elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

中島健人さん、ドラマの役のせいで好感度激減の危機

『彼女はキレイだった』に1話でドハマリしてから今週もしっかり2話を見た。

ベタだけどやっぱり展開がドキドキハラハラで、純粋にエンタメとして面白いねぇ

本当にこの夏一番ハマる

 

ただ、どうやらケンティー演じる宗介がクソキャラ過ぎてネットで不評を得ている模様

 

まだ録画等で見てない人は安心してください、一応子役パートが定期的に挟まれてそれが癒しになっているし、宗介も時々天然で抜けてる描写があるのでそんな怖いドラマではない。

子供時代の太ってて優しかった頃のケンティーが出てくるので、それが絶妙に緊張するシーンで箸休めになっている作りだ。

 

むしろ作中のケンティーの現在が超仕事にストイックで嫌味なエリートっぽくなったからこそ、昔との差がはっきりするし、子供時代と見た目も中身も真逆に育ったというコンセプトなのでこれはこれでいい。

 

myjitsu.jp

そうしてその結果、こういうのはネットのごく一部の反応を大げさに記事にしているだけなのだが、「好感度が落ちそうで心配」という意見もある。

殴りたいとという意見まで笑

 

まずこれはアイドルファンとして戒めるべきことなんだけど、ファンは"過保護"になっちゃいけない。

好感度高い役しかやらないでほしい、という余計な心配をすることで本人の役の幅も狭まり俳優としてのキャリアも進まなくなってしまう。

 

むしろイメージと真逆の役を演じてこそ一流と評価される世界だ。

第一、ジャニーズのメンバーが嫌なキャラを演じたことなんてこれまでいくらでもある。

見たことないけど櫻井翔とか若手時代、表は優等生だけど裏では教師を脅迫するような役みたいなの演じてるらしいしこういうのは登竜門だ。

 

 

これは逆で「好感度高いケンティーだから、このクソキャラ演じても大丈夫」と置き換えられる。

今の時代地上波のドラマ見る層は、日頃からある程度バラエティや地上波の番組見てる層なのである程度中島健人のキャラは知っているだろう。そしてファンだから見るような自分のような層は既にそんなことはわかってみているから問題ない。

 

あと好感度いい役演じる方がいいとも限らず、ドラマの役で好きになったけど本人普段こんなんなん?みたいながっかりパターンもあるし、作中で嫌なキャラだったけど本人はいい人じゃんという場合もある。

 

それどころかジャニーズファンってむしろ「佐藤勝利君に冷徹なサイコパスキャラ演じてほしい」みたいにイメージ壊れるぐらいの役を演じてほしいという層もいて、好感度下がることを心配している層ばかりでもない。

 

自分は宗介のキャラに、ケンティーどはまりしてて、いい役だなと思っているくらいだ。

 

ドラマでキャラが賛否両論あったのといえば自分は『女王の教室』が印象にある。当時の公式ページの感想欄に「こんなドラマ辞めてください」と小さな社会問題になるくらい批判が多かった問題作だ。

あの時は自分が丁度志田未来とかの生徒役と同じ年だったので、ガチで天海祐希が怖かった思い出。

今思えば見るのがキツイドラマは多かったし、今はそこまで見るのがキツイようなドラマはほとんど作られない時代だ。

 

そういう論争があった上で、精神的に見やすいドラマが多くなったし(アニメも同様でいい人しか出てこない作品が増えた)、役のせいで本人まで嫌いになるなんて極端な人は、今は本人の人間性SNSや動画サイトでよくわかる時代なので少なくなっている。

 

女王の教室でもエンディングの時に天海祐希が明るく踊る演出があって、本当の天海さんはそんな人じゃないですよという描写はあった。笑ってはいけないに出て、笑いこらえきれてなかった時の女王の教室天海祐希は可愛すぎた笑

 

更にこの時期番宣で出まくるので役が怖いから本人の好感度下がるなんてことはまず無い。そこまで嫌なキャラはそもそも作られないし、ネット時代、昔みたいにガチで入れ込んで役者と役を同化して見るような人は少なくなっている。

ドラマの見方や視聴者の考え方も当時とは違う。

 

そういう時代だからこそ、感情移入して本気でムカつかれる約を演じれてるというのは、役者冥利に尽きるまである。

ケンティーは思ってるかもね。

「俺も大人の宗介は実際にいたら実際にムカつく。でも、そこまでムカついてもらえるというのは役者として上手くやれてるということなのでありがたい」みたいに。

印象に残らない役の方が本人としては寂しいだろう。

 

原作やネタバレ見ないようにしてるのでこの後どうなるかはわからないけど、ここから近づいていくことはわかりきっているので、今のムカつく宗介があってこそなのよ。だから心配せず見て大丈夫なのよ、逆にそういう心配はお節介にもなりかねないというか、それぞれ自由な視聴スタイルはあるけど、役者としては本気で嫌われるキャラを演じられることが素晴らしいということ。

 

初耳学で山田孝之の役者論に真剣に頷いていた程、役者としての仕事に思い入れがある中島健人なのでファンが好感度だけを考えるってのは逆に役者の深みとしてはマイナスにさえなり得る。27歳になって今までのケンティーらしいドS王子とも違う新しい境地のキャラを演じている挑戦を応援するべきだと自分は思う。