ドイツがついに中国を見捨てた!? 激変したメディア報道が伝える独中「蜜月時代の終焉」という記事を読んだがおもしろかった。
まず衝撃だったのがドイツは相当中国に媚を売っていたという事
話には聞いていたがこれほどだったとは。
確かに現代ではアジアで中国を重視するのは輸出で生き抜くドイツにとっては重要だった。
ドイツとしては日本は輸出品のかぶるライバルだから今の時代には協調する必要もない。むしろ強豪相手、敵ともいえる。
テクノロジー、輸出、先進性、協力するよりもライバルになるのは必然。
お互いの利益にとって邪魔なのだ。
まして第二次世界大戦の頃の同盟国となると、ナチス時代の象徴なのかもしれない。
あの同盟もハブられたもの同士仕方なくくっついた感はある。
それ以前に第一次大戦では敵国だった。
独逸は常に合理的な判断をする国だ。
お人よしであり情で判断する日本人の考えとは根本的に異なる。
ドイツは日本の味方でもなんでもない。
そもそも第二次世界大戦でも中国支援しまくってた過去がある
(もっとさかのぼれば三国干渉をしてきたのもドイツ)
そのくせ心の底ではアジア人を見下しているという奴ら
個人的に日本におけるドイツ礼賛志向は明治、昭和の負の遺産だと思う。
もうドイツに憧れる時代ではなくなったと考える必要があるのではないだろうか。
ドイツと付き合ったのは一回である。その一回、しかも失敗した手痛い一回
これに対して変に友情を感じるべきじゃない。
むしろドイツとは組まない方がいい、あいつらはヤバイ奴ら、そういう教訓にすべきではないだろうか。
そんな歴史的に友情があるわけじゃない。一時期の狂った時期に血迷ってお互いに頼っただけ。
そんな深い絆があるわけでもなんでもない。
そもそもドイツ人というのは第二次世界大戦の問題に関して自分たちが悪いというふりをしているが実は心の底では反省していない。
「あれはナチスという狂気の政党が悪い」というスタンスをとっている。
ドイツ国民は騙された被害者だという立場。
更に歴史問題で日本は反省していない!と批判することで批判の矛先を変えようとしている。
自分たちはこんなに反省している、それなのに日本は反省していないじゃないか、あいつらのほうが悪質だ!なんで俺たちばかり責められるんだ!というスタンス
歴史問題で同じように批判され苦しみを味わう立場であり、国力が高いにもかかわらず大戦のせいで常任理事国になかなか入れてもらえない。
そういう立場を共有しているにもかかわらずドイツは日本を批判してばかりきた。
日本で反独のような報道をすることはない。
むしろ日本サッカーメディアのブンデスリーガへの礼賛、日本アニメのドイツ優遇、日本メディアのドイツ=環境先進国というイメージ作り
明治時代からほとんどの時間日本はドイツに好意的だ。
戦後もそれは変わらない。
ほとんどの時間ドイツの味方を続けてきたにもかかわらずドイツは日本を裏切るし反日報道をする。
結局ナチュラルにアジア人を見下しているドイツにとってはアジアは金になるかならないか、自分たちにとって得になるかならないかのドライな対象でしかない。
心の底からドイツに憧れている日本人と違って、ドイツ人にとってはただその場の合理的判断
悲しいがこれは現実であり情けない片思いに近い。
独逸への憧憬は断ち切るべきだろう。ドイツ人というのはそういう人たちだ。
イギリスも大概だがドイツに比べればマシ
勿論完全に日本の味方というわけではないが、フランスに至ってはもっとマシである。
幻想を抱くべきではないが、(英独に比べると)フランスは日本に好意的で中国に懐疑的な姿勢を持っている。
ドイツ→一瞬仲が良かっただけで本当はやばい
イギリス→近寄りすぎても利用されるし、離れすぎると裏で根回しされるので敵にするのはヤバイ。よく日本やアジアを見下しているという人がいるが、基本自分らが一番なのでどこに対しても見下している。むしろイギリス人が見下していない国の方が珍しい。
フランス→そんな絶賛するほどでもないし幻滅する部分も多いが実は結構いい奴ら
イタリア→それほど経済力も国力もないし、上の3国と比べると発展してない&普段ヨーロッパで軽んじられてるから反動でアジア人を見下す傾向がある。
