体を張るユーチューバーみたいなことをするつもりは無いのだけれど、肉に関してちょっと体を張ってみた。
それは「焼肉用の肉は炙れば生焼けでも食べられる説」の検証だ。
そもそも焼肉屋で提供されるユッケは表面を1cm以上を加熱みたいな厳格な基準があり、よってコストも上がる。しかもこれは幼児、妊婦、高齢者のための体が弱い方の為のやりすぎた基準だ。
ある程度、免疫力があって過去に肉や魚の生食経験があり、表面さえケアすればそこまで警戒する危険性はない。
ここで自分は「安くもっと手軽に牛肉の生食を味わいたい」と美食本能が働いた。
ユッケや馬刺しをもっと手軽に食べたい、と。
そして以前の記事でモモ肉を食べたのだが、やや脂身もあり旨いことには美味いがくどさも感じた。刺身で言えばブリのようなもので脂感とても美味しいがこってりも来る。
そしてより赤身っぽいものを選んだのが国産カイノミとカナダ産サガリだ。
ショッピングモール内にある精肉店で選び、後から調べたらカイノミはカルビの中では脂肪分が薄めで赤身とカルビの中間のような味とのこと。
そしてサガリは内蔵肉に近い部分だ。
まずバーナーで炙って見るとやはり国産は赤い色が維持される。そしてカナダ産は時間経過で痛み黒くなる。
しかし食べてみるとカナダ産はわりといける。もちろん、国産のカイノミはもっと美味しかったし赤身が鮮やかだ。精肉店で焼肉人気部位と勧められていて注文したのだがカイノミとサガリ、どちらも炙る程度にしてあとは冷やして馬刺し用のタレでいただいた。
・カイノミ=カルビの中では脂身が少ない希少人気部位
・サガリ=内蔵肉
バーナーで炙るだけでもわりと食える。
タレは生姜を入れた馬刺し用甘ダレを使うか、あとは焼肉のたれとワサビ、みりん、しょうゆ、砂糖を合わせたオリジナルたれを作った。生肉には生姜やにんにくなど薬味が合うし、ネギやカイワレを合わすといい。
西洋風で言えばローストビーフにホースラディッシュを合わせるようなものだと思えばいい。なんせ炙りはしているのだから。
まあカナダ産であればその分、国産だけをもっと注文すれば良かったという印象だ。そもそも精肉店の量り売りで買うのが何年も前に買って以来なので久々だ。
150グラムと100グラムずつ頼めば晩酌というより夕食として楽しめた。余れば翌日焼けばいいだけなので、こういう買い方もありだ。
ちなみにお酒は市販の缶ジントニックを選んだ。焼肉屋でジンを置いているところは中々無いが、爽やかな味が牛肉ととても合う。このチョイスが出来るのも自宅飲みの良さだ。