elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

自宅で作れるほぼ刺身な牛たたき

和牛の刺身などは滅多に食べない高級料理と思いきや案外近場のスーパーや精肉店の品で作ることができる。

ただスーパーより精肉店が質もよく安く、更にベストな保存法で寝かせていたものを切り出してくれるので状態がいい。

原理はステーキのレアやしゃぶしゃぶと同じで火を通しきらずとも中身が生で食べられるのと同じだ。

ユッケなども表面を削ぎ落とすがこれを炙るか茹でるかにすれば無駄にならずに済むという算段だ。ちなみに部位はユッケの定番と同じくモモ肉だ。カルビと赤みの中間のような程よいバランスが絶妙。

 

自分の場合は最初はバーナーで炙っていたが意外とガス缶の消費が早い上に高いのでしゃぶしゃぶ方式でトングでブロック肉を掴み、表面だけを茹でる形式にした。これを即座に氷水を入れたボウルに移して再び冷蔵庫に寝かせておく。

バーナーだとどうしても完全に炙りきれていない部分もミリ単位とはいえ生じるが煮沸だと完全に表面を処理できるというのもある。

ボウルは事前に水を入れておきこれを冷蔵庫で先に冷やしておくとより冷たくできる。温い水道水にいきなり氷をいれるとかなり溶けるのが早いからだ。ちなみに切ったあと断面図が赤黒いが盛り付けて酸素に触れれば鮮やかな赤さは戻る。

 

そして自分がこの牛たたきを更に進化させるために導入したのがエキゾチック系の調味料が売っている店で手に入れた九州産の甘口醤油だ。

馬刺しのタレなどはすぐ使い切るが甘口醤油は安くて量もある。問題は九州以外だと専門店や通販でしか手に入らない。

 

このアイデアを気付いたのは居酒屋番組で鹿児島料理屋が登場した時にやはり鳥刺しには九州の甘い醤油が良いと語っていたからである。

そしてチューブではなく生生姜を擦り下ろす。これだけで香りが全然違う。ついに自分は色のこだわりのあまりショウガを擦り下ろす人間になってしまった笑

ワサビは高いのとあまり売ってないがしょうがは安くてどこにでもあるのを擦るだけで劇的に旨い。

 

冷蔵庫で大事な肉を冷やしている時間についでにタレを作れるというわけである。アレンジで刻みネギも加えて、スライス玉ねぎも仕立てる。あとは店に出す商品でもないので食べやすいサイズに適当に切れば完成。

 

正直、自宅のプレートでやる焼き肉より準備や後片付けも簡単で、焼く作業も無く生に近いアジを楽しめるので余程、いい肉であれば堪能できる。

自宅焼き肉はテレビや動画を見ながらだと焼く音がうるさくて聞こえにくいのと、部屋が油っぽくなってにおいがつくということも避けられる。安売りの肉を複数いろんな種類ガッツリ食べるのであればプレート焼き肉だが、いい肉を用意するのであればタタキがいい。

 

お酒は甘口のタレに合わせて、冷凍庫でキンキンに冷やしておいた鏡月のアセロラ味から始めて芋焼酎に以降する。

そして主役の牛たたきという名のほぼ牛刺しは食べてみて言うまでもなく最高の味だ。正直、100gグラム600円、この量だと1000円ほどで高級焼肉屋のユッケぐらい余裕で超える食べ応えと旨さがある。生卵は要らない、生肉と合わせると当たるリスクもあるし生姜が入った九州しょうゆが最高のパートナーだ。九州醤油のステマなんかと言われてもおかしくないぐらい美味。鳥刺しや馬刺しのタレとかわざわざ割高でいらなかったんだなと。九州しょうゆとすりおろし生姜でお店のタレが再現できる。

 

馬刺しの専門店も行ったことあるが余裕で超えているし、市販の馬肉はほぼ海外産で和牛の甘さには敵わない。国産馬を使っている専門店は当然高いし酒代もかかってくる。

影のマンオブザマッチはスライスオニオンだ。和牛自体の甘味と九州しょうゆの甘みを、玉ねぎが刺激で中和してくれるので時折挟みながら味覚に波をつけると楽しめるのと身体にも良い。

高級焼肉屋は年に1度くらいどころか自分の場合数年前になるがこちらは週一でできる高級店のクオリティ。リスキーな調理法ゆえに安易におすすめはできないが自己責任であれば抜群のコスパだ。