これは完全に主観だし実際に行ったことがあるわけじゃないけど、いろいろヨーロッパに関する情報を見てると欧州のG8加盟国では一番フランスがマシと個人的には思う。
あとなんだかんだ言ってアメリカは日本への理解度が高い。
ドイツやイギリスに比べればマシ
国際関係というのは難しいもので、完全に日本の味方という国はなかなかない。
台湾ですら領海や漁業権の問題では対立する。
どこも結局は自分本位で他国のためにとは思ってない
その中でもどのくらい自分たち都合が合うのか、どの部分がメリットでどの部分がデメリットなのかということを考えていかなくてはいけない。
完全に親友、心の底から分かり合える仲間なんて存在しない、そのなかで誰が一番マシなのかというのを選んでいかなくちゃいけない。
幻想はない、どいつもこいつも悪い奴らだけどその中でもまぁマシな奴はいるし、付き合っておくとメリットがある奴もいる。
少し話が飛躍したが、改めてこの記事の内容
>私がドイツの報道の中立さに疑問を持ったのは、常日頃の日本についての否定的な報道にもよるが、同時に、中国についてのあまりにもバラ色の報道のせいもあった。ドイツの報道は、ある一定の分野においてはかなり偏向していると思う。
ドイツ在住の人が肌で感じるドイツの偏向報道
輸出で生きなきゃいけないドイツにとって中国は昔からの輸出先
金になるので味方してきたというのが実態かもしれない
>そのあとは続々と、中国の経済停滞、汚職、シャドーバンク、環境破壊などが報道され始めた。批判的報道は、北京の大気汚染で頂点に達した。同じ頃、インドのデリーも、同様か、もっとひどい大気汚染に悩まされていたが、その報道はほとんどなかった。
物凄い簡単に言えば今までは金になってたから中国の味方だったけど、最近中国経済がヤバくなってきたのでそろそろ見限る算段をし始めてる
この計算こそドイツ人の思考
>ドイツ経済は日本のように内需が大きくなく、輸出に多くを頼っている。日本の輸出依存率はGDPのわずか1割強に過ぎないが、ドイツは3割以上。しかも中国依存が強く、中国が、フランス、アメリカ、イギリスについで4番目の輸出相手国だ(日本の対中輸出はGDP比で3%にも達していない)。
これはかなり重要な文
この前提を理解しなければ始まらないだろう
ドイツ経済は日本経済の3倍輸出に頼っている
日本はそれほど中国に輸出してない事
>しかし、考えてみれば、あれだけ中国に入れあげていたドイツが、ポーランドを反民主主義だと攻撃するのは矛盾している。
なお中国を絶賛していた模様
>ついでに言わせて貰えば、ドイツでは反日報道も甚だしく多い。
ドイツ「日本は不敗国家、同盟国として最高や!」
なお最近は反日報道に熱心な模様
ドイツ「ワーマール憲法で平和国家めざします」→「やっぱイギリス、フランスむかつくわ!」→「EUの一員としてがんばります」→「EUの支配者は俺らやで」
ドイツ「移民労働者が経済発展を支える!」→「多文化主義は失敗」→「refugees welcome」→「なんやこいつらやっぱいらんやんけ!」
日本人はそろそろドイツ人に対する認識を改めなければならない
日本人のドイツ人像は実態とはかなり異なる。
ドイツ人はイギリス人並みに二枚舌なのではないか
真面目で実直というイメージを改めるべきなのかもしれない。
手のひらクルーばっかりしているのがドイツである。
難民移民問題での右往左往っぷりはもはや何が何だかわからない。
フォルクスワーゲン問題でもまさかあそこまで大々的に嘘をついていたとは思わなかった。
日本人は明治時代から続く憧憬意識によってドイツ人を判断している。
しかしその憧れがドイツへの認識を狂わせている。
欧州に日本のような国があるのではないか、日本の理解者がいるのではないか、日本が目指すべき理想国家があるのではないかという希望的観測
日本におけるドイツはそういった感情によって歪まされ続けてきた。
この明治時代から続く伝統を終わらせるべきなのかもしれない。
もはやドイツに憧れるという悪しき伝統から脱却すべきである。
ドイツがお手本になった時期は終わった。
その時の価値観から抜け出すべき時なのかもしれない。