こんなどうしようもない中堅クラブに残っていたら一人で全てを背負って、メッシシステムのせいでバルサは機能不全に陥っているとあらぬ風評被害を受けていただろう。
これからタイトルとは無縁でついにメッシもオワコン化したと言われ続けていてクレからさえも停滞の主犯だとみなされていたかもしれない。
今バルサはつらい時期だがそれでもメッシがパリで幸せであればそれで十分だ。
毎週メッシVSクリロナの争いも楽しめるし今はそれが小さいけど確かな幸せである。
バルサは一生懸命シャビのもとでここから立て直していく。その地道な作業に付き合わせるわけにはいかないし、「ただでさえバルサ専用だったのにバルサですら通用しなくなった」と奴らがここぞとばかりに石を投げていたに違いない。
それにメッシが出て深刻な問題がやっとわかった。
メッシにボールを集めて点を取らせようとするから駄目なのではなく、メッシが超絶ゴールでなんとかしないと行けないほどガタガタだった。本来怪我で離脱中に垣間見える事だったが、問題を先送りにしてしまっていた。
メッシがいればあと数年はその欠陥問題を隠すことができたが、それは悪しき延命でしかなかっただろう。
ただそんなことより、まずはメッシに迷惑をこれ以上かけずに済んだという安堵が大きい。
最初宿敵PSGは嫌いでしかなかったが、今はもうただメッシが楽しくサッカーできていることがありがたい。今はまだ適応の最中にあるがそれでもバルセロナに居続けるよりは数倍マシだ。
メッシがバルサでプレーをするのは自分のFIFAの世界だけでいい。今でも移籍させずそのままにしていおり、そこで楽しくプレーしている。