今秋自分は2つのドラマを見ている。1つは以前書いたように福原遥主演の『アンラッキーガール』
そして2つ目は相葉雅紀主演の『和田家の男たち』だ。
ここに鬼滅の刃無限列車編を加えて秋の三種の神器となっている。
今年の夏は『彼女はキレイだった』『推しの王子様』『IP〜サイバー捜査班』を見ていたので、ちょうど三本柱が推移した形だ。
なぜこの柱が大事なのかというと、和田家の佐々木蔵之介と、アンラッキーガールの福原遥はIPに親子役として共演していたからである。
IP捜査班も結構好きだったドラマなので、共演ではないけども別々のドラマで再びこのタッグを見られるということが夏から秋の継続ということで楽しみにしている。
再放送である上に遊郭編が待っている鬼滅はさておき、この2つの秋ドラマ、中々ハートフルで自分好みで今から「終わったら寂しいだろうなぁ」と既にロスを覚悟している。
和田家はまだ2話をみたばかり、アンラッキーガールはこの前始まったばかりなのにもう4話終わったというのが寂しい。
そもそもなぜ『和田家の男たち』を見たかというと、『IP〜サイバー捜査班』関連について調べていたら自分のスマホがおすすめ記事を表示してくる仕様なので佐々木蔵之介と相葉雅紀の新ドラマやるというインタビュー記事を見かけたからである。
嵐も相葉君も昔から好きなので、これは久しぶりに嵐のドラマを見ようと思ったわけだ。なにげに嵐活動休止後初の相葉雅紀主演ドラマでもあるので、新しい模索や挑戦も見たかった。
ついでに言えばIPで佐々木蔵之介のかっこよさに目覚めたし、この人実家が酒蔵で毎日どんな日でもお酒を飲むとこれも確か嵐の番組で語っていたので当然お酒好きとしては好感俳優である。
何よりまいんちゃんの"お父さん"ということなので、それはもう実質自分のお父さんでもある、と。
男がこう年を取りたい理想のおっさんみたいなランキングに絶対入ると思う。
実際この和田家でも、かっこいい父役を演じていて、佐々木さん親父役めっちゃ似合うなぁと2作連続楽しませてもらっている。
IPが(勝手に)恋人のお父さん役だとしたら、和田家は自分を相葉雅紀に重ねるので自分の父親みたいな視点で感情移入している自分がいる笑
前作は娘の親父、今作は息子の親父という役柄だ。
ドラマってそうやって妄想で楽しむものじゃないか。
それでこの『和田家の男たち』、結構一つ一つの台詞がいいのよね。設定は主人公の相葉雅紀がコロナで会社が潰れて職を失って、ひょんなことから祖父の邸宅で母の再婚相手である父親と親子男三世代で同居するという内容だ。
そして相葉雅紀ネットニュース記者となるので、三世代ジャーナリスト家系となっていく。
祖父は昭和のガチガチの新聞論説員、父はバリバリのテレビマン、息子は今どきのネットニュースという関係性も面白いと思った。ネットで文章書いている人は相葉雅紀演じる優に共感間違いなし。
ズームで大学の後輩に仕事貰ったという経緯、アルパカ取材が伏線になった1話の内容、そして2話はガツガツしたライフプランナーとのエピソードがあってさっそくキスシーンがあった。
親父と祖父がその女と会ってると思いきや、保険の紹介に付き合ってただけで全て見越していて、息子だけがダサ男として動揺していたという展開は大人のかっこいい男たちとの差が描かれていて、これまた相葉君の役に共感するわけだ。家庭的なキャラであるため特技を生かして刺繍を渡してそういうところが無理と言われる2話のラストも切ない。
このドラマほんといいね、ラストまで視聴決定だ。お酒のつまみも出てきてグルメドラマ要素もあるので超絶自分得の雰囲気
祖父お堅いジャーナリズム論も言ってることは間違ってないし、親父と祖父の間でも世代間の違いがある感じとか実に世相反映していて面白い。
この二人の人生論、仕事論、恋愛論も深いし、もっとこういう台詞やシーンを見たいなと思わせる。
ひょっとしたら2,30代男性が一番このドラマの内容響くかもしれないなぁと。
そんな親父や祖父にちゃんと深い話を聞くことってないじゃない。そもそも大していいこと言ってなかったりするし。もちろんいいことも言ってるけど一般の親父や祖父はそんな所詮自分の延長線上の人間なのでそんな大したことはない。いや、もちろんその普通が凄いというのは分かるけども言うほど一般人の父親や祖父はこんなドラマみたいなかっこいいものじゃない笑
そういう意味で、本来親父や祖父から教わる人生訓みたいなものが疑似体験できるドラマでもある。別に自分の父親や祖父が親ガチャ外れとか悪く言いたいわけではないし学んだことも多いけど、普通はこうなっちゃいけないって例のが多い。それが普通の男ってもんだよ。
この二人も決して完璧な父親と祖父というわけではないけど、この親子男三代の関係性は結構好きだ。男オンリーの珍しい組み合わせで、これは実に面白い。
娘、母、祖母という構成のドラマであれば絶対見てないし興味を抱かないけど、男だとこの内容だからこそ共感する話が多い。まあでも実際の視聴者は女性の方が多そう。
いやぁ、このドラマ男にこそ響くと思うけどなぁ、と思うね笑
上の2つ世代がかっこよくで、その世代にも人間らしさがあって自分の世代にも共感できて人生学ぶドラマと言えるかもしれない。
そして大きなストーリーとして母親の過去という謎がある。
そこを楽しみにしつつ、1話ごとに描かれる人生論というか男の人生の悲哀や物語が一人酒飲みながらの一時にちょうどいい。
きっと設定的にも共感できる櫻井は相葉さんのドラマいいね〜と思いながらちびちび酒飲んで本人に感想メッセージ送ってると思う。