バルサがついに謝罪した。
よく「日本語で日本人にだけひっそり謝ってるだけ」と書かれているけど、英語のオフシャルサイトでも掲載されている。さすがに全アジアから集中砲火食らってるので、日本だけで済ますことはない。
ようやくバルサというか欧州サッカーがアジア人差別も問題だと捉えるようになってきたなと隔世の感がある。
日本のサッカーファンの認識もほんのちょっと前まで「吊り目はイジりだから、悪意はない」と迎合気味だったけど、今は出資者や消費者、支援者の立場として堂々と抗議することができるようになってきた。
同じ海外サッカーファンからみても、このごに及んで頭下げてありがたがってるだけだったり、ただ擁護してたりしてるだけのファンはちょっと異質というか頭弱いんだなと思われるようになった。昔はもっと脳内白人的な意識高い系ファンが多かったけど、今は日本人だ、アジア人だという意識で見ている人が増えた。
三島由紀夫が東大全共闘との討論で「ヨーロッパに行けば結局鏡に黄色い顔が映るんだよ」と言っていたが、どれだけ憧れても東洋人だと言う現実がある。ポカホンタス的な人が賢明に自分は脳内白人だと自尊心取り繕ってもやはり日本人なのだ。
海外サッカー見てるとそれは強く感じるし、だから自分は韓国のバルサファンや海外サッカーファンの方に現地サポより親近感を抱くわけだ。
他のアジア人が差別にあったときは、日本人ももうこれからは他人事でいちゃ恩知らずだ。
もっと世界情勢について認識しないといけないということが日本人もわかっただろうし、白人や黒人もバルセロナが公式で声明出したことで大きく認識を改めそうだ。
日本人にとってあの映像は衝撃的なキツさだっただろう。今までの差別はもっとマイルドなもので、そこまで争うものでもないでしょという反応だったし、他のアジア人は騒ぎ過ぎだと思っていた。
どこか他人事だったり冷笑していたり。
ところで実際に掲載された英語での声明文を見てみよう。
FC Barcelona would like to apologise publicly to all the Club’s fans and partners who feel unhappy about this event from the summer of 2019, a time when the Club’s responsibilities fell to a Board Directors and executive team previous to the current.
直訳すると「"クラブの責任が現在より前に理事会と経営陣に委ねられた2019年の夏にあった出来事"について不快に思われたクラブのファンやパートナーについて公式に謝罪したいと思います。」みたいになる。
内容はまともな謝罪文で再発防止や教育を徹底する、反差別の理念を守ると書かれてある。
FC Barcelona deeply regret the displeasure amongst Japanese and Asian fans and partners of our Club(中略)
日本とアジアのファン、そしてスポンサーの不快感に対してとても遺憾に思います、という内容もあるのでこれは日本人やアジア人に対して謝っていると見ていいだろう。ファンと書かれているだけで日本人やアジア人に全体に謝ってないように見えるかもしれないが自然な表現としてここはファンでいいように思う。
国民に対して謝るという表現は英語ではちょっと不自然なようにも思う。これは考え方や表現の違いだ。
a lack of respect in their attitude towards several employees in the hotelともあるのでホテルスタッフに対して敬意が無かったことにも触れている。
ただ本当にパブリックに謝罪している対象はall the Club’s fans and partnersなので、なぜかバルセロナファンとスポンサーだけではある。
日本とアジアのファンにはdeeply regretで留まっていて、ファンでなくても嫌な思いをしたすべての人々を対象にしているのか。
