の上品な教養あるフランス人は本当にいい人が多いが、そういう奴らもいる。松井大輔はナスリが嫌な奴だと言っていた。
もちろん同じアルジェリア系でもジダンのように素晴らしい選手もいるが。ブラジルは憧れという意味で倒したい、決勝トーナメントで。
フランスとアルゼンチンは、認識改めさせるために倒したい。それが自分の心の底の思いだ。ちなみに親善試合ではどちらも勝っているが奴らはワールドカップのノックアウトステージでなければ認めないので、ここで倒さなきゃ列強扱いはされない。カタールでは是非とも激突してほしい。
前述のように一切フランス関係ない、ラグビー南ア戦の勝利に感動したフランス人もいるのよ。だからわかってくれる人は絶対にフランス人にもいる。フランスが悪い国ではないし、彼らは日本はめちゃくちゃ進んでる国という謎の幻想もあるのよ。だから普段上級扱いになれきっている彼らは、高級ホテルなのに意外と粗雑というか庶民の労働者な感じのスタッフが来て手こずってるなと思ったのだろう。海外の一流ホテルに宿泊経験がないのでゲームの接続というサービスがスタンダードかはわからないが。
きっと日本人がフランスめっちゃ綺麗な国だと思ってる逆バージョンだ。ベルサイユのばらのイメージだ。
それでフランス人が無愛想に対応してきたら百年の恋も冷める、みたいな。日本ってすごい技術で解決すると思ったら、普通のおっさんが来てモタモタして、たかがゲームするために長ったらしくやって、ちょっとイライラしてきて、もううぜぇよみたいになったのだろう。スーツ着た上品なスタッフが即座にスマートに対応すれば「日本はさすがサービスが充実している国だ」で終わっていたかもしれない。はよゲームさせろ、とイライラするのはわかる。それを暇だから動画で撮って笑って暇つぶししてやろう、となるのもあり得なくはない。
日本が先進的でめちゃくちゃサービスいい国だと思っていた反動かもしれないけど、意外とアナログで遅れている国だ。自分は外国人がむしろまだ日本をハイテクの国だと思って期待してることが逆に遅れてるなとさえ思った。外国人の日本のイメージ90年代ぐらいで止まってる。だって、日本人だって最近フランス人のワイン消費量が激減してること知らないでしょ笑
そんなもんよ。ベルばら期待してフランスに行くレベルで、グリーズマンやデンベレは日本に来たのかもしれない。まぁ今度のワールドカップで当たろうや、今の日本代表は彼らにとっては悪い意味で予想外だから。