このたび私、世界ランカーになりました。
パチパチパチパチ〜!(セルフ拍手)
嘘ではありませんよ
自分はゲームの世界で本当に世界のオンラインランキングに載りました。
今回ガチで世界ランクに載ったゲームは世界で最も売れている人気ゲームの一つである、EAのFIFAというサッカーを題材にしたスポーツゲームだ。
このFIFAというゲームには、いわゆるミニゲームのようなモードとして「スキルゲーム」という機能が存在する。このスキルゲームというのは、サッカーに必要な能力をそれぞれ重点的に強化するためにある。
例えばシュート、ドリブル、パス、ディフェンス、セーブという大体受験で言う5教科のようなものだ。
更にその主要教科も細部に別れていて、シュートだと単純にゴールを狙うモードから様々な壁を超えて打ったり、相手ディフェンスを避けて打つようなモードまでいろいろと実践に即している。
このモードはというとどんなにうまい人でも自分の技術を見直すために一人トレーニングとして使うことが多い。
いわゆる「自主連」というわけだ。
このスキルモードはワンセット数十秒から多くて数分となっていて気軽に楽しめる。勝敗というよりも自分のスコア更新を楽しむモードである。
例えば現実のサッカーで言うバー当てのようなもので、本田圭佑が日が暮れるまでプロフェッショナルの流儀で披露していたシーンが有名だ。結局のところプロも地味な練習をしているわけだ。
この機能、何が面白いかといえばオンラインに繋げば自分の立ち位置がわかるということである。全世界中のユーザー上位100人が掲載される仕組みとなっており、そのスキルゲームごとに競うことができる。
そして自分はついにそのランキングに載ったわけである。
正確に言えば守備部門では自分は数ヶ月前に上位に入っている。そしてその記録は未だ上位から陥落していない。
ただどうしてもディフェンスはニッチなジャンルであり、シュートという一番のメインのジャンルでランク入りしたいと自分は練習していた。というのも、自分のシュートが酷すぎて改めて練習が必要だと感じたからだ。あまりにも簡単な場面で外しすぎて我ながら呆れて地獄の自主練合宿敢行中である。
結論から言うと、100位内にギリギリ滑り込むどころか、かなり上位に入った。
自分でも「これゴール当たりすぎだろ、ランク確実に決まったな」と確信したレベルだった。
ただ前述のようにシュート練習と言っても普通のシュート、応用のシュート、フリーキック、ペナルティキックと4種類あり、更にそれぞれ「ブロンズ、シルバー、ゴールド、チャレンジ」と細分化している。
つまりシュート練習だけで計16種類ある。
自分が今回世界ランク入りしたのはこの中のたった一つだ。
またFIFAといってもNintendo Switch版で、プレステ版やPC版に比べれば人口は少ない。わざわざこのスキルゲームを熱心にプレーしている人ばかりではないし、更にそれぞれ別れている。シュートは得意だからパスの練習しかしないという人もいるし、そもそもオンラインにつないでない人もいる。
ただ、それでも「世界と戦っている感」のようなものはある。
スイッチ版のFIFAの国籍分別をランキングからみてみると意外な統計が取れて面白い。
まず意外とSwitch版FIFAを外国人はプレーしている。
Switch版FIFAはレガシー版といって実は最新作からいくつかの機能を削除した前作のようなものなのだが、自分のように携帯機でできるメリットを重視したり、単純にニンテンドースイッチを持っているからという理由で選ぶユーザーも一定数存在する。そのため当然ながらオンライン機能も利用できる
様々なランキングを調べた自分の体感上、確かに日本人は多い。ただそれ以上に一番多いのはなんとフランス人だ。
日本人VSフランス人で覇権争いをしているといっても過言ではない。
まあ自分も含めて日本人が多いのは想定内として、フランス人がおそらく最大勢力だというくらい上位の常連だ。
そして次にイタリア人が多い。
カルチョは廃れていなかった!やっぱイタリア人はサッカー大好きで安心した笑
そして次のティアー帯にドイツ人、イギリス人、スペイン人が来て、その後アメリカ人、メキシコ人、そして韓国人がチラホラいるというイメージだ。