ただこういうときのfansってもっと広範囲な意味合いのようにも感じるし、あくまで民間の団体だ。国民に対して謝罪となるともっと政治的、外交的な問題だ。
BTSの原爆Tシャツのときも所属事務所は被爆被害者やその遺族に対して謝罪であったし、日本人全体が全員怒っているわけでもなく、表現として国民や人々は広すぎる。
怒ってない人にとっては勝手に謝られてもとなる。
表現のことを言い出したらunhappyとかなっちゃうけど、英文としてはこれで自然だ。よって日本語に訳された文を事細かに論うよりも、これからのバルセロナの行動の内容で判断すべきだ。日本語ネイティブの感覚で日本社会に合わせたような謝罪文を求めても、それは外国からは来ないだろうし、これはアジアも含んだ対象だ。
気になったのは"a time when the Club’s responsibilities fell to a Board Directors and executive team previous to the current"の部分で、この表現がまさにバルトメウの時期のことだ。
後から最後にprevious to the currentって付けるんだという英語の勉強になった。
正直、これに関してはマジでのび太が悪いのでこの表現は許してやってくれ。バルサも被害者なのよむしろ。今のラポルテ会長はとんだ負債が舞い込んできた形だ。
やっと家を片付けて、維持費や処分代、清掃費もかかる状況で前の住民が設備や壁を壊してるのが見つかって更に賠償金が必要になった格好だ。
バルセロナのイメージをリフォームするまで更に時間が必要になった。片付けや掃除だけでなくリフォームまで必要なのかよ、その上いい家具まで売らないといけない、そんな状況だ。
デンベレとグリーズマンがどちらもバルトメウの負の遺産というのがね。
金かかるだけならまだしも、クラブのイメージや市場価値低下、今後のビジネスもしづらい、そして売却もしにくい。
わりと減俸で契約延長も有り得そうだ。再教育して差別について履修させますから、で済まされるかもしれない。
かといって退団させたところでどこかが雇う。
こういった厳罰に関してはFIFAやUEFA、ラ・リーガがどう動くかの問題でこれはバルサの次元では決められない。厳罰を求めたい心理はあるが、不祥事であって刑事上の問題でもないのが難しい。
言ってみれば不祥事があったアイドルのメンバーが謹慎するみたいな話に似ているのではないか。
同じアジア人差別行為では直近のデレ・アリの場合だが、これはイングランドサッカー協会FAが一試合停止、罰金、講習という処分だ。
厳罰食らったのはブラジルワールドカップで噛み付いたスアレスで100試合の出場停止だったはずだ。これはFIFAからの制裁だ。
自分も法律詳しくないのでわからないが、公務員の懲戒免職や減給のようなものとも違う。
バルサとしても対応に困るというか、こういうのはサッカーの世界では協会がやることになっている。
バルサだけが契約解除したところで、他クラブはいい選手がフリーで穫れるわけだ。フリーエージェントは、移籍金かからないので年俸上乗せや減給なしでも雇えてしまう。やはりFIFA、UEFA、ラ・リーガに言うべき案件だ。グリーズマンなんてバルサの自粛で出場停止になろうが契約全うして年俸30億貰うだけだ。
むしろグリーズマンは既に社会的制裁を受けていると言ってもいい。これからスポンサー契約でどんどん稼いで引退後もフランスのスターだったはずが、ずっとレイシスト扱いだ。西洋ブランドもアジアに売らないといけない(欧州人は意外とブランド買わないどころか自国のメーカーを知らない)ので、こういう仕事はなくなる。
デンベレは元々そういう仕事もなく、適当にサッカーでは現役のときに稼ぎたいだけだ。
日本やアジアの世論として落とし所をどこにしてほしいのか、というのがいまいち定まっていないようにも思う。バルサを叩いてどうにでもなる問題でもないし、バルサ応援してるやつは軽蔑すると言われてもバルサファンの立場からしては、いや俺たち被害者だぜと。自分はデンベレとグリーズマンにはもう批判的だし無理に擁護することはしない。エトーやアウベスのように人種差別的野次に逆らったレジェンドもいる。
