elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

セクゾ10周年に夏のハイドレンジアという神曲がきた奇跡

Sexy Zoneの代表曲と言えば地球はいつも回ってるか、ハローハローメリクリスマス♪という大昔の曲だった。

セクサマは自分は大好きな曲なのだが、アイドルトンチキソングで毎度「馬鹿っぽい歌詞だなぁ笑(褒め言葉)」として聞いている。自分のセクサマ愛が凄いからこそ、この曲いい意味でバカっぽいといつも思っている。

夏にも冬にも使える季節不詳の曲だ。まぁサマーと言ってるだけで曲調は完全にクリスマス仕様だけども。

 

まずここ最近のセクゾのドラマ主題歌についてまず整理してみる。

 

ドロ刑:『カラクリだらけのテンダネス』途中で松島聡が休養、前年に大幅にこれまでのセクゾのイメージから一新したクールな曲調の『ROCK THA TOWN』がある

 

ブラック校則:『麒麟の子』四人体制での最初の曲、髙橋海人と共演

 

未満警察:『RUN』平野紫耀とダブル主演でMazy Nightと意見が分かれる。個人的にはどちらもかっこよくて好きでそれぞれ情景が懐かしい。

 

バベル九朔:『NOT FOUND』菊池風磨が主演、ミステリアスな曲調で謎が多い作品に合っている。

 

だいたい自分がぱっと思い浮かんで実際に見た作品はこんなところだ。ここ数年の代表曲と言ってもいいだろう。セクシーゾーンのメンバーが出演し、ドラマで使用された曲なので音楽番組で披露される数も多く印象にある。もちろん中島健人が言うように、セクゾはCDに含まれるもう一つの曲がいつもいい(タイアップ曲?ぱっと語彙がわからない)、ドラマの個々の出演はもっと多く、映画で使われた曲もあったような気はする。ただ、現状ぱっと思い浮かぶ曲こそリアルな代表曲だと思っているのであえて調べないことにする。

 

そして今年が『夏のハイドレンジア』で『彼女はキレイだった』の挿入歌やエンディングとなっている。

 

素直に言って神曲

前述の4つの曲、全て好きなのだがハイドレンジアは別格と言っても過言ではない。

テレビ初披露の歌番組で見たときは、まだドラマもやっていなかったので普通に聞いてバラードかと思っていたけど、すごい神曲だったんだなと今思う。

 

初夏の歌謡祭歌番組SPで昼ぐらいにやっていて、買い物から帰ってきてギリギリ間に合って見れた思い出がある。今思えばそれがハイドレンジアだったという。ちなみに紫陽花という意味らしい。

 

カラテンも麒麟の子もRUNもわりと早くてクールなメロディで、NOT FOUNDはアップテンポでないもののミステリアスな雰囲気だ。

そもそも全て恋愛ドラマではない。

 

そう考えると王道の恋愛曲は久しぶりだし、過去みたいなアイドルっぽい曲とも違う。もちろんセクシーな曲は過去にいくらでもあるのだが、代表曲と言えるレベルで知名度と人気があり感動する恋愛ソングは初めてに近いかもしれない。

 

セクゾってキラキラおかしなトンチキソングのイメージがあるし、ロックザタウン以降のかっこいい大人路線もまだ定着しているとは言いがたい。

個人的には麒麟の子やRUNみたいなクールな曲もいいし、カラテンも5人が揃っていた時期なので思い入れがある。

 

それこそセクラバの間で有名な神曲はいくらでもある。ただドラマ見て、ファンじゃない人も好きになる曲という意味で『夏のハイドレンジア』はここ数年最大のヒット曲になっている。実際の数値では過去の曲のほうがいいという場合もあるかもしれないけど、反響はかなりいい。

代表曲と言って差し支えないように思う、というか本当に最高だ。いい曲もらったなぁと。セクゾにとって嵐にとってのLove so sweetのような立ち位置になれたらいいなぁと期待している。

 

まずなぜこれほどまでいいかというと、「夏のラブソング」というイメージがはっきりして夏っぽいシーンが随所にある。宗介と愛の夏になりかけの海や水田のシーンが凄く印象にある。

