今の時期、赤貝が小ぶりだけども逆にこれが食べやすいことに気付いた。ワンパックが150円もしないので、これを3,4パックぐらい買うと相当満足な量になる。
赤貝だけにグレープフルーツ酎ハイのルビーで色を合わせてみた。
赤貝美味しいんだけど、これまで高いから大きいものを買ってももったいなくて噛みちぎる感じで自分は食べていた。味も濃厚なのでちびちび食べて飲むスタイルだ。
ただ最初からこれくらい小さいとちょうど酒飲みには合うひとくちサイズで、心なしか安いようにも思う(グラム単位の計測だとしたら値段は同じかもしれないが)
小さいの避けてたけど、よく考えれば自分大きいのは貧乏性のケチだからどうせ噛みちぎってちょっとずつ食べてたし、数パック買えばいいだけじゃんと単純な事に気付いた。
どうよ、居酒屋で420円で赤貝がこの量はあり得ないでしょ。居酒屋であれば3倍近くするだろう、この量だと。いい感じの入れ物にして、大根と海藻でかさ増しされやがるしほんと笑
自分は海鮮居酒屋にいくと赤貝があれば絶対頼むし、貝系列全般好きでもはやラッコである。
それで結局好きすぎて2日連続赤貝祭りにしてしまった。
420円で赤貝がこの敷き詰められた量になるからね。
ビッグマック(390円)+30円だと思えば、相当破格よね。自分はなぜかビッグマックの満足感と値段が自分の食に対する基準になっている。ビッグマック指数という物価を表す有名経済用語があるけど、それを日常版で自分は使っているわけだ。
ビッグマックなんてドカ食いしてすぐ終わりでめちゃくちゃ食欲ある時限定で美味いけど、おじさんはゆっくりお酒飲みながらじっくり過ごすのがいいのよ。ハンバーガーなんて大きくても10数分くらいしか持たないけど、こういうお酒のつまみは一時間持つし、刺し身の場合途中で小腹満たせたらまた冷蔵庫に入れるのでもっと持つ。
他にもバーガーやナゲットいくつかいるしそれはツマミでもう一つ刺し身買おうかなと言うのと同じ(今日の場合はパックの割引安ハマチ)、ジュースと酎ハイの値段なんて同じような物だ。そう思うとバーガーは結構高級食だ。逆に言えば、酒のつまみは結構安いという謎理論
しかも半分がただのパンのバーガーと違って、こういう刺身は栄養の塊だ。
ちなみに一枚目はしじみの佃煮がセットで貝祭りにしたけど、ちょっと味が強すぎてこれはご飯で食べるものだった。日本酒とかのあてに本当にちびちびだったらいいかもしれないけど。
何気に二日酔い対策としても悪くない。
それで前日大幅に余ったので今日はこの濃い味付けと水分のをなんとかしようと茹でてみることにした。水分もなく固まっていたというのもある。茹でることで溶け出した味付けを飛ばして汁の部分だけ少し捨てて薄くしたら、ちょうどお酒のつまみに最高なものに進化した。カチコチだったのが水分投入でやっと貝類っぽさが戻って、ちょっと温かい汁物(ごく僅かなスープっぽく)に転生してくれた。
この戦法、安い佃煮系をつまみにするときこれから結構使えそうだ。佃煮系ってあれめっちゃ味濃いよね。ああいうのって米前提の味付けだけど酒飲みは米はいらんのよ。何なら最近寿司さえいらんくなってるねほんと、しゃりいらず刺身でいいわっていう。
「お米が欲しい〜」みたいな日本の食レポでありがちなあのノリ、なぜか自分嫌いないのよ笑
いらねぇんだよ、米なんて。糖質制限してるOLじゃないけど。そんな米かいな、日本人みたいな。
丼ものとかもそうだけど日本人は米に騙されてんだ!(焼肉で米頼むタイプを批判する酒クズ特有の発想)
意外とその佃煮アレンジが気に入って、これミョウガ、ネギ、玉ねぎあたりを加えて煮込むと濃かった味が分散されてかさ増しもできて健康にもいいツマミになりそう。このあとオシャレな小皿にでも入れれば割引激安佃煮が一気に居酒屋メニューに進化よ。
何ということでしょう、あれだけ濃くて硬かった佃煮がこんな美味しいつまみに劇的ビフォーアフター
世のお父さんは大量の焼きそば作り置きよりこういうのが欲しいんだよぉ、世の奥さん達さぁ(最近テレビで話題になって世の既婚女性がめっちゃキレてたネタ)
まぁあれはこういう感じで簡単だからおっさんが自分でやれって話なんだけどね笑
男なんて適当に酒に合う手抜きメニューを惣菜転用で作って、刺身を皿に盛り付け直すだけ(切る手間あれば更に最高)で喜ぶ生き物なんだから。
お酒におけるDIYというかリフォームである。
今日の赤貝なんて割り箸で移しただけだからガチ楽で高級メニュー化よ。昔はパックで直接食べてたけど陶器の皿は冷えやすいし雰囲気もいいしこの一手間で居酒屋気分、ほんとに倍以上の価値になるね。
そして酎ハイや焼酎はちゃんとタンブラーに入れて氷で冷やすことをお忘れなく。ヌルいとただただダレる晩酌になりますので。