日頃からバルサに対する恨みがあるからという動機で叩いている方々もいるだろうが、これは欧州サッカー全体でこういった問題にどう対処するかという次元の話だ。いつ自分のクラブからレイシストが現れるかもわからない。
とはいえこれだけ大騒ぎになって、アジア人差別も大幅な損害になるのだと見せしめとしてバルサが生贄になれば少しは改善されるかもしれない。
SNSのフォロワー数でもっとも人気があり、世界最高の選手がいてブランド価値も高いクラブだ。YouTubeの登録者数や収益などいろんな人気指標を合わせるとバルサが1位だ。
影響力としては地球上のスポーツチームとして最大だ。そもそも「クラブ以上の存在」と謳っており、元々政治的イデオロギーと無縁ではないクラブだ。こういうときだけただのスポーツチームですと言うわけにも行かない。何より自分もそういうカラーを愛しているからサポーターであるわけで。
歴史や政治興味なくただ純粋にサッカー見たいという感じのクラブカラーではない。
そういう意味でまさにサッカー界のBTSだ。自分からLGBTとか政治的なことをやって、アーミーの人とかはバンタンの問題意識の高いところがかっこいいとか言うわけよ。
自分としては今回の声明でとりあえず一区切りついたし、バルサはまともな対応したと思った。誠意のない謝罪とか問い詰めていくと、いつまでも謝罪要求するようになる。韓国に謝らずもう2年も経っているクリロナを思えば、まだスパッと謝ったバルサは早い。(ロナウドのケースとは問題の質が大きく異なるが)
デンベレと今夏で契約を終えて、グリーズマンが態度を改めて反省すれば個人的には許せる。
行くところないし、来られても今度は他クラブのサポが困るだろう。Jリーグで禊するとかならまだしも。Jの地獄の夏やACL過酷な環境でドサ回りしろ、と笑
トーレスが辛そうにプレーしてた鳥栖にでも行くか、グリーズマン?
条件として絶対に佐賀に住むこと。マンチェスターすら嫌だと大都市ばかり選ぶグリーズマンには地獄だろう。
Jリーグでプレーして田舎に住んで、日本語でインタビューに答えられるようになるくらいまでさせたら日本人は許すだろう笑
日本語を笑って申し訳なかった、と。どんな言語も学べば良さがわかる。わからないからそう聞こえるのだ。
引退後は外国人タレントとして永住してイニエスタとM-1グランプリ出場目指すまでやれ。
ピクシーみたいに納豆と鮎好きになって、レオ・シルバみたいにハッピーターン漬けになれ。フッキみたいに「Jリーグ無理」は許さんよ笑
天皇杯で日本の大学生に負ける屈辱も経験しろこの野郎。日本にはお前の故郷のフランス料理の一流店が世界トップクラスにあるが、それも禁止な。遊戯王全作字幕無しで見れるようになれよ(駄作もあり)
そこまでやったら永世アンバサダーとして復帰だ。KONAMI社員として東京の満員電車で出勤しろ。
「メッシキモチイ」を言わされたメッシみたいに日本語喋らせられたあと、ロナウドみたいに日本の音楽番組出演の刑な、しかもフルで参加してジャニーズや乃木坂のパフォーマンスを笑顔で見ろよ。タオルも元気で振り回せ。セイン・カミュとダバディを日本語教師としてつけさせてはやる。
これくらいさせないとグリーズマンの腐りきった根性は叩き直されないだろう笑
そして30年後そこにはグリジJAPANが決勝でフランス代表を破りワールドカップを制覇する姿が!
イイハナシダナー
単に厳罰では駄目で、今は更生が大事な時代だ。
"Jリーグドサ回りの刑"が一番日本人サッカーファンが納得して本人も性根改めるいいアイデアじゃないだろうか笑
神戸なんて優しすぎるからそりゃもう鳥栖よ。遊戯王もこいつには贅沢すぎるからはなわとコラボしろ。グリーズマンはキャリアの大半で怪我したことがなく出場しまくってる超丈夫な体質なので、日本の夏もフル出場義務でサボり禁止。イニエスタみたいなVIP待遇一切なしだ。那須チャンネルで高校の練習に強制参加だ。ここまでやってこそ性根を改めるだろう。