 

ケンティーも「この夏最大のラブストーリーにしたい」みたいなことを気合い入れて言っていたしネット配信上位でコア視聴者層が多いのもポイントが高くいい盛り上がりになっているように思う。この夏かのきれ見ていてよかったぁ笑

 

まずケンティーの恋愛物自体が久しぶりじゃないだろうか。

もしかしてニセコイまで遡るかもしれない。しかもあれは超お笑いラブコメ。何気に今夏ドラマで中条あやみも出演してて、一番ヒットしているという。

 

先週セクゾの『名脇役』の歌詞が樋口の境遇にそっくりすぎて、改めて歌詞読んだらそのもの過ぎてびっくりした。宗介視点では『青い恋人』という考察も合ってこういう盛り上がりも面白い。

 

青い恋人の歌詞っぽいところが原作にあるかわからないけど、このシーンをあえて撮影しようとしたのではないかというぐらい合ってる。雑誌の手紙特集で海に行くのは自分が一番好きな回だ。原作もいつか見たいぐらい本当に好きな作品になった。

 

 

最新話では「樋口くん派」が大きな話題になってトレンド入りもしたらしい。

樋口、切ないけど16年の重みには勝てないよそりゃ笑

当て馬好きも負けヒロインマニアも、主人公とヒロインが完璧すぎてどうぞお幸せにと付け入る隙がないぐらいで、素直に幸福やハッピーエンド祝福して応援したくなる。というかドラマ視聴者用の為の存在が当て馬や負けヒロイン枠である。当て馬という言葉、初めて知ったけど恋愛ドラマではよく使われる言葉で負けヒロインの男版か、と解釈している。

 

むしろ自分はあの時「ごめんなさい」と言って走り出した愛に感動した。

樋口の切なさに自分もこういうことあるなって共感して、愛の誠実さに感動するのが男性視聴者視点

 

「正体気づかずにも今の自分を好きになって選んでくれた」と愛に感動するのがいい女子で、樋口くん派って言ってる人は数ヶ月を選ぶ人でしょ、とか考えていた。樋口の数ヶ月が宗介の16年に勝つ方がおかしい、恋は時間ではないけども笑

確かに最初からダサいジャクソン魅力に気づいてくれてたというのはあるから、どちら選ぶのもそれぞれ一理あるけど。

 

男として樋口視点では「行くな」と思うけど、ここでごめんなさい選ぶ愛はほんといい女子だと思ってみてた。火災に間に合わなかったときといい男の悲哀が共感を誘ういいキャラで、男性視点ではまた別の魅力があるキャラだ。

 

昔の自分も好きで今の自分の魅力にも気づいてくれる宗介と、ダサくなった残念女子の自分の魅力にすぐ気付いてくれてずっと優しくしてくれてた樋口

確かにどっちも良いんだよなぁ。

樋口は梨沙のことも気遣っていいやつなのは間違いない。

 

梨沙にも共感はする。

世の女性に樋口くん派が多いのであれば、自分は梨沙派だ。

「宗介は初恋の人だよ」は愛の言葉を装いつつも理沙の言葉でもあるという二重の台詞というのが切ない。

裏切り行為とどんどん悪い顔になっていくせいで評判悪いけど、これまでの梨沙を思うと彼女もまた切ない。当て馬キャラ好きの女性もいれば、自分のように負けヒロイン好きの男もいる。

ストーリーとしては愛と宗介をずっと応援だけど。

 

でも梨沙はきっと昔の宗介好きになってないから初めからこの二人に資格はない。太っちょでもブサメンでも好きだった愛と、正体にも気づかずにそれでも好きになっていった宗介のストーリーなのよ。そしてそこに夏のハイドレンジアが絶妙にかかるからこそ、いい雰囲気になっている。毎週正座待機で、いよいよ終盤に入ってきて夏の終りも切ないなぁと感じる。このドラマよかったし、ハイドレンジアは代表曲として残って欲しいなぁと切に思う。