チュニジア、チリ、モロッコ、ポーランド、スイスなども見かけるのでワールドワイドだ。逆に南米とアフリカは殆ど見かけないのでスイッチ普及率のデータとしても面白い。
フランス人の皆さん、というかヨーロッパの皆さん、日本製ゲーム機であるニンテンドーSwitchご購入ありがとうございまーす🤗
自分としても本場ヨーロッパ、そして世界のの連中と競いあえて、「サッカーしてる感」あって嬉しいわ、ほんとに笑
やっぱこうして国旗見えるのはわかりやすくて楽しい。
同じ日本人ユーザーも、ハンドルネーム面白くて楽しませてもらっている。
Switch版の日本人FIFAプレイヤー、愉快な方が多いね笑
「自分、あのモードに乗ってる〜なんですよ」なんて話で盛り上がったら楽しそうだ。実際かなり多くの日本人がランクインしているにも関わらず、ネットで公言している人は少ない。
ちなみに自分はシュートとディフェンス載っている二冠王だし、そもそもパスでもネットにつないでなかった時代の記録だと実質ランクインの数値を叩き出している(=それ以降その自己ベストを更新できていないだけ笑)
まあとにかく、自分は現役で世界ランカーですよ。
そこらのヨーロッパの奴を抑えて、日本人に限ってで言えば(一部の能力で)一桁の実力だ。
これまで自分はあまりにも惨めに外しすぎてシュート苦手だとふさぎ込んで自身をなくしていたけど、この通り世界上位のストライカーですから、残念!(ギター侍)
これから自分のことを呼ぶときはできれば頭文字に「ワールドクラス」と敬称をつけて欲しいものですよ、ほんまに。フランス人やらスペイン人やら、ドイツ人やらを超えて日本人としての意地を世界に発信していると。
一応バルサ所属で何度も日本代表を救ってきた国民的英雄という設定だ笑
「俺シュート上手いし才能あるし世界ランカーだし」という自身を手に入れた無双状態に自分はいる。
自信ないから外すんですよ。言いたいのはここ。
やってみればわかる、どれだけ人間は基礎的なミスに弱いかと。
それを超越して打倒するのはメンタルであり、習慣なんですね。
しかし、記録のみに目が眩んではいけない。
例えば普段は外し過ぎだがハットトリックを数試合に一度する爆発力のある派手なストライカーと、毎試合ほとんど一点は地味に取るフォワードがいたとする。
実際チームに利益をもたらすのは後者だ。
こういう練習だけで最高スコアを叩き出すことだけを目標にしていてはいけない。
どちらかというと毎回B判定を確実に出すことの方が重要だ。
自分の中で及第点を設定する。そしてしっかりそのスコアでも喜んで楽しむ。
A判定や更に超えて記録に残るスコアを出してもそれがまぐれだと意味がない。
またそういうスコアというのは滅多に出ないので、やってて成長を感じられずがっかりすることが多い。
こういうとき考えることはしっかりB判定を出せているかということだ。
実戦で必要なのはゴラッソを決めることではない。
プロの選手に限らず自分自身の試合を見ても、簡単なゴールを外していることが多いし、得点王のゴールシーンを見ると地味なゴールでミスせずに稼いでいる。
今の自分以上のスペシャルなゴールの奇跡にかけるより、今持っている実力を毎度安定して出し切ること。
そしてその繰り返しが確実になってから、次のレベルが見えてくる。
人間は一気に成長しない。
最高記録の更新は一度外に置いておく。
大事なことは安定していて毎度毎度絶対にほどよい成績以上を出すこと。
そうするとゴールは増え自信がついて、次のレベルのゴールも決められるようになる。ゴールは密接にメンタルと関係している。純粋な技術だけではたどり着けない領域がある。
実戦で最高記録の点数なんて役に立たない。
自分は世界ランカーだとたかがスキルゲームでイキっているが、本当はそうじゃない。偶然出た絶好調の記録であって、もう少し点数低くてもそれを毎回下回らないことの方が大事だ。
最高記録が出ないときの練習はつまらないし、人間どうしても記録更新が一番嬉しい。
でも、自分のベターな記録を3連続で安定して出した、というのもまた記録なんですよ。
そこに達成を見いだせるか、そしてその無限の繰り返しの先にだけブレイクスルーという境地がある。
そう思ってますねぇ